[著]秋田 禎信 [絵]草河 遊也 金貸し魔術士のはずなのに、今日も今日とて金欠なオーフェン。そんな時、土人兄弟の弟・ドーチンから「ボルカンが最近やたら羽振りが良い」と聞かされ、今日こそ借金を取り立ててやろうとボルカンの元を訪れるが、思わぬ人物が現れて…!? |
2巻の感想で「オーフェンはシリーズ後半になったら主食が食塩水・砂糖水になるにちがいない」という予想を書いたけど、むしろシリーズ「後半」どころの騒ぎじゃなかったネ!!たった1巻先で予想が的中するなんて!!!むしろ水で溶いてない分どこかの観察処分者よりさもしい食生活な気がする……ますます懐が可哀そうな子になっていくオーフェンから目が離せません(おもに憐み的な意味で)
それにしても、噂には聞いてたけどキースは良いキャラだなぁ…完璧キャラで性格歪んでる系のよくある執事さんかと思わせておいて、色々ダメすぎる上に卑怯なところが素敵。「スレイヤーズすぺしゃる」におけるナーガポジションはコギーだと思ってたんですが、実はキースだったんですね!というかナーガはまだ使いようによっては役に立つ子だけど、キースは保身のための悪知恵ばかりに頭が回っている分1ミリも役に立たなくて、本当に駄目な人だ(褒め言葉)今まで以上に振り回されっぱなしのオーフェン、哀れなり。
そして何気に過去編の方も……じわじわとアザリーの変人度合いが上がってる気がしてなりません。実力を持ち合わせているぶんキース以上にヤバイ人に思えてきました。アザリー素敵だよアザリー。