金星特急3 | 今日もだらだら、読書日記。

金星特急3

 

錆丸達の車両に新たに言語学者のアルベルトが加わった。頭の回転が早く口が達者な彼は、早速砂鉄と犬猿の仲になる。そんな中、金星特急が停車したのは草原のど真ん中、砂鉄の属する傭兵集団・月氏の幕営地。傭兵の入れ替わりの祭“羊追い祭”の開催期に居合わせた花婿候補達は、強制的に祭に参加させられることになる。傭兵の一人に挑戦しこれを倒せなければ、草原の彼方に追放され列車の出発に間に合わない。腕に覚えのない錆丸、この危機をどう乗り越える…。 (「BOOK」データベースより)

 新キャラ・アルベルトを加えて砂鉄の故郷を舞台に繰り広げられる金星からの試練。傭兵集団“月氏”の誰かに挑んで勝たなければいけないという試練に頭脳を使って相手の意表をつくアルベルトや腕っ節には覚えのある砂鉄・ユースタスとは違い戦闘慣れしてない錆丸が絶望的な状況でも突破口を探してなんとか立ち向かおうとがんばる姿が相変わらずかっこいい。それを見守る大人達や“月氏”の面々とのやりとりもよかった。

 しかし、彼らの素性が明らかになるのとは対象的に錆丸の過去や数々の特異体質など、金星を取り巻く謎は深まるばかりだなあ。ユースタスのアレもただの外見上だけの話ではなさそうだし、彗星をはじめとした女性達が導かれた謎の場所も気になる。それにしても、ユースタスの砂鉄への態度は…………だと判断して良いのですか!(ニヤニヤ)

 そしてまたいいところで引きすぎですよねこれ!!一難さってまた一難すぎる。マスゴミの悪意が大爆発すぎる。フキンシンどころの騒ぎじゃねーぞ!!!

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