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閣下とマのつくトサ日記!?

[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ

美形揃いの魔族の中でも抜群の美形、しかしてその弱点はあまりにも“陛下LOVE”な事!?近頃、愛がすっかり暴走気味な王佐・ギュンターが妄想にまかせて書いた通称「陛下ラブラブ日記」がクチコミで広まり、遂には書籍として出版したいと編集者までやってきた!?ギュンターの日記として語られる、“マ王”シリーズ初の短編集。
 

陛下ラブラブ日記の割りに陛下分が低い気がするんですが(笑)個人的には「明日マ」でちょっと掲載されていたような暴走日記で1冊占められているのかと色々と楽しみだったのですが、良くも悪くも普通の短編集で少しがっかり。いえ、普通に面白かったんですけど、出来ればギュンター本人の文体で読みたかったかなと。そっちの方が地の文でユーリにヤキモチ焼いたり、アニシナ様への恐怖が滲んでみたり…と面白おかしそうな予感がします。特に1話目に至ってはいつもの本編と全く同じユーリの一人称で、もう“日記”じゃないじゃん。

すっかり同棲状態のヴォルフに辟易したユーリが、ヴォルフに出て行ってもらうため迎賓館のモンスターを退治しにいく話と、グウェンダル&アニシナ様のお話、そしてコンラッドがユーリの魂を人間界に預けに行った時のお話。個人的には2つ目のアニシナ様大暴走の話が面白かったです。結局なんだかんだ言われつつも振り回されて、どこまでも不幸なグウェンダルに乾杯(笑)

ラストのコンラッドの短編ではスザナ・ジュリアが死んで落ち込んでいた頃の、本編とは全く違う姿が見れて面白かったです。しかしユーリがスザナ・ジュリアの魂を持っている(←ネタバレ)っていう設定はちょっと露骨に腐女子狙い設定という感じで、露骨な設定を忌み嫌う腐女子の私にはイマイチだったかなあ。なんというか、こういう設定をつけてしまうとコンラッドがやたらとユーリをかばいだてするのはその設定があればこそ…みたいな、そういう色眼鏡をかけてしまいますよ。ユーリが女の子なら恋愛関係にもつれ込んで色々と面白い葛藤とかが入るんでしょうが男同士だし…ねえ(笑)

全く関係ないけど、陛下トトの詳細な順位が気になります。

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