波乱だらけのシリーズ4巻。今巻で錆丸が金星特急に合流してめでたしめでたしかと思ったらそれどころじゃなかった!錆丸&月氏組といい特急の残存花婿候補組といい波乱万丈すぎる。
それにしても、花婿候補はいつのまにかここまで目減りしてたんだなあ……と思う。残った候補者達のギリギリの攻防が凄かった。それにしても月長石は1巻からあれだけ危険人物視されてきた割には随分とあっさり。お亡くなりになったわけではないので5巻あたりで一矢報いる展開が来てもおかしくないけど。いやしかし、彼の狂気を上回ったアルベルトの知識狂いぶりこそを畏れるべきなのか。砂鉄を心配するユースタスが一部始終可愛すぎる。
一方、次の停車ポイントで金星特急に合流することを目指す錆丸達にも不穏な影が。乗り遅れた者に対し発動する「ペナルティ」に関する脅威がなくなったと思いきや、一転今度は同じ人間達(しかもてだれ)から命を狙われる事になるこのスリリングな展開が凄い。誰が敵に回るかわからない状況の中、夏草の活字中毒っぷりが唯一の癒しでした。
一方、各地から集められた女性達の方も気に掛かるわけだけど本当にその結論だとしたら金星さん可愛すぎて思わずときめいちゃうよ!?例によって酷いヒキで終っているので続きを早く早く!!