シリーズ第三巻は大掛かりな「身代わり」はなしで王宮の騒動にミレーユが巻き込まれて暫く王宮に留まる事となり、リヒャルトとの関係で悶々としたりするお話。個人的に、フレッドが好きというのもあるけど、「身代わり」はこういうピンポイントな使われ方の方が好きだなあ。既に真相が身近な人の殆どにバレているせいで、緊張感が薄いというのもあるのかもですが。
いつも「身代わり」で接している時とは違うリヒャルトとの距離感に戸惑ったり、突然聞かされた帰郷の話にドキドキしたり、謎の女性の存在にうろたえるミレーユが女の子していて可愛いなあ。一方のリヒャルトもひょんなことから勘違いをしてしまって……完全に両思いなのに勘違いからすれ違い続ける二人の姿にニヤニヤします。エピローグでのもどかしいいちゃいちゃぶりも最高。このくっつきそうでくっつかない絶妙な距離感、たまらない。
脇役関係ではさりげなくフラグが立ってるようにも見受けられるセシリア様とフレッドの関係にもニヤニヤしたけど、何よりヴィルフリート可愛いよヴィルフリート。
…な、なにあの可愛い人!!ただのかませ犬キャラかと思っていたらいつのまにやら妙なフラグを立て、ミレーユとフレッドの入れ替わりに翻弄されてわたわたする姿にキュンキュンします!!そしてそのヴィルフリートを天然で惑わすミレーユと、意識的小悪魔的に幻惑するフレッドが実に酷いw個人的にフレッド×ヴィルフリートもありだとおもうんですがいかがですか(誰に言ってる)
なんだか物語りもシリアスな方面に動き出しそうだけど、魅力的なキャラ達が今後どんな騒動を巻き起こしていくのか、それが純粋に楽しみ。
▼ 最近の記事
レイセン File1:巫女とヒキコと闇少女
「マスラヲ」のラストで軽く触れられていた、鈴蘭達の勧めで宮内庁に入ったヒデオがあの睡蓮の部下になって!?というお話。別シリーズを取っていますが実質的に完全な「戦闘状態マスラヲ」の続きのお話。「お・り・が・み」とマスラヲ以上にリンク性が高いので、マスラヲの続きだと未読者にも判るような記述があってもよかったのでは…
聖魔杯→宮内庁へと舞台も変わり、様々な陰謀やら何やらは見え隠れするものの、「マスラヲ」未登場だった「お・り・が・み」キャラ達とヒデオが築いていく人間関係にワクワクする。「マスラヲ」ラストであんなことがあって、ちょっぴり不思議な能力が身に付いたりもしましたが、基本口先三寸で状況を切りぬけていく姿は基本変わらず。ウィル子やらノアレに振り回されて涙目なのも変わらず。目つきの悪さと時折繰り広げられるヒデオ時空(違)も変わらず。ていうか飲酒状態のヒデオの語りにはうっかり信じそうになったから!!!なんという説得力……
一方で、睡蓮とのなんだか初々しい関係に物凄いニヤニヤしちゃう。メインの2人に限らず、これまで殆どまともな進展を見せなかった周囲の人達にも春の訪れが感じられて、そちらの方向でも期待が高まります。
ていうかラストの鈴蘭は反則だろーーー!?
妹のほのあまいラブコメ具合を爽やかにぶっ飛ばすような破壊力の高いラブコメ具合に悶絶。さすが元・聖魔王の貫録……うわあああ鈴蘭可愛いよ鈴蘭!!!マスラヲの時はある種敵役っぽいポジションで、そちらの嫌らしさが鼻に付く部分もあったんだけど、ちょっとご無体な普通の(?)女の子に戻ったレイセンの鈴蘭、本つに可愛い。
それにしても、あとがきの暴露具合が凄かったです。マスラヲアニメ化の話とかあったのか……確かにあれは、1クールで魔殺商会抜きでやられたら涙目だよね…。
個人的に、このシリーズがアニメ化するならNHK教育にある角川長編アニメ枠ゲットして「お・り・が・み」から「マスラヲ」「レイセン」までじっくり全部やるくらいの勢いが欲しいです。もしくは分割劇場版。
身代わり伯爵の結婚
ひょんなことから伯爵である兄・フレッドの身代わり役を務める羽目になった庶民の娘・ミレーヌが繰り広げる王宮ロマンス第二巻。今回は、再び代役を務める事になった彼女が兄の結婚話やら肝試しやらに振り回されるお話。
キャラクターが増えて、横文字苦手な私には時々人物が判らなくなる事も多々あったんだけど、それ以上に個性豊かなキャラクター達のやりとり楽しい。っていうか、本編よりもフレッドが帰ってきた後のキャラクター達のイキイキとしたやりとりばかりが印象に残ったなあ。普通に聞いてプロポーズとしか受け取れないようなセリフの応酬を繰り広げてるのにまるで互いの気持ちが伝わってなくて二人でお互いに鈍感鈍感天然天然言い合ってるミレーヌとリヒャルトや、そんな二人に嫉妬の心を燃やしまくるミレーヌのお父さん(親バカ)や、ちょっとズレてるジーク&リディエンヌ夫妻の姿にニヤニヤが止まりません。
さりげなく新たな恋のフラグもたてられたり、その裏でなんだか不穏な動きもあったりして、続きがどうなっていくのか楽しみ。
1月に読んだ本と同人関連のお知らせ
1月、ラノベ4冊しか読んでない!!!!!
今月は本当に、壮絶な勢いで本を読みませんでした。年末に出た文学少女がまだ読み終わっていないような体たらく。特にこれといって超お勧めしたい!という本もなかったので、今月のオススメやらなにやらは一回お休みとさせていただきます。敢えて言うと俺妹5がなかなか面白かったです。
あと毎月やっていた「人気のあった記事」もある意味面白みがないのでやめておきます。
色々な意味で、相変わらずバカテスに対して歪みなかった。
同人関係のお知らせ
冬コミから1カ月ほど経って超今さらですが、冬コミで発行したバカテス本2冊をとらのあなさんで扱って戴けることになりました!
来週にはサンクリもありますので、サンクリ2日目(違)とか、とらのあなさんでは今バカテス本特集してるみたいなので、他のサークルさんのバカテス本のついでにでもぜひどうぞ。
↓下記のURLから商品ページに飛びます。
●バカのおと バカとテストの再録本
https://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/21/21/040010212146.html
●とある性別への戯歌
https://www.toranoana.jp/mailorder/article/04/0010/21/21/040010212145.html
2010年1月の読了記録
今月から読書メーターの抽出に切り替えてみました。MM最近全く使ってない……ラノベを抜き出せないので冊数が増えてしまうのが最大の欠点ですが……まあいいや。
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2009年下半期ライトノベルサイト杯投票します。
ラノサイ杯に投票します。今年は既存:新規で4:6です。新規部門がとても豊作だった……
しかし、10作品中「女装ネタ含作品:4、百合:2、TS:1」って何だこれ自分歪みなさすぎる。
■ 2009年下半期ライトノベルサイト杯 開催のお知らせ(平和の温故知新さん)
↑詳しいルールや投票の仕方等はこちらから↑
既存部門
■ バカとテストと召喚獣6.5/7(6.5巻感想/7巻感想) 女装祭り萌ええええええ!(6.5巻)+悪友バッテリー燃ええええええ!(7巻) アニメから入った人は原作を読んで雄二と明久の悪友燃えにゴロンゴロンすればいいです。本当に、7巻ラストの明久がかっこよすぎて悶えました……もう言葉などいらぬ。あと6.5巻の雄麗ちゃんは素晴らしすぎると思います。ごついのに美女とか反則…!! 萌えも燃えもラブコメもBLも標準装備でまさしく「全方位向け」なバカテスの今後が本当に楽しみ。 【09下期ラノベ投票/既存/9784047261952】 |
■ 死神姫の再婚 孤高なる悪食大公 (⇒感想) 糖度の高さが尋常じゃない、今全力でイチオシの少女小説。 奥様LOVEを隠し通せなくなってきたコワモテツンデレ旦那様のデレッデレぶりと、恋に疎い奥様の「おなかいたい」にキュンキュンしましょう。彼等の周囲で繰り広げられる恋愛模様も見逃せない。 普通に男性ラノベ読みにも読んで欲しいシリーズ。 【09下期ラノベ投票/既存/9784047260658】 |
■ SH@PPLE?しゃっぷる?(⇒感想) 甘酸っぱく糖度高めな入れ替わりラノベ、が段々すごい展開に…! 主人公・雪国を巡るヒロイン達、「入れ替わり」によって発生した様々な行き違いの清算が一気に押し寄せて本当にすごい展開に…この怒涛の展開は終盤の「とらドラ!」を思い出す。ベクトル的には似てるよね。 主人公たちが全員幸せな未来へたどり着けるよう祈ってます。 【09下期ラノベ投票/既存/9784829134634】 |
■ 騎士は恋情の血を流す The Cavalier Bleeds For The Blood(⇒感想) しずるさんvs統和機構な上遠野作品スピンオフ。 物凄く久しぶりに読んだ上遠野作品でしたがすごく面白かった!ブギーポップシリーズ及び「しずるさん」シリーズを読んでないと入り辛い、という難点はありますが中盤までのMPLS対決な展開から、一気に「しずるさん」の世界へと物語が切り替わっていく様子に圧倒されました。 でもとりあえず、普通の「しずるさん」の続編も読みたい、って言ってみる。 【09下期ラノベ投票/既存/9784829176818】 |
新規部門
■ 紫色のクオリア(⇒感想) 圧倒的なスケールで繰り広げられる、百合SF。 生き物全てを「ロボット」という形で視る少女の「友達」になった主人公。たった一人の大切な親友を救うため、人間を越え時空を越えて無限の並行世界へ拡がっていく……というお話。とにかく「圧倒される」というのがある意味全て。本当にすごかった。 しかし、何気にラストの展開は色々深読みしてしまう…っ! 【09下期ラノベ投票/新規/9784048679046】 |
■ 384,403km あなたを月にさらったら (⇒感想) ドジッ娘策士と子悪魔天然ヒロインの繰り広げる、ちょっとえっちなガールズラブ。 正直百合エロはちょっと……とおもってたんですが、これは本当に良い百合だった!!前半は主人公のドジッ子具合に、後半はヒロインの手玉に取り具合と女の子二人のキャッキャウフフ具合に大変ごろごろします。 しかし、本当に理世×美由紀のリバシエロをどうしてカットしたし。 【09下期ラノベ投票/新規/9784829665152】 |
■ ぐらシャチ(⇒感想) ほのぼの……だと思ってると痛い目を見る、ガールミーツ未確認生物。 ちょっととっぽい主人公が言語を解するシャチと出会う、ほのぼの異文化コミュニケーションもの……だとおもったらいつも通りの中村恵里加で大変ホッとしました(待て)全く異なる習慣を持つシャチのグラと普通の少女が奏でる不協和音と、部外者でありながらその二人を繋ぎ合わせた一人の少年の姿にほっこりしました。 ダブルブリッド好きなら迷わず読むべし。読んだ事ない人は中村作品入門として是非。 【09下期ラノベ投票/新規/9784048681476】 |
■ ラ・のべつまくなし ブンガクくんと腐思議の国 (⇒感想) 「等身大の」腐女子像が心地よい、正統派ラブコメ。 最近ラノベに出てくる腐女子というとイタいところを誇張してるキャラ多すぎ!と思ってたのですがこの作品のヒロイン・明日葉は本当に等身大の腐女子ヒロインで、もうそれだけでニヤニヤできました。腐女子とラノベ作家とか、Twitter小説とか色々イマドキのネタを詰め込みました感はあったけど、中身は本当に直球な甘酸っぱいラブコメで、楽しかった! 今度出るらしい続編も楽しみです。 【09下期ラノベ投票/新規/9784094511673】 |
■ ラッキーメイド天くん(⇒感想) 大好きな女の子の為、一生懸命な主人公が一途で可愛い「女装少年」モノ。 ミエミエに狙ってる総受け男の娘モノかとおもいきや、主人公が意外にちゃんと「恋する男の子」していてすごく良かった!男のプライドも捨ててでもヒロインを守ろうとする主人公の頑張りにはニヤリとしました。色仕掛けのシーンがすばらしいです。すばらしいです。 あとは、伏字使わなくていい表現方法をしてほしい…面白いのに勿体無い。 【09下期ラノベ投票/新規/9784894259546】 |
■ 魔王様げーむ!(⇒感想) あまりにも歪みない「紳士(という名の変態)」な魔王様が素敵すぎるTSモノ。 「姿形が女の子なら中が元・男でもオールオッケー!!」というあまりにも女子に対して歪みなさすぎる魔王様が素敵すぎて惚れた。元男なのに女にされてしまった主人公のウブな反応や少しずつ女としての自分に順応していくと同時に理不尽な感情に捕らわれて悶々とする姿も良かったです。 個人的に物凄く2巻が読みたい作品なので、売れて欲しい…!! 【09下期ラノベ投票/新規/9784059035428】 |
人類は衰退しました5
大人たちを欺き、遊びましょうか?
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は"妖精さん"のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の"調停官"であるわたしのお仕事。そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが《学舎》と呼ばれる人類最後の教育機関です。寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。妖精のお茶会。感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの……? 里に現れた侵略者! 奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたち――死亡!? ピロリロリン♪でCONTINUE? (ガガガ文庫公式サイトより)
「新人類」な妖精さんたちと「旧人類」である「私」たちが繰り広げる、ほのぼのまったり時にブラックな異文化コミュニケーションストーリー、1年ぶりの最新刊。今回は調停官に就任する前の主人公の学生時代を描く過去編と、いつも通り(?)の村の小さな(?)騒動を描くお話の2本立て。
過去編「妖精さんの、ひみつうのおちゃかい」がすごく良かった!祖父と上手くやっていけなかったという学舎はいる前の経緯からすっかり周囲に対して壁を作ってしまった「わたし」が様々なヘンな人や人以外やらと出会い、現在の外面は良いけどしぶとくふてぶてしい「わたし」になるまでのお話なのですが、「わたし」と「Yさん」との悪友関係がたまらなくニヤニヤしてしまいました。最初は天敵のような関係だったのですが、結局似たもの同士というか…とある一件を切っ掛けにして打ち解けたらすっかり仲良くなってしまう姿がたまらない。学生時代の悪友ぶりもよかったけど、その後二人が再開した時の和やかな関係にもニヤニヤしました。Yさんは是非とも今後とも登場して欲しいなあ!再登場希望。
2編目の「妖精さんの、いちにちいちじかん」は、妖精さんの不思議パワーで村中がゲーム世界みたいになってしまうというお話。ゲーム好きには思わずニヤリとしてしまうような小ネタ満載でしたが、「敵キャラがアルファベットで表されてる」とかもう何世代前のゲームの話ですか!!!
しかし、この話の最大のポイントはやはりオチだとおもう。
助手さんおそろしい子!!!!!!
さりげなく着々と主人公に対してフラグを立てまくっていく姿に爆笑しました。もうお前らとっととくっついちまえよ!!!主人公にはそんな気1ミリもなさそうなのが哀れですがw
後はマのつく石の壁!
「刑務所」編(?)完結編。
やっぱり2?3冊くらいで1まとまりになってるとちょうどよい気がします、このシリーズ。
大体いつも通りのまるマなんだけど、「禁忌の箱」の鍵やらなんか半端な復活らしきものを遂げた眞王など、不穏な雰囲気漂いまくり。有利の方もなんだか異変が……ということで、今後また重たい展開になっていくことが予想されて戦々恐々。「鏡の水底」の“鍵”についてはウィンコットの血がどうのこうの、の時点でなんとなく予想ついたけど…
とりあえず、今シリーズの最大のポイントは次男おかえり!でしょうか。しかし次男あれだけ引きずって置いて、そんなあっさり翻しちゃっていいのか…みたいなのはツッコんじゃだめなのか。最近不安定気味な有利にとって、なんだかんだで今一番側にいて安心させてくれる人物はコンラッドなんだろうから素直に喜びたいんですけど……うん……コンラッド、ヘタレ。
一方で眞魔国残留組の三男に次々と不吉なフラグが立っているなあ……あらすじを読む限り次巻以降のシリーズでは三男と眞王に焦点があたりそうな感じだったので、次シリーズでの三男大活躍に期待したいです。で、できれば次はもうちょっと早く出てください!!
ヴォルフ×ユーリ派としては、最近のまるマには男前ヴォルフ分が足りません。
俺の妹がこんなに可愛いわけがない5
「俺の妹」こと高坂桐乃が不在のまま展開する新学年編。今回は色々な意味で黒猫のターンだったなあ。『ネットの友人』から『現実の後輩』へと姿を変えた、一味違う彼女の魅力が存分に語られます。
桐乃とも黒猫とも違うタイプのオタク女子・瀬菜が良い味出してる。彼女の主張は腐女子世界ではある意味極右というか、ある意味わかりやすい「隠れたい腐女子」と言う感じでおもしろかったです。カップリングの受攻に関する話については、私はリバ派なのであの感覚はちょっとピンとこないんだけど、京介や黒猫の「ひっかけ」に過剰反応する姿や、盛り上がりすぎて色々と周囲を忘れて暴走する姿は他人事とは思えないw
ていうか、あの手の「隠れたい腐女子」を装いたいなら、その後の部員妄想やらプレゼンやらはNGだろー、とは思うのですが。…ああでも、あの手のタイプって一度カミングアウトするとその人達にしかカミングアウト出来ない分、暴走も激しいよなあ…。
ゲーム部に入った黒猫の、「皆の求めているものではなく、自分のやりたいものを作りたい」という主張には胸が熱くなるものがあった。やはり、需要も採算も度外視で自分のやりたいことをやるのが同人の醍醐味ですよね。最初は非協力的な態度を取っていた瀬菜がなんとか説得されて、二人で力をあわせてゲームを作成する…という展開もおもしろかったです。
それにしても、まさかの黒猫ターン突入でここからいったいどうなるのかと思ったけど、黒猫メインでありながらも上手いこと桐乃の方にバトンを繋ぐやり方は上手かったなあ。桐乃・黒猫のどちらが好きかという問題以上に「やはり桐乃のいない俺妹は俺妹シリーズとして何か違う」と思っていたので、今回の終わり方には超満足。次巻では同タイプながら正反対な桐乃と瀬菜の絡みにも期待したい。今回ちらっと本心を覗かせた沙織さんにも、そろそろスポットライトを当てて欲しいなあ。
あと麻奈美がもっとたくさんでたら完璧です。
とある飛空士への恋歌2
革命により何もかもを亡くした元皇子・カルエルが、革命の旗印とされた少女ニナ・ヴェントへの憎しみを胸にいだいて「空の果て」を目指す浮遊島・イスラに乗り込み、同年代の少年少女達と学園生活を送ることになるシリーズ第二弾。
いよいよイスラでの生活が始まったのですが、イスラ生活第一日目にクレアと運命の出会いをしてしまったカルエルのはしゃぎっぷりが可愛くてたまらない!!幼馴染・アリーの複雑な心境も知らんで一人舞い上がるカルエルの姿が大変微笑ましい。その後も彼女に良いところを見せようと舞い上がったり、必死にそのヘタレっぷりを隠そうとする姿にとてもニヤニヤします。
一方、そんなカルエルから熱い想いを向けられるクレアですが、彼女が「ニナ・ヴェント」として生きなければいけなかった理由や彼女の葛藤が明かされて、ますます今後の展開が楽しみになってくる。クレアは薄々カルエルの正体に気づきつつあるわけですが、全く気付いてないで浮かれ上がっているカルエルが彼女の正体に気づいた時がどうなるか……その時が楽しみのような、怖いような。砂吐き上等なドキドキ学園生活の裏で、次巻以降への伏線が着々と張られていく感じにドキドキしました。
3巻はまた大きく物語が動きそうなので、今後の展開も楽しみです。最後に出てきたあの国って、「追憶」の……だっけ?
それはそうと、アリーの料理が食べたくて仕方ありません。アリーメン食べたいよアリーメン。
2009年に読んだ本まとめ その2【腐女子向け】
今年もやってきました!801的ライトノベルベストアワード2009!
?「超」個人的腐女子向け萌えシーンベスト5!!?
というわけで、腐女子的に萌えたライトノベルのまとめです。
今年もひたすらマニアックに、腐女子の皆さんに向けて新しい世界を提供……
……とかいいつつ、すいません今年は割と結果が面白く無いです予想とおりすぎてすいません。
【選考基準】
・2009年中に当ブログで感想の書かれた作品
・腐女子向布教エントリでもあるため、女性向けレーベル・少女文庫モノは一切除外(※マとか彩雲国とか)
・それ以外のレーベルでも出来るだけ女性向読者高そうな作品は除外(※ハルヒとか西尾系とか…)
それでは、覚悟の出来た人のみどうぞー。
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