海辺のウサギ | 今日もだらだら、読書日記。

海辺のウサギ


[著]鈴木 鈴
[絵]片瀬 優

「吸血鬼のおしごと」最終巻はどうし(サーバーとの接続がキャンセルされました)
ついでに「ウサギ」って三文字に反応して購入した訳ではありませ(蹴蹴蹴)

「吸血鬼のおしごと」シリーズのコンビが贈る新作。
最近かなり殺伐としている「おしごと」シリーズの初期を思わせる、
どこか暖かい雰囲気のストーリーです。

最初、世界観を理解しにくくて、物凄く混乱したのですが、読み始めると結構面白い。
結構設定は重苦しかったりするのですが、登場人物が全体的に暖かくてほのぼのさせられます。
エンディングにもしっかり「オチ」が付いててなんか好きだ(笑)
最近電撃文庫含めて結構重苦しい作品ばかり読んでいたのでかなり和めました。

唯一不満な点を上げるとすれば…やっぱりこの作品、設定が掴みにくい。
特に破片世界の説明は、多分挿絵がなければ理解できなかったんじゃなかろうか(汗)
挿絵と見比べながら、破片世界の説明部分の解説を理解するのに10分くらい要しました。
私の頭が悪いだけかもしれませんが…

あと、挿絵と本文が微妙にズレてます。
ワイズ・アイズの瞳は「全員黒である」っていう説明がされているにも関わらず
この作品に登場する二人の瞳の色は明らかに濃紺と緑ってどうよ。
もうこれがきになってしょうがありませんでした。
二人のイメージカラーを際立たせたいとか、黒といっても本当に黒で塗るのはどうかと…とか
色々挿絵描きさんにも考えるところがあったんだろうけど
でも濃紺のカタリナはとにかく、アイリーンの瞳なんかは完全にしっかりと緑なんですもん…(汗)
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