VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた7 | 今日もだらだら、読書日記。

VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた7

 

待望の五期生が登場するVTuberコメディ第7巻!
星乃マナちゃんの卒業配信を無事終えた淡雪。しんみりする間もなく遂に待望の五期生がデビューすることに!ワクワクしていた彼女の前に現れたのは相変わらずどころか"今まで以上にライブオン"なライバーたちで!?

奇人変人が集うVtuber事務所「ライブオン」に新人の季節がやってきた!配信切り忘れをきっかけに覚醒して今では事務所のエースとも呼べる存在になった淡雪はライブオンの既存ライバー達と共にデビュー配信を見守ることに。今回は3人の新人を1ヶ月置きに順次デビューさせていく──とのことなのだが……!?

5期生デビューに的を絞ったシリーズ最新刊

4期生まででも十分限界まで砂糖を溶かした飽和水溶液みたいな箱なのに新人デビューしたらどうなるの!?と思っていましたが、初っ端から「アンチ・ライブオン」を標榜する宮内匡が登場して下品なシモネタばかりのライブオンを浄化する!と自らを殴りに行くパンチの高い展開で凄かった。これは色々な意味で大丈夫か!?とおもったのですが割と普通に「いつものライブオン」で安心した。そんな気はした。やはりこの作品の掛け合いは安定して楽しいなあ。

エッ◯なのはいけないと思いますといいながら豊かな想像力で妄想を育んでしまう宮内、自称厨ニだが自分の設定がよく行方不明になる可愛い担当(本人不本意)ダガーちゃん、そして人間不信とディープな物カプ語りが売りのチュリリ先生。それぞれ単体で見ると色々な意味で危なっかしい部分があるのですが、そんな三人が合わさったときの相乗効果・安定感ときたら。事務所側、完全にセット売りするつもりでデビューさせてるとおもうんですけど、最初から三人一緒でお出ししてくるのではなくまずはバラバラにデビューさせることで彼女ら自身の強烈な個性を見せつけておいて、先は他の先輩達と絡ませて、そこから最後の最後で5期生でコラボさせる……という流れにしていてめちゃくちゃに売り出し方が上手い。これ最初に三人セットでお出ししてたら同じ物を見たとしても内輪ノリすぎてキツかったのでは……とも思うし、最初の印象→配信を実際にやってみたときの印象→三人で組ませたときで何度もどんでん返ししてくるの本当に面白かった。

ただ、この作品だからこそ荒れてないのであって現実でこのキャラお出しされたら誰かひとりは炎上するんじゃまいかとは……個人的にはチュリリ先生の物カプ語りとか割とギリギリ感が凄いな……と思ったのですが、そこからよく考えるとシュワちゃんのスト◯◯も大概でしたねとお返ししてくる流れには笑ってしまった。そもそも彼女がライブオンを志すことになったきっかけの配信(ちなみに検索したら3巻でした)も読み直すと結構ギリギリだな……チュリリ先生の受け止め方と影響力によっては炎上しかねなかった(シュワちゃんが)やつ。ところで教育用の映像が一番理解できないのちょっと笑う。

今回は本当に5期生デビューに的を絞った展開でコラボとかも最小限だったので、これからコラボとかで既存のライバー達と絡んでいくの楽しみですね。

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