GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン3(中) | 今日もだらだら、読書日記。

GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン3(中)

 

蘭西領のIZUMOにて動き出した各国と個人の複雑な関係。その中で武蔵が取る選択とは?そして彼らが向かう先に、それぞれ待っているものとは?六護式仏蘭西との戦闘がIZUMO上で展開する中、欧州覇者となるルイ・エクシヴや、その妻、毛利・輝元の参戦を経て、ついにはミトツダイラの母である巨乳の人狼女王までが戦闘に参加してカーチャン無双の時代がここに…!この戦闘を経て、一体、誰が何処に向かうのか。中世の日本と世界各国が同居する“極東”を舞台に繰り広げる学園ファンタジー第6巻。

だめだ、「さん、はいっ」が忘れられない
そんなわけでようやく登りきったぜこの830Pを………まだまだ1000P越えなかったから今回は薄かったよね、なんて絶対言わないんだからな!!なシリーズ第3弾という名の第六巻。今回は全体的に、公衆の場で開けない挿絵が多かったですね!!

今回は上巻からちょくちょく登場してきたM.H.R.R.とP.A.ODAの一部面々が本格顔見せ。キャラも増えるし戦局も増える。ネイトのカーチャンこと人狼女王に誘拐された武蔵総長を助けに行ったネイト+点蔵カップル+ナイト、松永久秀の策によりマルデブルグへと向かう事になったその他の武蔵面々+αの二方面だけでも把握が一杯一杯なのに、そこに国境付近で激突する瀬戸内海戦を追加するのは酷いと思うの!!正直最後の100Pくらいは戦局の把握が追いつかなくてちょっとおいていかれ気味だった。

今回はやっぱりP.A.ODAとM.H.R.R.の男子達の動向から目が放せませんでした。境ホラにもついに男子萌えの時代が!!M.H.R.R.側は傀儡美味しいですもぐもぐなマティアス&昼行灯の香りを漂わせるゴースト・前田、P.A.ODA側は御市様LOVEで破天荒な柴田&前回あんなに豪胆に登場しておいたのに今回いきなり下っ端臭を漂わせ始めた佐々の両コンビのやりとりがたまらない。特に柴田と佐々は、仲悪し(と書いてなかよし、と読む)で背中合わせな先輩後輩具合に普通にニヤニヤが止まらない!

そのまま俺が轢き掛けたので、襟首掴んで持ち上げたのであった。
そうしたら、人妻が連射してきて成政が頑張った。結果として、俺は無事だ。
「だったらいいか」
そして成政が重いのでとりあえず放り捨てようとすると、振り向かれた。
「おいコラ、先輩だろうと礼くらい言え。命救ってやったろうが?」
「今、貴様の命を俺の不機嫌から救ってやったから帳消しだぜ……!」
「汚え——!!」


その一方で、歴史再現により決定付けられている互いの将来についてのちょっとシリアスなやりとりも良いなあ。敗北する未来を逃げずに受け入れた上でM.H.R.R.の二人にその後を委ねようとする二人の姿が印象的。本当に、この2人のコンビは今後の登場が楽しみすぎます。

とりあえず他は語り始めると長くなってしまうので印象深かったポイントを一言で言うと「土下座対決で爆笑」「人狼女王夫婦パネエ」「点蔵メアリ/立花夫妻のナチュラルお惚気攻撃」「フラグをたてまくるヒロイン男(全裸)」「ストーカー眼鏡の執筆速度に嫉妬」ってかんじでしょうか。シェイクスピアは本当に……今からでも遅くはないので転校しろといいたい。いえでも、こんな微笑ましい遠距離恋愛を続けてくれるならずっと英国にいるべき……キュン……。

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  1. 『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン?〈中〉』の感想レビュー(ライトノベル)

    電撃文庫のラノベ、『GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン?〈中〉』(川上稔先生原作、さとやす先生イラスト)が発売中です。

    表紙には、意志の強そうな澄んだ目が印象的な美少女。
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