銃皇無尽のファフニール3 クリムゾン・カタストロフ | 今日もだらだら、読書日記。

銃皇無尽のファフニール3 クリムゾン・カタストロフ

 

“赤”のバジリスクがいよいよ動き出した。視線により海を塩化させて侵攻するバジリスクに対して、無人の火山島を遮蔽物とした遠距離攻撃で撃退をはかる深月たち竜伐隊のメンバー。だが、かつて深月が“紫”のクラーケンとともにその手で討った少女・篠宮都の存在をめぐり、深月とリーザの間にわずかな空隙が生じる。対立、協調―そして温泉(!)。揺れ動く心を抱えながらも、彼女たちはミッドガルを護るために戦うが…!?「私が兄さんを守るんです!」「いいや、俺が守る」もう二度と届かないもの。今ここで育まれゆくもの。紅に染まった終末を越えて、それぞれの想いはどこへ向かうのか―。アンリミテッド学園バトルアクション第三弾!(「BOOK」データベースより)

 うわティアの「応援」つよい。
 正直、今回一番の萌えキャラはディラン少将だったのではないでしょうか。

 赤のバジリスクを討滅するにあたり、未だ親友を討った自分を許せずに居る深月と、その責任を一人で背負おうとする深月が許せないリーザのわだかまりが表面化することに。誰よりも仲間への情に熱い彼女だからこそ、深月を「許さないままでいる」という選択は必然のもので、だけどとてもつらい選択だったのだろうな。2巻から引き続きリーザ株がストップ高。

 自らをドラゴンと名乗る少女と、彼女が“母”と慕う謎の存在。そして不可解な動きを見せるドラゴンたち……と、今後の伏線となるのであろう謎が大量に提示されたお話。そして、時間を操ることで何もかもを奪ってしまう“赤”のバジリスクとの戦いが熱い。極限状況の中何度も試行錯誤を繰り返し、そして仲間たちの力で強敵を打ち破る展開なんて燃えざるをえないじゃないですか!

 最後に突きつけられた自らの記憶の“齟齬”の正体に、物部はどうやって向き合っていくのか。そしてイリスと深月どころかリーザやフィリルとのフラグまで乱立しはじめて本当にどうなってしまうのか。続きが楽しみです。

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