[著]ハセガワ ケイスケ [絵]七草 すっかり涼橋寮でのバイト生活にも慣れてきた水田マシロは、ある日寮母のアザミ子からの指示で「おつかい」として陽向と共に外に出ることに。何故か「赤ずきんちゃん」のコスプレ姿で!?恥ずかしい気持ちを抑えて町に出たら変な男に声達をかけられて…!? |
うーむ、陽向が前巻から期待していた通りの二重人格キャラで、予想通りの展開にニヤリとしたところまでは良かったんだけど、前の2巻と比べてもあまり盛り上がらなかったなあ…私の中で。ふんわり天然さんな陽向と悪戯っ子な少年・花向の対比は凄くツボなんだけど、トラブルの解決法としてこれまでカケラも見せなかった「異能要素」が突然出てきたのが凄い違和感でした。なんか解決法が思いつかなくて安易に異能要素でごまかしたように見えてしょうがないというかなんというか…いや、見落としてただけなのかなあ…伏線もなしに突然こういうネタが出てくるのはあまりにも強引すぎる気がするのですが。
今回の話からしても、今後学園異能方向にシフトしていくつもりなのでしょうか…うーん、2巻までのノリが普通に好きだったので、このまま擬似TS系学園ラブコメとしての路線を貫いて欲しい気がするんですが。忍が「人前で男姿を見せられない」と言ってるのもなんかその辺の関係なのかなあ。
花向がマシロに子供っぽいイヤガラセを連発する辺りの話は好きです。花向可愛いよ花向。