[著]白瀬 修 [絵]ヤス 彼方の通う学園で文化祭が行われた。いつも通りヘンタイだらけのクラスメイト達に悩まされつつ、いつの間にか依と留真まで巻き込んで、彼方のクラスの喫茶店は大盛況に終わる。しかし彼方はそんな楽しい雰囲気の中、どうしても思い出せないクラスメイトが一人居る事に気が付いて… |
相変わらず彼方を振り回し続ける変態クラスメイト達のやりとりが最高。自分たちを「ヘンタイ」の集団だと言い切る潔さといい、隣のクラスの彼方親衛隊隊長・古伊万里とのバトルもミモノ。しかし、いい年した男にウェディングドレスを着せて校内を歩き回らせるとは、本当に腐ってるなこのクラス(褒め言葉)。まあ個人的には、ウェディングは依お姉さんに着せてあげて、かなたんには和服を着ていただきたかったんだけど。
そしてほのぼのムードの前半とは打って変わって、「いいんちょ」の正体が明らかになる中盤以降はシリアスな魔女っ子バトル全開。いいんちょとその後ろにいる敵の正体が明らかになった所で最強キャラの此方かーさん帰国、今まで敵だったキャラがいつのまにやら味方ポジションに、と美味しい展開が目白押し。かなたんもパワーアップして、大団円で満足でした!!……と言いたいところなのです、が。
とりあえずラストが納得いかない!!トランスセクシャル萌えと女装っ子萌えは、似ているようで全くベツモノなんだと主張する!!
「のべるのぶろぐ」さんに至っては遂に「TS魔法少女モノ」とか書いちゃってるし!ち、違うんだー。TSと女装はあくまでベツモノ…だとおもうんだー!(自信なし)
本当に、ラストバトルでこんなにハラハラした(別の意味で)は本当に久しぶりでした。違うんだ…そこでそう来るのはなんか違う……そこでかなたんが本当に女になってしまったら正直このシリーズ買うの止めてただろうとまじめに考えたくらいにはハラハラしてた。……いや、あの、……女装は凄い萌えるんだけど、「女体化」には全く来ない……あれの違いといったら、それこそ「パンツ脱いで股を開いてる女の子」に萌えるか「風でめくれそうなスカートを、顔を赤く染めながら必死に抑えてる女の子」に萌えるかくらいの段差があるんだよう……。
オチでなんとか元に戻れたからよかったとはいえ、今回の話でトランスセクシャルをする事による魔女っ子としての上位モードがあるという話になってしまったという今回のオチ自体が、今後はTS展開も視野に入れて物語を進めていくためのフラグ立てのように思えてしょうがない。女体化属性全くない私にとっては不安でしょうがない。
…確かに魔女っ娘のかなたんはかわいかったけど!
く、くやしい!ヤスさんの描く、魔女っ娘かなたんがめちゃくちゃかわいいのがなんだか悔しい…!!
1・2巻でも全体的に「魔法少女モノとしては面白い、でも女装少年モノとしては駄目」って評価だったんだけど、今回のオチはマジで酷かった気がする…。百歩譲って、こういうネタはシリーズ完結までとっておいて欲しかった。いやマジで。こんな序盤で、安易にやっていいネタじゃないよこれは…。
物語自体が面白いので今のところ切る予定はないのですが、女装少年好きとしては時々耐え難い展開が多くなってきたので、今後の展開によっては切る事もありえるかな…まあとりあえず4巻待ちって感じで。
コメント
ばめしまして和泉うららさん。尾張くんと申します
>トランスセクシャル萌えと女装っ子萌えは全くベツモノなんだと主張する!!
まったく同意見です!男の子であるからこその恥じらい、可愛さを消すなんてナンセンスなことはもうやめてもらいたいですね。
はじめまして、コメントありがとうございます?!
折角なかなか無い「女装少年の魔女っ子モノ」なんで、その辺の設定は大事に使っていって欲しいですよねえ。
本当に、今回は様々な意味でハラハラでした。
おと×まほ 3 白瀬修
おと×まほも気付けば3巻目です。
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おと×まほ 3 (GA文庫 し 2-3)白瀬 修 ヤス ソフトバンククリエイティブ 2007-12-15売り上げランキング : 4516Amazonで詳しく見る by G-Tools 二巻に比べると無難な着地点だったかなぁ。 王道といえば王道でしたが、それだけに斜め上の設定や内容が浮いてた感じ。 っつーか..