[著]風見 周 [絵]G・むにょ
幼馴染の来夏の告白で、サクヤへの気持ちに気づいた密。しかし、それを認めるわけにはいかない密はサクヤをわざと突き放し、傷つけることで二人の関係を壊し、元のような冷たい関係に戻そうとする。しかし、その行為に深く傷ついたサクヤは“対天使兵器”としての力を失ってしまい…
前回の能天気な雰囲気が冗談だったように鬱々とした展開。幼馴染の来夏の告白で、サクヤへの気持ちに気づいた密。しかし、それを認めるわけにはいかない密はサクヤをわざと突き放し、傷つけることで二人の関係を壊し、元のような冷たい関係に戻そうとする。しかし、その行為に深く傷ついたサクヤは“対天使兵器”としての力を失ってしまい…
サクヤどの関係がどうしようもなく壊れてしまい、幼馴染の来夏と2週間のバカンスに出かけている間に、今度は密とサクヤが必死に護ってきた街に天使の総攻撃が…という、最大級にどん底な話。どこを読んでも救いがありません本当にありがとうございました。
ストーリーも佳境に入り、密が今まであれだけ必死に護ろうとしてきた暖かい場所があっけなく壊れていく部分は本当に切なかった。冒頭からそういうふうになるという予測は立っていたのですが、いざ壊れてしまうと…。そして今回も高天原先輩は最初から最後までいい味出しすぎです。しかしなぜラノベ界の生徒会長はこう天才なのに頭のネジが一本略。
そして、今回の最大の見せ場キャラは挿絵のGむにょさん愛するあのキャラだと思うわけですよ。正直今までモロにお色気担当な彼女の事はあまり良い感情をもってなかったんですが今回の彼女はひたすら可愛かったです。作者とイラストレーターの愛情が溢れだす様子が見えるようでした。
コメント
『殺×愛5-きるらぶFIVE-』
殺×愛5—きるらぶFIVE
『殺×愛5-きるらぶFIVE-』
壊れた話。
幸せから一気に叩き落とされるこの感覚。堪らない。
サクヤがメチャ可哀想だ。
密こと偽悪者に振り回せれて傷つけられ壊れる。
まぁ密の気持ちもわかる気がする。私も自称≪偽悪者≫ですから。
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殺×愛(5)
一気に一挙に怒涛の展開。 だったわけですが、今までが一日千秋の歩みだったわけで、 あのペースだと一体何巻で完結になっていたことやら。
殺×愛5—きるらぶFIVE
殺×愛5—きるらぶFIVE 作者: 風見周 出版社/メーカー: 富士見書房 メディア: 文庫 「うわ、物語が急激に動きましたな、さてどうなる? それはともかくカムバッーク!!」 みたいな話でした。 今まで、ぎこちないながらもうまくいっていたセカイが、二人の仲が崩れると同時