ダブルクロス・リプレイ・ストライク 天からの一撃 | 今日もだらだら、読書日記。

ダブルクロス・リプレイ・ストライク 天からの一撃

[著]小太刀 右京 / F.E.A.R. [絵]石田 ヒロユキ

四畳半の安アパートで暮らすオーヴァードの少年・国見以蔵は今日も「あ?空から女の子が降ってこねえかなあ」とぼやきながら何の変哲も無い高校生としてUGNに協力しつつ、平和な学生生活を送っていた。ところが、そんな彼を流星が直撃して以来、美少女アンドロイドだの天才美少女科学者だの凄腕の傭兵だのドラゴンだのが現れて…!?
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先週、数少ないライトノベル読みでTRPG好きの友人と本屋に寄ったときのこと。
「……、それでこのリプレイが中々面白くて」
「ふむふむ」
「主人公が貧乏で不幸症で…丁度バカテスの明久をもうちょっとスケベにしたみたいな」
「とりあえず買うわ。」
「早ッ!?」


とりあえず衝動買いにも程があると思いますがそんなわけです。今「明久みたいな主人公が出てくるよ」って言われたらBL小説だろうが美少●文庫だろうがなんだろうが買っちゃいそうな自分が怖い。

さてさて、そんな不純な理由で手をつけた久しぶりのTRPGリプレイ小説でしたが、TRPGについては完全初心者の私にはちょっと戦闘の部分とかがわかり辛かったかも。以前読んだ「アリアンロッド・リプレイ」の方がシステムも単純だったし、参加されているプレイヤーさんの一人が初心者さんだったため解説部分も判り易かったし。こちらのTRPGは参加されているのが全員歴戦のツワモノ(笑)ということがあったりして戦闘部分は殆ど理解できないまま終わってしまいました。

ただそういう理解できなかった部分をさておいても、プレイヤーさん達の掛け合いが面白くて、そちらばかりに目が行ったためかなり面白く読ませて頂きました。友人は主人公について「スケベになった明久」と表現してましたが、どっちかというとあかほり作品の主人公っぽいイメージを受けましたね。もしくはオープンスケベにした佐山御言からかっこいいところを抜いて吉井明久の駄目な部分を植えつけたと言うか(それは良い所がどこにもないとも言わないか!?

でも、夢にまで見た「女の子に囲まれる生活」が実現したにもかかわらず夢と現実の違いを嘆いて逃げ回ったり、美少女だったら敵だって口説いちゃう情けない主人公の以蔵が世界を救うため、そして自らの“夢”を実現するため立ち上がる姿は凄くかっこよかったです。

続編では主人交替が起きているとか何とかと聞いてちょっとその辺が気になるので、近いうちに手を出してみたいかもw
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