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キーワード:鎌池 和馬 (29 件 / 3 ページ)

撲殺天使ドクロちゃんです

オンライン書店ビーケーワン:撲殺天使ドクロちゃんです撲殺天使ドクロちゃんです

[著]おかゆ まさき、高橋 弥七郎、築地 俊彦、鎌池 和馬、ハセガワ ケイスケ、谷川 流、水島 努、成田 良悟、時雨沢 恵一
[絵]とりしも、CLAMP、いとう のいぢ、駒都 えーじ、渡辺 明夫、しゃあ、若月 神無、氷川 へきる
どうしてこんなところにいるんですかCLAMP先生。
絵柄が明らかに一人だけ浮いてて素敵ですCLAMP先生。

電撃の人気作家さんを中心に全員で「撲殺天使ドクロちゃん」を書いたトリビュートノベル。前後の文章を予め原作のおかゆさんが考えて、その間を埋めると言う形なんで、前後の文章を8回読むのは正直微妙だったのですが逆に何の縛りもなくドクロちゃんのアンソロ小説を書きました、というより全然良いですね。各作家さんの味が出ていて面白かったです。

しかし「ドクロちゃん」のあの畳み掛けるような主人公の地文は、原作を読んだ時から鎌池さんに似てるな?とおもってたけど、鎌池バージョンに関しては桜君の中に上条当麻が降霊してしまったようにしか見えない(しかも全く違和感がないw)

あと、ハセガワさんがこんな時でもいつものノリで素敵すぎです。
読んだ時暫くどうリアクションすればいいのか悩みましたから!!
原作を知っててあれ読むとある意味最大のギャグだと思います。

そして谷川さんと水島監督と時雨沢さんはギリギリの線走りすぎ(笑)
ブ△ーポップはとにかく小○館とディ■ニーは危険だからーーーっ!?
前者2人のところは電車の中で噴出しかけ
時雨沢さんの部分は電車の中では読めませんでした

他の作者さんも各人のキャラが上手く出てる感じで普通に面白かった。
企画物としては評判の悪い富士見の「小説やろうぜ!」よりよかったのでは?
ハセガワさんの浮き上がりっぷりもあの中に入るとある意味新鮮です。
時雨沢さん、全くの別シリーズであのノリギャグ小説を書いて欲しい(笑)「学園キノ」楽しみです。


とある魔術の禁書目録(インデックス) 10

オンライン書店ビーケーワン:とある魔術の禁書目録(インデックス) 10とある魔術の禁書目録(インデックス) 10

発売:2006.5
発行:メディアワークス
[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ
間髪居れずに後編読了。

いや?今回、兎に角男三人が熱すぎる
9巻のやりとりでもかなり熱かったですが今回は更にヒートアップしてますね。路地裏でステイルが当麻を叱り付けるシーンなんかまさに熱すぎ。基本的に女の子が出張っているこのシリーズでは珍しい漢率の高さだったと思います(笑)

逆にラストは展開が展開だったのでイマイチ盛り上がりや熱さにかけると感じたのですが、あの終わり方は終わり方でよかったかと。逆に、静かな熱さというか、ジーンとくるものを感じました。そしてエピローグで黒幕達の思惑が少しだけ明かされるのもそれまでのじんわりほの暖かい展開からの対比を感じて引き立ってる気がします。とにかく個人的には全く文句なしです。
つか、いつも当麻が相手をぶん殴ってイイこといって終わりというのでは流石にマンネリ感ありますしね。

残念だった点を挙げればやはり吹寄が最後までゲストキャラのままで終わってしまった点でしょうか。事件を何かの拍子にかぎつけて一番いいところで乱入してくるとかそんな展開を期待してたんだけども。今までは各巻必ず中心核となるヒロインが居てそのキャラを守るために当麻が奮闘するというパターンだったけど、今回はインデックス・姫神・吹寄と当麻の「原動力」たるキャラが3人も居た為か、なんだかその辺が薄いというかなんというか…うーん。当麻は正直「みんなのため」に動き回るキャラではなくて、毎回対象が違うにしろ「一人の誰かの為」に動くキャラだと思うのですよ。全体的に、7巻までのシリーズ展開と8巻、9巻10巻は毛色が違う感じがするので、色々模索中なのかもしれませんが。

ただ、今まで存在の薄くなりがちだった姫神や小萌先生に焦点が当たったのは高評価です。いや、特に姫神は一度ヒロインを張ったにもかかわらず、明らかに性格的にも「薄い」なあと感じていたので…。
そして今回の隠れた裏主役はやはり小萌先生かと(笑)前巻の棒引きの顛末といい、今回の奮闘といい、美味しい所もっていきすぎです。もっと美味い事ステイルさんと絡ませて出してあげて欲しい!

そして今回もローマ正教の人は素敵壊れっぷり。
リドヴィアはうまいこと生き延びててまたどこかで立ち塞がってきそうで怖いです…。

あとはやはり運動会のエピソードが前巻の最初だけであっさり終了してしまったのがちょっと残念。設定からしたら、この運動会だけで1冊ラブコメちっくな短編集(ないんえす?みたいな感じの)が書けそうだと思うんですがどうですか!?


とある魔術の禁書目録(インデックス) 9

オンライン書店ビーケーワン:とある魔術の禁書目録(インデックス) 9とある魔術の禁書目録(インデックス) 9

発売:2006.4
発行:メディアワークス
[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ
学園都市内の学校が合同で行う超・大規模な運動会“大覇星祭”に魔術師が侵入し…いつもの展開で当麻達が事件を追うことになる、という話。このシリーズでは初の「前編」。

後半の王道お約束的盛り上がりは次巻持ち越しの分、今回は各キャラクターの動きが熱いです。当麻・土御門・ステイルというメインで動く3人は勿論、新キャラの吹寄や小萌先生に至るまで基本的に熱い。特に序盤の棒引きでの小萌先生とクラスのみんなのやり取りがいい味出しすぎです。更に最早ラブコメ担当…というよりもツンデレ担当の御坂最高!!すっかりヒロインの座をインデックスから強奪してしまっているような気がします。

しかし、珍しく漢率の高い巻でしたねー。中盤で展開される漢3人のやりとりは非常に燃えます。吹寄の活躍は次巻になってしまうのでしょうが、割合好きなタイプの女の子なので次巻に期待。彼女が倒れたときの当麻と吹寄のモノローグが非常に好感。


なにはともあれ、このシリーズは「燃え」があればOKと思うのですが、どうですか。
端的に言えば当麻や周りのキャラが熱いこといって王道展開をやらかしてくれればそれでよいのです。ある意味このシリーズの「萌え」なんて飾りみたいなものです。
偉い人にはそれが(略)


とある魔術の禁書目録(インデックス) 8

オンライン書店ビーケーワン:とある魔術の禁書目録(インデックス) 8とある魔術の禁書目録(インデックス) 8

発売:2006.1
発行:メディアワークス
[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

(都内本屋にて)
お、「禁書目録」新刊出たんだ?。今回はどんなキャラが出てくるのかな?(ペラッ)

ちょっと!店員さーん!これ中身間違ってるよ!
中身が「マリ●様がみてる」になっちゃってるよ?!!
え?違う?それじゃああれでしょ?
最近電撃で始まった「ストロベリー・パニ…それも違うの?

なんて冗談はさておき。

今回はお姉様こと御坂美琴を(ある意味妖しく)慕う常盤台学園の後輩、白井黒子が大好きなお姉様の為に孤軍奮闘する、というお話…と書くとまるで百合小説ですが、そんなことで引いてこの本を閉じてはいけません。

なぜってこの小説は「萌え」の皮を被った最強の「燃え」小説だからなのです。

元々、毎回王道的燃え展開だらけの燃えシリーズではありましたが、今回の燃えっぷりは半端じゃない。というか「女同士の友情」をこんなにも清々しく描けるのは最早才能ではないだろうか(個人的なイメージとして、女の友情ってどこかどろどろしているというか…兎に角そういうイメージが。)

一言で感想を言えばやはり燃え、です。
勝てない相手に、虚勢を張りながら敢然と立ち向かう黒子の姿が非常に燃え。
レストランでの対決シーンの挿絵の黒子に萌え萌え。
とりあえず、黒子MOE!(両方の意味で)

同時に今回可哀想なくらいに出番が無いながら、最後の最後でいいところ総取りな当麻に燃え。黒子という比較的「一般人」な立場から話を展開させることで、今まで他の最強キャラ達に押されてすっかり霞み気味だった当麻の能力のありえなさや、美琴の「超能力(レベル5)」が引き締まった感じで非常に美味しいです。この事件の解決は当麻が居なければ成り立ちませんでしたし。(しかも打ち消す能力がド派手だっただけに、元々地味な当麻の能力が非常に引き立って見えましたね?。)

オマケ。すっかりミサカシスターズの尻に敷かれてしまった一方通行の今後やいかに(笑)激しく気になります。

今回は本当に女の子キャラ率90%以上はあろうと思われるストーリーですが、燃え度はシリーズ内最高じゃないでしょうか。

とりあえず燃えたい人にはオススメですよ!!


とある魔術の禁書目録(インデックス) 7

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発売:2005.11
発行:メディアワークス
[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ
幾多のレビューサイトで酷評受けていて、ちょうどスパロボJにハマってる頃に発売日が重なった為、暫くの間積み本と化してましたがましたが読んでみたら普通に楽しめました。
そういえば同じくらい酷評だった4も普通に面白かったなあ…。

内容はいつもの通り「偶然か必然か、助けを求めているゲストヒロインに遭遇した当麻が身体を張って巨大な敵と戦う」というパターン。というかこのシリーズはもう一昔前の熱血系ヒーローアニメのノリで読めばいいとおもうよ。水戸黄門じゃないですがもうある程度展開がわかってるから安心して読めるみたいな、そんなノリでいいじゃない(笑)

今回は魔女狩りを初めとして異端者を弾圧した歴史を持つ、最大派閥の「ローマ正教」に対して、逆に国家に弾圧された過去を持つ「天草十字凄教」という構図になっていて、歴史的な対比としても面白かったと思います。特にローマ正教のシスター達のサベツ的発言の数々は猛烈でしたが、だいぶ規模違うけど高校時代(※カトリック系女子高)に何かと隣にあった某学会の建物に文句をつけるうちの学校のシスター達を思い出しました(待て)

珍しくインデックスが活躍してるのも高評価でしたねー。
次巻はツンデレ準ヒロイン?こと美琴がメインの話になるようなので楽しみです。


とある魔術の禁書目録(インデックス) 2

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

記憶を失ってしまった上条当麻は、目覚めた時に枕元で泣いてくれた少女のため、自分が記憶をなくしている事を隠して「今まで通り」生活することを決意する。そんな彼の前に、巫女さんの格好をした少女・姫神が現れて…

 

普通だったらヒロイン以外は事情を知っていて、相談に乗ってくれたり
するものだと思うんですが、周囲には一切事情を話さず、記憶喪失を
自分ひとりで背負って生活していく姿がすごいです。
ヒロインだけでなく、周囲全員を「知ってるふり」して生きていくっていうのは
本当に大変そうなのですが…。

今回のメインは学園都市に巣食う、錬金術師達のグループと対決。
“吸血鬼殺し”の能力を持つ巫女さんも出てきて展開的にはいろいろ萌え系なのですが
内容はかなりディープかつシリアスです。
錬金術に関するマニアックな(笑)講義も出てきたりして
すっかり錬金術=「ハガレン」のイメージな私には驚きの連続でした。

インデックスを巡る保護者対決も見逃せません(違)


とある魔術の禁書目録(インデックス) 3

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

当麻をライバル視している電撃少女でレベル5能力者の御坂のDNAマップを解析して作られた2万人の「妹達」。彼女達を利用したレベル5能力者をレベル6にするための実験に憤りを感じた当麻と御坂は実験を止めようと動き出すのだが、その前に学園都市最強の"レベル5"・一方通行が立ち塞がる…!
 

今回は第一回で出たまますっかり存在忘れられてた、
このビリビリ少女(笑)がメイン。
第二巻ではまったく出てこなかったので存在自体忘れられてるかと思ったよ…!

個人的には御坂のような男勝り少女は大好きなので
かなりおいしい話でしたv(笑)
更にいえば綾波系な妹達がまた可愛い!
しかし「綾波系」というよりもまんま綾波ですよね設定が…
「私の代わりはたくさん(略)」系。

鬼のような強い能力を持っている敵は肉弾戦に弱いというオチは最早定番ですね(笑)


とある魔術の禁書目録(インデックス) 4

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

海にやってきた当麻を待っていたのは、何故か入れ替わった友人や家族たち。どうやら「天使堕とし」と呼ばれる大魔術が、当麻を中心に展開したらしい。
当麻はかろうじて難を逃れた仲間たちと、犯人を探すことになるが…

 

世間では4巻の評判があまりよろしくなかったのであまり期待はしていなかったのですが予想以上に面白かったですよ。

「自分の幸運が自らの大事な人を傷つける、よって不幸」な神裂と
「自分の不運のお陰で何人もの人間を救うことができた、だから幸福」な当麻。
個人的にはこの対比構造にグっときたのですが!
あと、土御門君もめさめさよい味出してます。当麻のお父さんも。
この2人にはほんと泣かされた?。
今回は全体的に男の活躍が見所でしょうか。

あと、青髪ピアスの水着姿の挿絵入れた人、グッジョブ!
ゲテモノ女装は良いですな?。
メイドガイ読んだあとということもあってかなり来たです(笑)

てか、マジでインデックスがヒロインの座に居ることが
謎になってきたわけですけど。
「ヨハネのペン」がなくなったからってインデックスの知識が消えたわけじゃないし
最後の展開などは土御門が体を張らなくとも、
当麻父あたりにインデックスが魔術を教えるとかでも良かったのでは?

一応正ヒロインのはずなのに、あの出番のなさはないと思います…
普通は主人公とヒロインの両方に感情移入するものだと思うのですが
インデックスが出番なさ過ぎて感情移入どころじゃありませんなんとかしてください。


とある魔術の禁書目録(インデックス) 5

[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ

夏休みの最終日、当麻に敗れた一方通行は自分が殺すはずだった「レディオノイズ」20001番目のミサカこと「打ち止め(ラストオーダー)」と出会う。
天真爛漫な彼女の姿に、一方通行は少しずつ心を通わせていくが。

 

評判高いだけあって面白かったです!
何も考えて居なさそうなラストオーダーとの、喫茶店の会話とか最高。
構成自体も一方通行側と当麻側の話が交互に展開されるといった感じで
なかなか面白い。

当麻はいつもの不幸っぷりに拍車がかかっててますますかわいそうです。
新学期にはいいことあるといいね!

しかし、本当にこの作品ってヒロインの出番ないですね。


とある魔術の禁書目録(インデックス) 1

オンライン書店ビーケーワン:とある魔術の禁書目録(インデックス)とある魔術の禁書目録(インデックス)

発売:2004.4
発行:メディアワークス
[著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 2
この小説を語る上ではずせないのはなんといっても
各キャラクターの独特の喋り口だと思います。
台詞で普通に「フラグ」とか「○○ルート(エンディング)」など
俗に言うギャルゲー攻略系の用語がてんこ盛りなので、
この辺で好き嫌い分かれそうな作品です。(私は結構ツボにきましたが)

ある意味正しいヲタクの話し言葉をそのまま小説にしまったような。
そんな印象?

ストーリーとしては基本的にラノベの典型的なラブコメものという感じ。
主人公の能力が「全てのものを打ち消す」という、
無敵でありながらまったく攻撃性の無い能力というのが
少し変わっているといえば変わってるくらい。

ただ、この能力が結構曲者。
無敵なのは右手だけなので無防備に攻撃食らうともちろん死ぬし…
という欠点があって、結構戦闘もただぶつかるだけじゃなくて
知能的な戦闘が多い気がします。

「レベル0」の能力者である主人公が、高レベル能力者であるライバルや
魔術師達と互角やそれ以上に渡り合っていく姿はなかなか爽快です。

ラストの展開はちょっと…いや、すごく後味悪かったですが
続き物シリーズなので今後に期待します。