「盾の勇者〜」の本編完結回(378話)まで読了。
あらすじからもっと暗くて重い復讐物的な雰囲気のお話かとおもっていたんだけど、序盤でラフタリアという支えを得てからはわりとシリアスな展開も多いけど基本的には重くなりすぎずに物語が進む感じ。
呼び出された勇者たちが似ているようでそれぞれ微妙に違う世界から召喚されていて、それが中盤のキモになっていくのが面白い。与えられた勇者の武器を真に強化するためには仲間を信じることが重要で、それを真っ先に仲間に裏切られた主人公の尚文が実践していくのが印象的でした。最終的に、とことん「仲間を信じることが力になる」というお話になっていくんだよなあ。奴隷を買ったりギリギリ?セーフの商売で荒稼ぎしたり復讐に拘泥したり、尚文本来の人格自体は極めて善良で、それを裏付けるような「新・七つの大罪」事件での行動にいちいちニヤニヤしてしまう。
ゲーム世界の感覚でお気楽に生きてる他の勇者たちを、あるときはねじ伏せあるときは信頼して少しずつ想いを共にしていく課程、絶望的な敵の登場から更にそれを何度もひっくり返していく物語は最高にアツかった。全体の物語が割と軽妙に進むぶん最初に主人公を裏切ったヴィッチ王女の扱いが容赦なくて特に343話とか震えてしまったんだけど、最終的に全ての因果が彼女一人に収束するようになってるストーリー展開には思わず唸ってしまう。そこからのラストバトルはえらい壮大なことになってて、スキルはどんどんインフレするし勇者も増える。最後で他人事のように語られる「ロックバレー勇者伝説」の絶妙な伝わらなさと言うか、破壊力が高い。
槍の勇者は最初の印象が「女癖さえ悪くなければ良い兄貴分になれそう」だったのであんなことになって残念だったね……外伝?スピンオフ?の「槍の勇者のやり直し」もそのうち読んでみたいです。
▼Amazon
あらすじからもっと暗くて重い復讐物的な雰囲気のお話かとおもっていたんだけど、序盤でラフタリアという支えを得てからはわりとシリアスな展開も多いけど基本的には重くなりすぎずに物語が進む感じ。
呼び出された勇者たちが似ているようでそれぞれ微妙に違う世界から召喚されていて、それが中盤のキモになっていくのが面白い。与えられた勇者の武器を真に強化するためには仲間を信じることが重要で、それを真っ先に仲間に裏切られた主人公の尚文が実践していくのが印象的でした。最終的に、とことん「仲間を信じることが力になる」というお話になっていくんだよなあ。奴隷を買ったりギリギリ?セーフの商売で荒稼ぎしたり復讐に拘泥したり、尚文本来の人格自体は極めて善良で、それを裏付けるような「新・七つの大罪」事件での行動にいちいちニヤニヤしてしまう。
ゲーム世界の感覚でお気楽に生きてる他の勇者たちを、あるときはねじ伏せあるときは信頼して少しずつ想いを共にしていく課程、絶望的な敵の登場から更にそれを何度もひっくり返していく物語は最高にアツかった。全体の物語が割と軽妙に進むぶん最初に主人公を裏切ったヴィッチ王女の扱いが容赦なくて特に343話とか震えてしまったんだけど、最終的に全ての因果が彼女一人に収束するようになってるストーリー展開には思わず唸ってしまう。そこからのラストバトルはえらい壮大なことになってて、スキルはどんどんインフレするし勇者も増える。最後で他人事のように語られる「ロックバレー勇者伝説」の絶妙な伝わらなさと言うか、破壊力が高い。
槍の勇者は最初の印象が「女癖さえ悪くなければ良い兄貴分になれそう」だったのであんなことになって残念だったね……外伝?スピンオフ?の「槍の勇者のやり直し」もそのうち読んでみたいです。
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盾の勇者の成り上がり 1【電子版書き下ろし付】 (MFブックス)|Amazon
アネコ ユサギ,弥南 せいら (著)
KADOKAWA
発行:2013-11-28
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