[著]長谷 敏司 [絵]深遊
魔術を見ただけで消してしまう人間たちが住み、“地獄”と恐れられる地上に堕とされた魔術師の少女メイゼル。この地獄から抜け出すには、地上で魔術を悪用する魔術師たちを100人倒さなければいけない。彼女は監視役の武原仁と共に魔術師たちと戦いを繰り広げる。
とにかくこの作品の醍醐味といったらヒロインのメイゼルが可愛い事だと思うんですが(笑)ツンデレな行動やドSな行動にもかなり燃えましたが特に「せんせ」って呼び方が可愛い!ロリ属性が全く無い私までうっかりキュンとなった!魔術を見ただけで消してしまう人間たちが住み、“地獄”と恐れられる地上に堕とされた魔術師の少女メイゼル。この地獄から抜け出すには、地上で魔術を悪用する魔術師たちを100人倒さなければいけない。彼女は監視役の武原仁と共に魔術師たちと戦いを繰り広げる。
まさに「ツンデレ」ヒロインの王道。しかしツンデレ通り越して思いっきりサディストなヒロインな気もしますがそれはそれで良し。同性の同級生を涙目にそそられる姿なんかヒロインとしてどうかとおもいますがそれもそれで(略)
メイゼルは論外ですが脇役の女性陣が非常に良いです。十崎京香の豹変ぶりや神和瑞希のツンデレっぷり、そして敵側ですがジュルベールやエレオノールもかなり好きでした。
特にジュルベールは女狐中の女狐という感じで非常に良かったです。こんなの誉めてもどうかと思うけど死に様が見事すぎです(笑)
対してストーリー的の根幹的にはかなり重いです。魔術師達と人間達との深い差別や溝とかサブヒロイン?のきずなと父親の関係とか。また、魔術のシステム的なところが結構細かくて長ったらしい。結局魔法システムなんか半分位しか理解しないで読んでた気がする。レビューサイトの殆どで浅井ラボや川上稔と同系統に分類されてましたがその辺は思いっきり同感ですね。「終わクロ」の1巻の読破に散々てこずり、「され竜」は序盤でリタイアの私には魔法設定の解説あたりで結構だれの来る作品でした。
ただし、後半はそのだれを払拭するかのような急展開に急展開を重ねた展開だったし、逆に言うとこういうシリーズは基本設定の説明の終わった2巻以降が勝負だと思うので続編がかなり楽しみな作品です。