コミックマーケット82の企業ブースで先行発売されていた「Steins;Gate」のノベライズ。β世界線で紅莉栖を救えなかった岡部が再びタイムマシン研究と向き合うまでの物語です。
全3巻構成ということで、色々な意味で物語が動き出す前で終わった印象。リア充を目指すもリア充達の空気についていけてないオカリンかわいい。また、コミケ会場で阿万音由季と出会ったダルが未来の嫁と未来の娘に囲まれつつ、今まで自分が出会った女子とはどこか違う彼女に振り回される姿が可愛いのなんの。未来のダルからさりげなく岡部への想いが透けて見えるのにもニヤニヤ。
紅莉栖の大学での先輩・比屋定真帆との出会いをふまえつつ死んだ紅莉栖の周囲で尚も蠢く影の姿が見え隠れするのがとても気になります。ドラマCDβ「無限遠点のアークライト」とは同一世界線の出来事の筈なんだけど、あちらのドラマCDから比較するとびっくりするほどオカリンが前向きなんだよなあ……そんなオカリンの心を折るような出来事が多分今後起きる筈なので、その辺も踏まえて楽しみです。
STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ
著
たきもとまさし絵
huke 原作
5pb.×ニトロプラス2010年11月。β世界線。これは岡部倫太郎が、7月28日に牧瀬紅莉栖を救えないまま戻ってきた後の物語。倫太郎は紅莉栖への想いもタイムマシンへの情熱も封じこめ、ラボへもほとんど足を運ばず、ごく普通の大学生活を送るようになっていた。そんなある時、大学のセミナーで一人の女性と出会う。その女性の名前は比屋定真帆(ひやじょうまほ)。紅莉栖と同じヴィクトル・コンドリア大学脳科学研究所の研究員で、セミナーにて講演を行うレスキネン教授の助手として来日したのだった。そのレスキネン教授が研究している『Amadeus』と呼ばれるシステムが、やがて自身を再び陰謀のはびこる世界へと導くことになるとは、このとき岡部はまだ知らなかった。そう、そこに『彼女』は今もいる――(公式サイトより)
コメント
STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ ドラマCD付 レビュー
2010年11月のβ世界線。
岡部 倫太郎が、7月28日に牧瀬 紅莉栖を救えないまま戻ってきた後の物語で、未来ガジェット研究所のラボへもほとんど足を運ばず、厨二病な言動もすっかりなり ...