シリーズ第9巻。池袋の影で起こったある事件と、それと共に語られる中学時代の臨也と新羅が出会ったときのお話。
「人間全てに興味がある」臨也と「人間全てに興味がない」新羅。似ているようで全く違う二人の奇妙な関わりが凄く面白かった!行動の全てが「セルティの為」な新羅をうっとおしいと思いながら、次第に興味を持っていく臨也の心の動きが面白い。ラストで語られる、臨也が新羅に対して抱いたどこか憧憬にも似たような感情が正直クリィティカルヒットなのですが。なにこの二人美味しい!!小学校時代の新羅と静雄のかかわりも気になるところ。
一方、池袋で起こった事件の方も最後までなかなか真相が見えてこなくて、面白かった。麻袋を被せられた人の正体はあれかなこれかな、と色々想像していたんですがなんだかんだでしっかり裏をかかれましたし。意外な人の繋がりや、意外な人の再登場にもびっくり。ていうかちゃんと臨也が憎たらかっこいいの久しぶりじゃないですk(強制終了)(8巻の「鍋」の残念さが忘れられないよ!!)
大人たちが物語の「裏」で引き起こした事件が、「表面」といえる帝人達の物語にどういう波紋を投げかけるのか、とても楽しみです。
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デュラララ!!×9
著:成田 良悟 / 絵:ヤスダ スズヒト 池袋を舞台に躍る、歪んだ愛の物語──。 さぁ、みんな一緒に──デュラララ!!×9 「情報屋だかなんだか知らないけどさ。ちょっと目立ちすぎだよ...
デュラララ!!9巻の感想レビュー(ライトノベル)
電撃文庫のラノベ『デュラララ!!×9』(成田良悟先生原作、ヤスダスズヒト先生イラスト)が発売中です。
表紙は折原兄&妹s。
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