それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版]3 | 今日もだらだら、読書日記。

それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版]3

 

またまたレッドスナッパーズの四姉妹を相手に戦うことになった洋子たちだったが、どうやら敵さんは任務をほっぽり投げて個人的な恨みで行動している模様…。作戦も何もあったものではない攻撃に、徐々に戦闘は不毛の様相を呈しつつあった。そんな折、突然現れた正体不明の戦闘艦が射ち出したモノに、一同の目は一気に点になってしまう!?外伝シリーズも巻き込み始めた、暴走の第3巻。(「BOOK」データベースより)

外伝optシリーズ1巻『薔薇のストリーム』と本編5巻『合わせ鏡のラビリンス』を収録した完全版第3巻。

『合わせ鏡のラビリンス』が4巻収録予定の『時計仕掛けのラビリンス』に続いているので、どうせならそこは1冊で読みたかったなあ…!って気持ちもなくはなかったのですが、opt1収録の『謀略のテレパシー』がさりげなく本編に絡んでくるからこの収録順じゃないとダメなんですよね。NESSの内部争いも本格化する中、テンツァー達がいよいよヨーコ達の正体に感づき始めたり、オールドタイマーがいよいよヨーコ達に絡んできて、ちょっとシリアス度の高い1冊でした。ただし『薔薇のストリーム』は除く。

なんだかんだで仲良くなっていくヨーコ達とレッドスナッパーズの皆様の姿にニヤニヤ。文化祭の準備をなし崩しに手伝わされる彼女達がとても可愛い。描き下ろしで普段とは違った姿を覗かせるロートや『薔薇のストリーム』でのあの人たちとの絡みなどなど、なんだかんだでレッドスナッパーズがとても可愛い1冊でした。そしてさりげなくゼンガーに協力する裏で、自らの行動に疑問を感じ始めるシルヴィが印象的。

しかし、全体的にシリアスな話が続く中で、しょっぱなに収録されている『薔薇のストリーム』のはしゃぎっぷりが輝きすぎてる……まどかのあの発言は、初版刊行時にリアルタイムでアニメっ子だった世代にはほんとニヤニヤが止まりません。ええ、リアルタイムで見てましたから!無印からSuperSまで見てましたから!!

元ネタがわからない!という平成っ子はとりあえず「タキシード仮面 名台詞」で動画検索するといいんじゃないかな!

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