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この世をば(下)

[著]永井 路子

疫病の流行により政界の上層部が次々と斃れていく中、姉である東三条院詮子の強力な後押しを受けて遂に政界トップである左大臣の座に就いた藤原道長。唯一残ったライバルは長兄・道隆の子である伊周・隆家兄弟だったが両者との対立が深まる中思いもよらぬ事件から二人の名前が浮かび上がって……
再読。下巻は遂に政界トップに躍り出た道長が浮いたり沈んだり(気分的な意味で)を繰り返しつつも平凡児らしい平衡感覚で遂には栄華を極める、というお話。

道長というと天皇の外戚として好き勝手に権力を握り、政界を動かしたようなイメージがありましたが、この物語では最高権力者である左大臣になったあとも甥っ子の伊周に悩まされたり、中宮定子の懐妊の度に男か女かで気をもんだり、一条天皇の死後は折り合いの悪い三条天皇とお互いに神経を削りながら対決を繰り広げたり…とまさに波乱万丈。特に伊周の配流の場面なんかは悲劇が一回転して喜劇になってしまっている状態で、思わず笑いがこみ上げてきてしまう。

ちょっと良いことがあると調子に乗ってつけあがり、思わぬ不意打ちを喰らって凹んでは「もう辞める!」とか言い出す浮き沈みの激しさは健在…というか思わぬかたちで権力を掴んでしまった分、様々な形で負い目を持っていてむしろ上巻よりヒドくなってるかも。でも何かと次兄やら伊周やら中宮定子やらが出てきてしまうのは、わからなくもないような。

「望月の歌」を詠んだ時のエピソードは今の私たちが受ける歌の雰囲気とはうってかわってどこか微笑ましいもので、思わずニヤリとしてしまうけど、その後にこれまでの幸運の元を取るような不幸の連続がやってくるのにはなんだか切ない。こうやって見ると、例の歌の通り「望月の欠けたることもなしと思えば」と言えるような状態がどれだけ短い間の出来事だったのか。最期まで「子供たちに見守られて、幸せに逝きました」とはいかないのがフィクションとは違うところだなあ。

 


本の選び方とかの話

おひさしぶりです。
夏コミだの夏休みだのにかまけて本を読む時間自体が急激に減少しているので
外部にネタを探しに行ってみました。

一番読書時間の減少に歯止めをかけたのは
これとかこれとか買っちゃった所為な気がしなくもありません。
後者はこのブログでレビューすると言うのもありなのかな。川上さんつながりだし。

というわけで、
ウパ日記さんでやっている「皆さんの本の選び方を知りたいな」に答えてみようかと思います。

1.月に何冊読んでいるか

 ブログの更新具合から判断するにラノベは月10?15冊前後。
 通勤時間に読むことが殆どなので仕事でどれだけテンパってるか、
 また携帯ゲームを購入した直後は極端に冊数が減ります。
 
 漫画まで含めるともう10冊増えるかな。
 読み返した本を含めるともっと増えます。

 ちなみにMOTHER3が発売された4月中旬以降の1ヶ月間は
 活字系は1冊も読んでなかったりする。
 総合すると睡眠とDSとPSPが最大のガンの模様。

2.どんな本を読んでいるか

 近頃はライトノベルと漫画ばっかりですねー。
 時々PC系のソフト解説本やWebデザイン関係の本も読みますが
 そちらはもっぱら積読行きが多いです。

 ちなみに通常の書籍だと歴史小説とエッセイが多めです。
 初期のさくらももことか群ようことか椎名誠とか永井路子とか
 一時期物凄いハマってました。

 同人誌は「どんな本」の中に入りますか?

3.どうやって選ぶか

 作者(シリーズ)買い+表紙買いが99%。
 新作系は表紙→巻頭のイラストページ→あらすじを見て
 どうしても気になるもののみ選ぶ感じ。割合第六感が頼り。

 そういわれてみると巻末の既刊紹介で「気になった」本は多くあるのに
 購入に至った本って全く無いですね。
 「都市シリーズ」とかラノベにハマった最初のころから
 ずっと既刊紹介で気になってた本だったのに、
 実際に手に取ったのは「終わりのクロニクル」を読破した後でした。

4.本の選び方に何かこだわりはあるか

 特に無いですが特定作者以外はほぼ表紙買いなので
 自分の好みの絵柄ではない挿絵の本は殆ど手につけてないんじゃないかな。
 逆に好きな挿絵画家が描いてる本って殆ど手をつけてる。

5.ブログで感想を公開している場合、感想を書くときに心がけていることはあるか

 ネタバレはあまり気にしない方だけど明らかにばらしてしまったらまずい
 バレってあるとおもうのでそういう部分だけはバラさないように気をつけてます。
 (西尾版デスノートの例のどんでん返しの部分とかみたいな)

6.書名と、読み終えるまでに要した時間(作品名/時間)

 作者によって物凄い読み終わるまでの時間が変わります。
 基本的なラノベは基本的に1日の通勤時間内で読める(※往復3?4時間)
 
 逆に今まで読んでて読みづらいと感じた3強が
 西尾維新・谷川流・奈須きのこ。
 ファウスト系は基本的に総じて駄目なので西尾+奈須をいっしょくたにしてスペースを空けると川上稔の一部作品(好きなんだけど…)
 ハルヒの短編とか、薄い本なのに2?3日がかりのときも多かった。
 一度自分の脳内で中だるみが生じるとだれるというか、1?2Pで眠くなるので駄目。

 最長記録は奈須きのこの「空の境界(上)」であると思われます。
 睡眠時間が挟まるので詳細不明。
 Fateや月姫ではそんなことないのにどうして空の境界はあんなにだるかったんだろう。