絶望の未来を覆すため、そして自分の想いを強くするためにフェリスにプロポーズしたライナ。その告白は受け入れられ、ローランドで神に立ち向かう魔術の研究を行いながら、彼女との結婚式の準備を行うことに。そして数カ月後、フェリスとの結婚式が翌日に迫ったある日……。
すごい!!イチャイチャだ!!!?
というわけでここ8ヶ月ほど読み続けてきた「伝説の勇者の伝説」シリーズ既刊48冊目、ついに最新刊です。なお完結はしていない。いやもう大伝のレムルス帝国編終わった後くらいから割りとずっとそんな感じでしたけど、いよいよ両想いになってライナの言動にいちいち振り回されては頬を染めるフェリスさん可愛すぎやしませんか!?あと殴られても嬉しそうだし(それはどうかとおもう)避けちゃえる時でも避けないライナ、愛なんだよなあ〜〜。これまでずっと、色々な意味で色気の無い関係性を続けてきた二人がお互いの関係性を「恋愛」に定義し直して、改めて恋人同士として照れたり恥じらったりする姿が大変に可愛いんですけど何より楽しかったのが初夜というか性行為を巡るやり取りでめちゃくちゃ笑ってしまった。私フェリスが読んでるのってエロ系の本だと思ってたんですがそうじゃなかったんですね!?いや確かに野獣くんの話はライナの半生をベースにしたシオンの創作だっていうのは「堕ち伝」のほうで言及ありましたが……「とり伝」読むと本屋で買って読んでたりしてたよな……出版されてるの?
会議に二人で参加して会議中にイチャイチャして(シオンにけしかけられた)フロワードに尻を蹴られたり、結婚式のために南下してきたピア様に品定めされたり……と、世界の危機が去ったわけではないのですがひたすら楽しいイチャイチャ空間でした。それにしてもスフェルイエット民国、ピア様とヴォイスきゅんがいるなら二人で法律を改正して重婚OKにしちゃえばいいとおもうんですが(というか現時点で既に法律変わってても)そこんとこどうなんですか。多分反対するのティーアしかいない。そういえばティーアに協力を求めるとか言ってたのはどうなったんだろ……。
「残酷な世界が牙を剥く」
いやまああらすじでも↑って言ってましたが!!既刊綺麗に終わってないのもうすうす知ってましたが!!ここから約5年(現実時間)待ってる(続巻を)の!!?????サブタイの「団子娘の出す答え」、ライナのプロポーズをフェリスが受け入れたことだと思っていたのですがプロポーズの受け入れ自体は割りとあっさりだったし、ひょっとしてこのラストの行動及び言葉のことを言ってるのではないか……そうだとしたら悲しすぎる……ていうか狙われてるの解ってたのに予備のデルニオとか持たされてなかったんですか……デルニオってどのくらいのタイミングまで有効なんだっけ…………。最後の最後ですっかり忘れられてた伏線の「団子シール」が登場したので、あれって例によってリューラがこの事態を見越して掛けた保険なのかなあという予感もするのですが(フェリスにした説明、ルシルの果たした役割を考えると必要ない気がするので…)それであっさり事態が解決したらしたで全部リューラの手のひらの上になってしまうし、どうなのか……ライナが父を超えることって結構後半のキーポイントとして描かれてる気がするので、リューラの予想の上をいくライナを期待してしまう。
取り急ぎここが最新刊で予定的には次巻で完結とのことなのであとはそれを待つだけの状態ではあるんですが、正直今の展開から後1冊で終わるの??堕ち伝も割りとこのくらいのところから完結したからあっさり行くのかもしれないけど……(完結後に大伝13巻以降の時系列とかでもう1冊くらい短編集ほしくない?もう無理?)