[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也
かつて《牙の塔》という魔術組織に身をおいていた魔術士・オーフェンは魔術の失敗で恐ろしい怪物の姿になってしまった姉弟子のアザリーを追って組織を抜け、副業で金貸し屋をやりながら彼女を探すという生活を営んでいた。今日は金貸し屋の顧客である地人の兄弟に「金儲け」の話があると言われ、のこのこ出かけていったのだが…!?
超今更ですが買ってみました。何か良くも悪くも「スレイヤーズ!」と同じく現在のライトノベルの原点というか、それに近い印象を受けました。よく言えば「古きよき時代の?」で悪く言うと現在の時代から見ると「ありがち」、なんだよなあ。何かと比較される「スレイヤーズ!」と比べると特に目新しい要素も無く金貸し屋という設定の割にはストーリーも至極シリアスで、良くも悪くも現在のライトノベルのファンタジー系バトル作品としては王道な感じのストーリーで、文章のテンポも良いので安心して楽しめました。かつて《牙の塔》という魔術組織に身をおいていた魔術士・オーフェンは魔術の失敗で恐ろしい怪物の姿になってしまった姉弟子のアザリーを追って組織を抜け、副業で金貸し屋をやりながら彼女を探すという生活を営んでいた。今日は金貸し屋の顧客である地人の兄弟に「金儲け」の話があると言われ、のこのこ出かけていったのだが…!?
地人の兄弟やクリーオウの存在がちょっとした息抜きというか、3人が出てくると一気にシリアスな空気が崩壊する所が個人的には良かったです。短編の方が面白いと薦められた事があるので、そちらもあわせて読んでいきたいと思います。
しかし、マジクは無理してここで出さなくてもよかったんじゃ…微妙に何度かアニメを見ていたので「これから活躍するのかな?」と思ってみていましたが、何もしらないで読んだら彼の存在自体が意味不明だったに違いない。