滅多にセールにならない「バカとテストと召喚獣」が全巻セールなので今すぐ買おう(今日の本題)
各電子書籍店で開催されている「KADOKAWAラノベセレクション2006〜2010(リンク先:Book★Walker)」というフェアです。いや、本当にバカテスが(出版社全体系の還元セールを除き)セールに入るの本当にめったになくて年に1度あるか(前回は確か去年のファミ通文庫の周年セールだったはず)なので、興味があるかたはなんとかして買って欲しい。BWの読み放題にも入ったこと無いです(入ったらネタにしようとおもって定期的に確認しているのでないはずです)。
以下バカテスは知ってるからいいよというひとは飛ばして下さい

バカテス自体はゼロ年代後半〜10年代前半のラノベを語るとほぼ確実に登場するほどの有名作品ですし、このブログではここ20年近く隙あらばオススメにぶちこんでいる激推し作品なのですが、学力別に6段階にクラスを振り分けられた学園で最底辺のFクラスに振り分けられたバカ達が汚い畳と卓袱台しかない教室から最上位クラスの設備を求めてあの手この手で、時には真面目に勉強しながら下剋上を目指す!という学園ラブコメです。
テストの点数によって強さが決まる召喚獣バトルを点数ではなく召喚獣操作の経験や戦略で埋めていく展開が爽快であり、その裏で奇策だけではだめだと気づいた彼らがそれぞれの理由から勉強もはじめて、徐々に召喚獣自体も強化されていく……という展開に胸がアツくなります。アニメでは相当はしょられていますが原作ではかなり細かく主人公たちが自発的に勉強して点数を挙げていく描写が差し込まれており、それでもなお届かない点数差をいかに戦略や技術で埋めていくかという戦略面でもアツい物語になっていきます。
なにより、かたや初恋の少女・姫路瑞希が置かれた理不尽な状況(※あくまで明久視点)を覆すためにいつだって一生懸命に空回りする主人公の吉井明久、かたやかつての幼馴染・霧島翔子と再び並び立てる自分になるためにかつての苦い思い出や自らの言い訳をも断ち切って立ち上がる実質裏主人公の坂本雄二……主人公コンビの戦略と奇策と他の個性豊かなクラスメイト達も含めた熱い友情がとても楽しいお話です。
原作は来年で20周年ということで時代を感じる表現もありますが、アニメだと全体的な努力描写がカットされていること、原作7巻分以降のメディアミックスは一切されていないのでこの機会に是非全巻ご購入を検討ください。たぶん全部で4000円くらいで買えます!!!
そんなこんなでめちゃくちゃ珍しいバカテスの全巻割引セールを大プッシュするため、同フェアでセール対象になっているゼロ年代後半のおすすめライトノベルを15作品ほど紹介します。基本的に私の好きな作品ということで人気作が抜けていたり当時の界隈で話題になっていた作品とかも大分抜けてるような感じですが、出来るだけ現在の読者にも刺さるような感じで紹介できたらなと思っているので興味があれば見ていってくださると嬉しいです。読みやすさ重視で巻数が少ない順に並べています。
各電子書籍店で開催されている「KADOKAWAラノベセレクション2006〜2010(リンク先:Book★Walker)」というフェアです。いや、本当にバカテスが(出版社全体系の還元セールを除き)セールに入るの本当にめったになくて年に1度あるか(前回は確か去年のファミ通文庫の周年セールだったはず)なので、興味があるかたはなんとかして買って欲しい。BWの読み放題にも入ったこと無いです(入ったらネタにしようとおもって定期的に確認しているのでないはずです)。
以下バカテスは知ってるからいいよというひとは飛ばして下さい

書影はamazonから。
バカテス自体はゼロ年代後半〜10年代前半のラノベを語るとほぼ確実に登場するほどの有名作品ですし、このブログではここ20年近く隙あらばオススメにぶちこんでいる激推し作品なのですが、学力別に6段階にクラスを振り分けられた学園で最底辺のFクラスに振り分けられたバカ達が汚い畳と卓袱台しかない教室から最上位クラスの設備を求めてあの手この手で、時には真面目に勉強しながら下剋上を目指す!という学園ラブコメです。
テストの点数によって強さが決まる召喚獣バトルを点数ではなく召喚獣操作の経験や戦略で埋めていく展開が爽快であり、その裏で奇策だけではだめだと気づいた彼らがそれぞれの理由から勉強もはじめて、徐々に召喚獣自体も強化されていく……という展開に胸がアツくなります。アニメでは相当はしょられていますが原作ではかなり細かく主人公たちが自発的に勉強して点数を挙げていく描写が差し込まれており、それでもなお届かない点数差をいかに戦略や技術で埋めていくかという戦略面でもアツい物語になっていきます。
なにより、かたや初恋の少女・姫路瑞希が置かれた理不尽な状況(※あくまで明久視点)を覆すためにいつだって一生懸命に空回りする主人公の吉井明久、かたやかつての幼馴染・霧島翔子と再び並び立てる自分になるためにかつての苦い思い出や自らの言い訳をも断ち切って立ち上がる実質裏主人公の坂本雄二……主人公コンビの戦略と奇策と他の個性豊かなクラスメイト達も含めた熱い友情がとても楽しいお話です。
原作は来年で20周年ということで時代を感じる表現もありますが、アニメだと全体的な努力描写がカットされていること、原作7巻分以降のメディアミックスは一切されていないのでこの機会に是非全巻ご購入を検討ください。たぶん全部で4000円くらいで買えます!!!
そんなこんなでめちゃくちゃ珍しいバカテスの全巻割引セールを大プッシュするため、同フェアでセール対象になっているゼロ年代後半のおすすめライトノベルを15作品ほど紹介します。基本的に私の好きな作品ということで人気作が抜けていたり当時の界隈で話題になっていた作品とかも大分抜けてるような感じですが、出来るだけ現在の読者にも刺さるような感じで紹介できたらなと思っているので興味があれば見ていってくださると嬉しいです。読みやすさ重視で巻数が少ない順に並べています。
1〜2巻
●うえお久光「紫色のクオリア」
2025年に書泉系で復刊され話題にもなった単巻ラノベの大傑作。
友人から少し不思議な能力を与えられた主人公の少女が、友人を死の運命から救い出すために並行世界を幾度も渡り歩く……というお話。「すこしふしぎ」な女の子たちの友情物語から急転直下して繰り広げられるハードなSF展開がめちゃくちゃ面白かったです。最近の百合ブームに便乗してもう一度評価されてほしい。●入間人間「多摩湖さんと黄鶏くん」
そこはかとなく「不健全」な変態カップルの魅惑の日々。
「みーまー」や「安達としまむら」で人気を博した入間人間の単巻会話劇。3回留年して後輩になった年上のおねーさんと主人公が放課後の部室でちょっと不健全なカードゲームをして遊びながらイチャイチャする、というだけのお話。とにかくこの絶妙な不健全さ漂う会話のやりとりと、その合間合間に不意打ちで挿入されるイチャイチャがクセになるので一度読んでみて欲しい。1冊だし。●甲田学人「夜魔」
全編バッドエンド保証(※個人の感想です)の幻想奇譚。
全2巻。「Missing」のスピンオフとして描かれた短編シリーズ。スピンオフですが本編未読でも楽しめます。甲田学人といえばひたひたと忍び寄る恐怖やそれに翻弄される人々の姿が印象的な作者さんだと思っているのですが、この作品は怪奇と怪奇を呼ぶ者が紡ぐはじまりの物語……ということで、例外なくどこかしら後味の悪い結末になっています。現在刊行中の「ほうかごがたり」が好きな人は是非チャレンジして欲しい。私のトラウマは「薄刃奇譚」!!!●神坂一「DOORS」
トンチキ全振りの神坂一が放つ異世界コメディ!
全2巻。おかしくなった世界の中で唯一「普通」を記憶している主人公・ミヤがドアの向こうからやってきた「修繕屋」と共に様々な異世界を渡り歩いて自分の世界を修繕していく物語。とにかく元の世界の姿を覚えているのが主人公しかいないので最初から最後までずっとツッコミが主人公しか居ない!そんな彼女の前におしよせるトンチキ!!そして妹!!!2冊でぱっと読めるし、とにかく笑いたい人は読んでみて欲しい。3〜5巻
●平坂読「ラノベ部」
ライトノベルが好きなすべての人にオススメしたい部活ラブコメ!
全3巻。「軽小説部(通称ラノベ部)」という部活を舞台にした短編小説。本を読むのが苦手な主人公がライトノベルの「ライト」なところに救われて少しずつラノベの虜になっていく展開、そこから展開される個性豊かな部員たちを交えた時にラノベ&オタクあるある・時には実際の作品をベースにした会話劇にニマニマしてしまう。部活内で展開されていく甘酸っぱいラブコメや百合にもご注目。●杉井光「火目の巫女」
過酷な運命を背負わされた巫女達の儚くも苛烈な生き様に震えろ
全3巻。男性主人公のスターシステムに定評のある(?)杉井光作品の中で割と珍しい女性主人公もので、過酷な運命に翻弄されていく「火目の巫女」達と、彼女たちと同じ立場でありながらもその結末を見守ることしかできない主人公の姿が印象的でした。杉井光といえば「楽園ノイズ」だし「さよならピアノソナタ」を紹介したい気持ちもあったけどやっぱりこっちが好きなので……!!●土橋真二郎「扉の外」
人間ってきたない!閉鎖空間で繰り広げられる絶望の頭脳サバイバル
全3巻。原題は「もしも人工知能が世界を支配していた場合のシミュレーションケース1」。人工知能によって管理されている閉鎖空間に閉じ込められた高校生達がそれらの指示するままに様々なゲームに挑まされる物語。とにかく人工知能のやりくちが悪趣味で、彼らの思うがままに不和を起こしていく生徒たちにも虫酸が走る。人間って汚い!という気持ちになりたい人にオススメの1冊。●水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」
異種族たちが繰り広げる生存闘争、それに巻き込まれた死人達の物語
全4巻。異種族に生殺与奪の権利を握られ、彼らの代理として殺し合いを強要される少年少女達の物語。作品に終始流れるねっとりとした閉塞感、そして進むにつれて明らかになっていく絶望的な状況で懸命に生きる主人公たちの姿が印象的でした。終盤ででてくる双子の殺戮姉妹の百合が色んな意味でスゴいし、高二病を拗らせた主人公とシンプルクズな悪友ショタのやりとりが好きって話ずっとします。同作者の「ダークエルフの森となれ」が刺さった人はこの機会に原液を体感してみてほしい。●林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」
無能の引きこもりがハッタリだけで世界最強決定戦に挑む物語
全5巻。とにかく見た目のコワさと意味ありげな言動だけで異能者達が集まるバトルロワイヤルを勝ち抜いていく展開がアツくて楽しい!林トモアキ作品はほぼ全作品が世界観リンクしているので薦めづらいとこあるんですが、マスラヲは巻数もそこそこだしこれ単体でも十分面白いので入門編として是非。これが刺さったら過去編の「お・り・が・み」、続編の「レイセン」「ヒマワリ」が待ってます!!!●柳実冬貴「Re:バカは世界を救えるか?」
ヒロインのために身体をはって頑張る男の子はいくらあっても良いもの
全5巻。邪気眼を拗らせた主人公が本物の異能(ただし最弱)を手に入れ、様々な異能者と出会いながら一目惚れした少女を救うために頑張るお話。他者の異能を「劣化」コピーするという能力が絶妙に使い勝手良さそうに見えて使い勝手悪くて面白く、様々な異能者や本物のコピー能力者としのぎを削りながら過酷な運命に翻弄されるヒロインを救うため生命を掛けて戦う展開がアツかった!長編(6巻以上)
●竹岡葉月「SH@PPLE-しゃっぷる-」
双子の姉弟が繰り広げる「とりかえばや」ラブコメ!
全9巻。男まさりでお嬢様学校の生徒会長をしている姉と公立中に通う平凡で引っ込み思案な弟……見た目はそっくりだけど性格は正反対なふたりが入れ替わって学園生活を送るお話。女装や女子校潜入といった派手なあらすじからは想像できないほど堅実に繰り広げられる見た目は男男・女女のラブコメが微笑ましく、その一方で立場を入れ替えて生活するうちにお互いや周囲の人たちの意外な一面が見えてくる展開が印象的でした。●細音啓「黄昏色の詠使い」
世界よこれがゼロ年代の「呪文詠唱系」ファンタジーだ!
全10巻。現在様々な作品がアニメ化している細音啓のデビュー作。色を触媒に臨むものを呼び出す「名詠式」を学ぶ学校を舞台に、異端の名詠式を学ぶ主人公・ネイトと徐々に自らの中に眠る大きな力に目覚め翻弄されていくヒロイン・クルーエルを中心に繰り広げられるファンタジー。「色」を用いた呪文・名詠式がとにかく美しくて、主人公とヒロインのふたりが残酷な世界に立ち向かう物語が美しかったです。●田口仙年堂「本日の騎士ミロク」
「剣」を持たない騎士団と変わり者のお姫様が繰り広げる王道ファンタジー!
全11巻。どうしてもこの作者さんだと「吉永さん家のガーゴイル」か未電子書籍化の「魔王城」を挙げてしまいがちなんですけどこの作品もド直球な王道ファンタジーでめちゃくちゃ好きだ!剣を使わない騎士団に入団し、実は敵国の皇子という出自で葛藤しながらもお姫様であるジュジュを助けるためにニンジン一本で戦うミロクの姿がかっこいい!騎士団の仲間たち、立ち向かうライバル達も魅力的で大変楽しいお話でした。●あざの耕平「東京レイヴンズ」
時空を超えてふたたび巡り合う、陰陽系異能バトル!!
既刊21巻。陰陽道を学ぶ学園を舞台に個性豊かなキャラクターたちと繰り広げられるドタバタ騒ぎもありな学園バトルの序盤、主人公たちの出自が明かされて徐々にきな臭くなっていって……そして全てが集結・日常が崩壊する第一部終盤、そして学園を離れた彼らが再び巡り合うためにそれぞれの場所で戦う第二部……と学園ものとしても幼馴染ラブコメとしても前世要素ありの異能バトルとしても楽しい!今から読めば完結に間に合うはずなので頑張って追いつこう。●葵せきな「生徒会の一存 碧陽学園生徒会議事録」
「あそびのかんけい」葵せきなが放つ謎部活(?)系会話劇。
全10巻+番外編・後日談が全11巻。顔の良さで選ばれた美少女ばかりの生徒会に特別枠を使って潜り込んだ主人公・杉崎鍵を加えた5人が放課後の生徒会室に集まりとりとめもない話題で盛り上がる会話劇。連載当初のリアルタイムネタが多いため今読むとわからないネタも多いかもしれませんが、このテンポの良い会話劇がとにかく楽しいので読んで欲しい。生徒会室を飛び出して杉崎のクラスメイト達が繰り広げる「日常」シリーズ、ハーレムエンドにたどり着いた杉崎にハーレムエンドの是非を問うシリアス重視な「新生徒会」も面白いのでオススメ。













