魔王の一人から夜会の招待を受けたザガン。こちらを監視していたとしか思えない招待の言葉に罠の気配を感じるが、敢えて全員で夜会に向かう事を決意する。一方、自分とそっくりなダークエルフと対峙したネフィはある不安にとらわれて……。
相変わらずザガンとネフィのイチャイチャっぷりが限界突破で私はもう駄目です。少しずつ距離が縮まって、初期よりも糖度が増していくので本当におやばい。キスとかそれ以上とかこう性的なことはなにも進展していないのにこんなに甘々なのズルくないですか!?今回はフォルとの「親娘」っぷりも入ってきて、本当に永遠にイチャイチャしててくださいおねがいします!!!という感じ。
少しずつ「仲間」らしくなっていくザガン一行の姿と、魔術師達が就任したばかりの「魔王としてのザガン」を認めていく姿が印象的なお話でした。他の人間を信用できず独りで生きてきたザガンが、仲間や護るべき一般人だけではなく同じ魔術師達と「共に戦う」という展開が胸熱。すっかりザガンの従者として執事面してるラーファエルさんやちょっと思った以上に義理堅い悪友バルバロスというこれまで敵としてザガンの前に立ちふさがった彼らの姿にもニヤニヤしてしまうのですが、(一応1巻の時点で名前だけは居た)新キャラの魔術師達も良いキャラしてる。
そして彼らに立ち向かうのはザガン達とは対称的な関係の「魔王」ビフロンスと「ダークエルフの少女」ネフテロス。ネフテロスの事を道具のように扱うビフロンスの行動は胸糞すぎるし、ネフテロスの葛藤と絶望には胸を刺すものがあるんだけど、そんな二人の関係にも色々と変化が訪れそうな気配。これは次回の登場に期待しか出来ませんっていうかこれは完全に尻に敷かれる奴でしょう…!?