[著]アサウラ [絵]柴乃 櫂人 半額弁当を求め、今日もスーパーでライバル達と凌ぎを競う《狼》となった佐藤洋。そんな彼の元に、暴虐無人な幼馴染・著莪あやめが現れる。実は彼女も“湖の麗人”の二つ名を持ついっぱしの《狼》であった。洋の先輩であり師匠でもある“氷結の魔女”槍水仙に勝負を申し込むあやめだが、その裏では多くの《狼》たちを巻き込む陰謀が進行していた…! |
てっきりあの地方固有の伝統というかそういう何かだと思ってました……そのうち4巻とか5巻くらいになると、全国の《狼》集めて全国トーナメントとか開催されそうでイヤな感じですね。なんかなさそうに思えるけどあってもおかしくない気がするのはどうしてだろう?
さてさて今回も、ともすればとても熱い…ように見えてよく読みなおすと何かアツさが間違ってる熱いバトルが展開されます。卑怯な手段で強引に力を得た者や自ら《狼》を捨てて犬に成り下がっても《狼》としての心意気を忘れられない者に洋達が立ち向かいます。1巻でライバルとして闘い合った者達も、ある時は今までと同じように凌ぎを削り、またある時は協力し……と、まるでスポーツのような爽やかなバトルが展開されます。ゲーマー大喜びなメタメタなギャグも健在。さりげなーくちょっとよい話を展開するのも忘れては居ません。
相変わらずの熱さの大バーゲンセールに加えてキャラクター達の個性も2巻になって磨かれてきます。ナチュラルセクハラ系な新キャラ・著莪あやめやどんどん間違った方向に自らの才能を拡げる白粉花は勿論ですが、たった一瞬の登場なのに猛烈なインパクトを与えてくださった白梅様が忘れられません。あのご雄姿を拝んだ後では思わず様付け必須みたいな。
まあそれはとにかく、個人的にはどんどん弄られ系受主人公としての才能を拡充し続ける主人公が愛しくてたまりません。今回は白粉の妄想の犠牲になるだけではなく、リアルでオッサンに裸に剥かれたり、単一電池を大変な所に挿入されそうになったり、女装姿で夜のスーパーに出陣する羽目になったりします。……いやあ、よもやこんな早い段階でリアルで女装ネタが来るとは予想外でしたねー……女装姿の洋きゅんの挿絵がないのがとても残念です。
洋はこれからももっとどんどん弄られるといいよ!!主に白粉あたりに。
3巻がとてもとても楽しみです。(腐女子的なイミで)
それで、「筋肉刑事」の単独書籍化はいつですか?
買いますので教えてください。ていうか削った編集表へ出ろと。
……あれ、集英社ってBLレーベルあったっけ?
コメント
ベン・トー(2)
ベン・トー 2 (2) (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 9-4)アサウラ集英社 2008-06-25売り上げランキング : 385Amazonで詳しく見る by G-Tools 大満足でした。 あ~……もぅおなかいっぱい? 一巻同様の熱さと笑いと感動を堪能させていただきました。 特に親父には……駄目だコ..
>それで、「筋肉刑事」の単独書籍化はいつですか?
サト・・・じゃなかったサイトウさんのアレが限界を向かえてしまうような作品が読みたいと、そういう事ですか? 流石です・・・!
元々腐女子の割にBLレーベルの作品はあまり読まないのですが、
サト……もといサイトウさんが大変なことになってしまう話しだったらなんだか読みたい気がします。それにほら、「全裸で腕立て伏せするサト…サイトウさんのシーンを5Pも書いたのにボツにされた」とか後書きで言われちゃうとどうしても気になってしまうというかですね…?!
>集英社でBLレーベル
コバルトはBLも出しているから、出るとしたらそこしかないでしょう、多分。
ただ、あまり濃密すぎると出せないかも。
おおっ…コバルトってBLも出てたんですか!?
コバルトはここんとこ、ラノベ感想サイトさんで面白そうだなあと思ったシリーズをつまみ食いする程度で殆ど手を出していなかったので知りませんでした…。
しかし、白粉さんの原作をそのまま書籍するとかなり濃密になって、結局コバルトでは出せなくなるという予感も…
>コバルトでBL
あさぎり夕さんは自分で挿絵も描いてたりしますよ。
2,3年前かな?ばしばしBL本出て、コバルト本誌でBL特集やる位に盛り上がってましたね……最近はだいぶ落ち着いてきた感じもしますが。
実は個人的にあまり萌えなかった……というのは秘密です。
あさぎり夕さんってコバルトだったんですね。
BL小説家に転身されたという話は有名だったので知ってたのですが、なんとなく漫画家当時の印象から講談社系の作家さんというイメージがありました。
しかしコバルトでBL特集……なんだか想像できないのですがっ!w