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アストロ!乙女塾!

オンライン書店ビーケーワン:アストロ!乙女塾!アストロ!乙女塾!

発売:2005.10
発行:集英社
[著]本田 透 [絵]うろたん
「まいじゃー推進委員会」さんで取り上げられていて面白そうだったので購入。
スーパーダッシュ文庫とか買うの久しぶりかも…。

えー。本書のイメージを一言で表現するならあかほりさとると「処女はお姉さまに恋してる」を混ぜちゃった感じ。ある意味混ぜてはいけない2つを混ぜてしまったような小説。とりあえず、こういう方向の小説を書けそうな人材をだとあかほりしか思いつきません。(でも2巻のカバーではあかほりさとるが敗北宣言してるそうですが…(笑))

とあるオタク少年が押しの強いの幼馴染(腐女子属性)の強引な手引きにより何故か超絶美少女に変身し、「アストロ乙女塾」という異名を取る超お嬢様高校に女の子としてもぐりこんでいつのまにかモテモテ君になってしまうお話。一体どこからその「アストロ乙女塾」という異名が付いたのか説明不足でよく解りませんがその辺はもう勢いとかそういう感じでつけたんじゃないかとおもわれるので気にしてはいけない気がする。

主人公のヒカルは生徒会長とお近づきになりたいと思っているうちに何故か生徒会と対立し、彼女たちと戦っていく羽目になるんですが、相手が皆勝手に勘違いして勝手に自滅、何故か主人公の上手いとはいえない舌先三寸に丸め込まれて気がつけばメロメロになってしまうという展開の繰り返し。あまりにもありえない展開で「ちょw何その超展開www」みたいな部分だらけなのですが、同じ女として「あんたら、もうちょっとしっかりしてよ…orz」という気分になってしまい、なんというか心から楽しめませんでした。

主人公も最初はヘタレで女顔の美少年という印象で結構個人的にはタイプなのですが途中からひたすら調子に乗っていきます。女の子だからといってセクハラ発言していいなんて男の妄想の中だけの世界だぞ!!たぶん。しかも誰も止めないし。

総評すると、まさに登場人物が全員ボケで、ツッコミがいない小説。

もう、どこに突っ込んだらいいのかわからないというかむしろ登場人物全員というか本全体にツッコミを入れてやりたい!!!くらいの勢いな訳ですが、序盤ツッコミ役だった人達までどんどんボケになってしまうのがなんというか切ない…。ああ、晶さんか生徒会長だけでもツッコミキャラのままで居て欲しかった…orz

ツッコミ体質の人と女性には正直オススメできません。
ツッコミ体質の人はあまりのツッコミ不在ぶりにストレスが溜まります(つか私は本気で本の中の世界に突入して全員にツッコミ入れてやろうかと本気で思った。)また、女性の人はなんというか心から楽しめないような気がします。ちょっと「この作者、女のことなんだとおもってるんだ」とおもったのは私だけですか。

ストーリー展開以外は非常に個人的には面白かったですが。パロディだらけの展開とか、各所に入るヲタク用語解説とかはツボでした。

…ツッコミ体質な女としてもう読むのをやめようと思ったのですがうっかり2巻まで同時購入というオチだったのでそのうち読んでレビューしようと思います…。


倒凶十将伝 巻之拾参

オンライン書店ビーケーワン:倒凶十将伝 巻之13倒凶十将伝 巻之13

発売:2006.2
発行:朝日ソノラマ
[著]庄司 卓 [絵]結賀 さとる
「ヤマモトヨーコ」などで有名な、そしてラノベ界ではあかほりさとると並ぶ未完作家として有名な庄司卓氏のシリーズ作品で

はじめての完結編、とか噂で聞いたんですがマジですか(間違ってたらすいません)

高校生時代から待ちに待ち続けて早10年近く?…とか思ってたら意外にまだ7年しか経ってませんでした。まあそれにしても長かったですねー。正直もう完結しないだろうと思ってましたが(苦笑)
以前読んだのが既に3?4年は明らかに前なので内容が半分くらい頭から抜けてました。しかし、それでもまだ半分くらい内容覚えていたのは本ばっかり読んでいた頃の「読み返し癖」のタマモノか。ツインシグナル小説版・MOTHER小説版の3桁読み返しを筆頭に当時ハマってた作品は全部2桁以上読み返してますよ。

他のレビューサイトさんで「完結したことこそ重要、内容は半ばどうでもいい」みたいな感想がありましたがホントそんなかんじ。一番いい所でずっと放置プレイを食らっていたので続編を諦めつつも数ヶ月に1度は「結局あれはどうなってしまったんだろう…」と続きを気にかけ続けたこの6年間。
これでもう「結局ここのは元にもどったんだろうか…」とか余計な心配しなくてすみます。本当にありがとう!!

完結巻までウン年かかった系の作品だと、もう私は「吸血鬼のおしごと」がトラウマ状態になっているのでラストの終わり方は色々ツッコミたい部分満載ですがおしごとほどひどくなかったからいいや…とか思ってしまいましたよ。(個人的には破軍と十斗の立ち位置は逆の方がしっくりくるかなーって思う。十斗はあんな結末になったら、待つだけじゃなくて自分から未来を良くしようって動くと思っていたので。でも妖魔がモリモリ現れまくってる状態じゃあ仕方なかったのか。)

クライマックスは次から次に現れる敵とか、十斗とここのの展開とかが怒涛の如く展開し、一気に全部読んでしまいました。やっぱり面白いよ…押しも押されぬ未完作家だけど面白いよorz

でもまあ、とりあえずここのたんが可愛かったので個人的にはオールOKです。吉良先輩と連儀がホモくさいなんて誰もおもってn(パァン)

とりあえず、あとはこの調子で「未完作家」の汚名を返上できるといいですね、とか余計なコメントを。ヤマモトヨーコの放置プレイぶりも有名だよねー。途中までしか読んでないけど…。