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富士見の新刊超やべえええええ

今月発売のファンタジア文庫に、物凄い新シリーズがある!!!
いや、そこに萌えるのは斜め上すぎる」というツッコミは覚悟の上ですが、これは正直やばい。

えーと、ファンタジア長編小説大賞で佳作を受賞した「これはゾンビですか?」という作品らしいのです、が。


これが「仮面のメイドガイ」というモンスターを生み出した富士見書房の全力かっ!!!

富士見全力すぎる!!!感動した!!!
ついったーでタレコミ頂いて「やばい歩超モエ!」「買うしかない!!」って反応したら3人位からドン引きされたけど!
わたし、可愛い男の子が女装させられて恥らう姿も大好物ですが、男子が全く似合わない女装を恥ずかしげもなく晒している姿が実は大好きであります。実は「仮面のメイドガイ」とか好きです。バカテス5巻で、恥ずかしげもなく仁王立ちで短パン姿を晒す雄二にキュンとときめいたりしておりました。

とりあえず面白いかどうかは判りませんが、これは突貫するしかない。
今月すでにファンタジア3冊購入予定でてるけど、多分これ真っ先に読む。



これはゾンビですか? 1 富士見ファンタジア文庫
はい、魔装少女です。


木村心一著
こぶいちむりりん画

あと、一応アフィリリンクつけとく。共に突貫してくれる人超募集中です。

 

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?3?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


自分に、ギアスにかかわったせいでシャーリーは命を落とした……ルルーシュはその怒りの矛先をギアスという力に向け、零番隊に“ギアス嚮団関係者の殲滅”という命令を下す。それまでの命令とは打って変わった非道な作戦に戸惑う零番隊の面々。一方、ギアス嚮団に踏み込んだルルーシュは「Cの世界」と呼ばれる謎の空間でブリタニア皇帝・シャルルと邂逅する。
   個人的お気に入り度数
ギアス嚮団殲滅作戦から東京租界へのフレイヤ発射までの場面を描く、ノベライズ第三弾。2巻の時にも思ったんだけど表紙と内容がちょっとずれてない?TURN2の表紙はもろに「Cの世界」前後のネタだし、今回の表紙もこの組み合わせが正しくなるのはこのだいぶ後だよねえ…

相変わらずノベライズというよりアニメの副読本として面白いこのシリーズ。個人的にはアニメ本編の裏で陰謀を張り巡らそうとするシュナイゼル&カノン主従の動きが面白かったです。シュナイゼルはなんだかんだいって結構早い段階からゼロの正体に気付いていたんだなあ…とか。中々良い黒幕ぶり。アニメ視聴を前提としたストーリー展開の所為か、ナナリーがいかにしてあの場面を抜け出したのか描写してくれたのもポイント高し。できればここまで原作のネタバレをかますなら、どっかに『アニメ見てから読んでください』くらいは書いて欲しい気がするけど。

そして秀逸なのはルルーシュとスザクが枢木神社で相対する一連のやりとりでした。復讐に縛られていたスザクが現在のルルーシュにかつての自分の姿を重ねて、そんな自分を救ってくれた在りし日のユフィを思い出して、彼なりのやり方でルルーシュを赦そうとする心の動きが非常に良かったです。実際、ここから終盤にかけてのルルーシュの行動は哀しくなる位にかつての(ルルーシュにギアスをかけられる前の)「死にたがりだった」スザクと似通っていると思うので、かつて同じところに居たスザクには少しだけでもルルーシュの想いが判ってしまったのではないかと。余談ですがこの場面を読んでる際、ジャストタイミングでipodから「あんなに一緒だったのに」が流れてあまりのジャストフィット具合に噴きました。ジャストフィットなんだけど、挿絵はスザクがルルーシュの頭を踏み踏みしている場面なのでもう合ってるんだか合ってないんだか……(笑)

恐らくこのノベライズもあと1冊か2冊くらい?原作では空白地帯の多い部分に突入するのでどうやってその部分を埋めて行ってくれるのかがとても楽しみです。楽しみにしてます。

ところで、作中にこんなセリフが登場するのですが…この辺の説明ってアニメにもありましたっけ?物凄い気になってるので引用します。原作アニメでいうと15話「Cの世界」のあたり。

「肉体の不死は、コードの本質じゃない」
「っ?」
「コードの不死性が持ち主の体に働くのはあくまでも副次的なもの。コードの本質とは、人を、世界を固定化させることにこそある。根源から生まれ、やがては根源に返っていく人。しかし、コードは人を根源に返す事を許さない。輪廻の輪を断ち切り、自らが選んだ刹那の時間に人を、そして、人が成り立たせる世界を留め置く。それこそが、真の意味でコードを『使う』ということ」
「………」
「もっとも——」
女はやはり目を閉じていた。
「そこまで到達したコード保持者は一人も居ないけれど。あなたが知る『私』も含めて。ささやかな願いから始まったギアスは人を溶け合わせ、やがてコードの使用が可能な存在を生む。
でも、コードそれ自体も本質を発現させるのは、とても難しい。なぜなら、個人個人が受け継いだコードも、その瞬間においては完全ではないから。世界を固定化し、輪廻を繰り返す根源の渦から切り離すには、コード自体もある種の成長をとげなければならない。けれど、それを成し得た保持者は誰もいない。誰も」

これが小説版オリジナルのセリフだとしたら、わざわざこんな意味ありげな長文を言わせるのはエンディングでのルルーシュ生存エンドへのフラグだと期待してしまう私が居るのですが……何らかの形でC.C.の命は奪わずコード能力だけを受け継いで、コードの能力を使って生き延びたとか。ていうか、そうじゃなかったらこんなところでこんなに詳しくコード能力説明するかなあと(原作では「不老不死能力」としてしか認識されていない気がしたので……それともシャルルの計画のあたりで生きてくる設定なのか?)

でも本当に小説版のラストが何らかの形でルルーシュ生存エンドになるんだとしたらアニメ本編でやってほしかったような気が……結局丈が足りなくて描ききれなかっただけなのかとか…ううーん、複雑な心境です。

 

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?2?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


エリア11の総督として日本に戻ったナナリーは失敗に終わった「特区・日本」の再建を宣言し、黒の騎士団にも参加を呼び掛ける。しかし、あまりにも前回とは状況が違い、人々は見向きもしない。そんな中、特区日本に参加すると表明したゼロは100万人の“日本人”を引き連れて……
   個人的お気に入り度数
ナナリーの視点を中心にコードギアスR2の物語を補完するノベライズ第二弾。「特区・日本」の再建騒動の辺りから、シャーリーのあの事件までの物語の裏側を描きます。相変わらずアニメ未視聴者立入禁止な雰囲気がとても素敵です。

エリア11に赴任してすぐ、特区日本の再建をやろうとして大コケしてしまったナナリーが、「ユフィのやろうとしたことを継ぐ」のではなく、様々な人から自分なりのやり方で“優しい世界”を作るということを教えられ、エリア11総督としての信頼を勝ち得ていくまでがかなり丁寧に描かれているのがとても良かった。アニメ本編を見ていないと楽しめない物語ではありますが、本編のノベライズというよりナナリーという一人の少女の成長物語として普通に面白かった。

ナナリーの精神的な成長も注目なのですが、やはり今回の話で光輝いていたのはルルーシュの妹LOVEっぷり。あんた中華連邦と黒の騎士団がドンパチやってる合間にそんなことしてたのかよ!!100万人の“ゼロ”を国外追放にさせた件の真意と言い、とにかく要所要所でナナリーへの愛が滲み出るバカ兄貴っぷりに爆笑させてもらいました。ナナリーを身の危険に曝したスザクの騎士としての不手際をC.C.に愚痴るシーンなんか、完全に嫁をいびる姑の域。やってることはものすごいかっこいいのにな!

未熟ながらも少しずつ自らのやり方で柔軟な思考を持って政治に臨んでいく健気なナナリーの姿がとても魅力的に映るがゆえに、そのあとの展開を考えると胸が痛くなる……。

それにしても、この一連のエピソードがアニメで放映されないのは惜しい。アニメのコードギアス本編を3クールか4クールにして、小説版のエピソードを盛り込んでほしかった。確かに小説版で語られるエピソードは「静」のエピソードが多くてこれをアニメに追加したら毎週クライマックスのようなスピード感は薄くなると思うけど、それでもキャラクターの理解の為に盛り込むべきだったと思う。

アニメ本編はこの直後から急転直下、毎週クライマックスの如くな展開に突入していきます。今後どういう風にこの物語が描かれていくのか、とても楽しみです。

 

機動戦士ガンダム00(2) ガンダム鹵獲作戦

[著]木村 暢 [原作]矢立 肇 [原作]富野 由悠季
[絵]柳瀬 敬之 [絵]羽音 たらく


ソレスタルビーイングに対抗する為、ユニオン・AEU・人革はそれぞれがガンダムを鹵獲しようと動き出す。ヴェーダの予想よりも遙かに早く結託した三勢力は圧倒的な物量作戦を展開し、ガンダムマイスター達を追い詰めていく。絶体絶命の彼らの前に現れたのは、3機の新しいガンダムだった…!
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コーラサワーが私の癒し……
あんただけは最後までバカのままでいておくれ……アニメ「機動戦士ガンダムOO」のノベライズ第二段です。

この辺りの展開は、アニメ側は全く見てなくてなんとなく人づてで何が起こったか軽く聞いたくらいなんですけど(だれそれが死んだとか、ケガした程度の知識)、人づてに聞いた話から予想していた展開よりもずっと重かったんですね。特にルイスがネーナの起した事件によって負傷する場面が想像以上に……この作品には不釣合いなくらいに明るい彼女の姿が印象に残っているだけに衝撃も大きかったです。ソレスタルビーイングとしても、敵側に本気出されてことごとく予想を上回られた上、トリニティの3人によってまた別の意味での危機に…と、まさに綱渡りの連続だなあ。

まだ2巻だというのにとことん重い展開の連続で、前回あれだけはっちゃけぶりを見せてくれたグラハムまでシリアスキャラになってしまったのがとても哀しいです。ガンダム鹵獲作戦のときはちょっと色々とアレでしたけど。天然皇女・マリナさんの出番も殆どなくて、もうこの作品の希望はコーラサワーだけですよっ!もう彼には最後までスペシャル的にとかなんとか言っててほしい。撃墜されても無傷な辺り、既に製作側も彼はギャグキャラ扱いなんだなあと感慨深く思いました。

しかし、うーん、悪くないんだけど、物語的にもキャラクター的にもやはり一押し突き抜け方が足りないみたいな印象が否めない…単純に好み的な問題で。コーラサワーのバカっぷりを拝む目的の為だけに読むには、本編が重過ぎる……しかし、次はいよいよロックオン兄さんがアレなことになってしまう話だと思われるので、なんだかんだと買ってしまいそうですが。

 

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?1?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


「ブラックレベリオン」の際、謎の少年に連れ去られたナナリーは皇族としてブリタニアに戻る。最愛の兄・ルルーシュの行方を案じながらも兄の重荷となっていた事を自覚した彼女はかつての姉・ユーフェミアの遺志を継ごうと決意するが…
   個人的お気に入り度数
「コードギアスR2」のノベライズ第一弾。ナナリーの視点を中心に、前シリーズ最終話後からナナリーのエリア11総督就任までを描きます。

ブリタニアに居るナナリーからの視点ということで例によってアニメ序盤で語られる物語はほぼ全部スルー。完全にアニメを見た人向けの内容となっているけど、今なら丁度本編の無料配信もあるし、販促小説としては丁度良いのかも。イマイチ本編では影の薄いスザク以外のナイトオブラウンズの、特にアーニャがとても良い味出してました。腹に一物もってそうなシュナイゼル兄様も影で大活躍。

一方、すっかりルルーシュへの復讐を心に決めたスザクさん。時折覗かせる冷たい表情がとても怖いです。復讐の為ならなんでもやっちゃいそうなスザクさんがとても恐ろしいです。というか、ナナリーに地味に死亡フラグ立ってる気がするのは気のせいか…。そして初登場からヤンデレ全開なロロさんにも注目。こええよ…ルルーシュの周りに居る男性キャラ皆こええよ…。

また、前シリーズ終了直後にあれだけの衝撃を受けていたカレンがどうして再びゼロの下に居るのかの理由が明かされたのは興味深かった。C.C.とのやりとりが何気にすきなのですが、この二人もっと絡まないかな。以前のような盲目的な依存をするのではなく、等身大の少年として「ゼロ」を見るようになって、その一方でナナリーと同じ“兄を持つ妹”としての立場からゼロの行動に疑問を抱き、見極めるために再びその傍に居る事を決意するという姿がとてもかっこよかったです。カレンはアニメ版でもなかなか良い味を出してるので今後の活躍が楽しみ。

アニメ本編の補完として読む分には文句なしの出来でした。今後もアニメはしっかり追いかけていく予定なので、今後の小説版の展開にも期待してます。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-4-ZERO

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8

   個人的お気に入り度数
行政特区日本を巡る一連の事件から本編最終話までを描いた、ノベライズ第四弾(過去話を含めると第五弾)。

ああ、ほんと前回での展開が楽しかっただけに、富士での特区日本の事件以降の展開が辛かったです。あのタイミングでギアスが暴走するとかルルーシュの間の悪さは異常。特に小説版を読むと、これまでルルーシュがどれだけ自分のギアスに頼りっきりだったのかがモロに浮き彫りにされてきてもうなんというか…他の人間を根本的に信用できなかった結果ではあるのだろうけど、もう少し自分の作った「黒の騎士団」を信用して、作戦を任せても良かったんじゃないかなあ。

自分がユフィにやらせてしまった行動とそれによって引き起こされた惨劇に打ちのめされながらもその犠牲を少しでも無駄にするまいと行動しながらも、動揺を隠せないルルーシュ。一方で頑なな心を漸くユフィによって救済されかけ、再び地獄に叩き落されるスザク。なんかどっちの考えにも同情できる部分があって、ほんとなんともいえない……。ユフィがああなってしまった直後のゼロのセリフに違和感を覚えるカレンという構図も面白かったです。本当に最期まで何もわからないままだったユフィの想いも、凄く痛かったです。これで少しでも状況を理解していたのならまだ少しは救いがあった気がするんだけど。各キャラの心理状態が描かれることによって、絶望に彩られたラストの展開がますます救いがない展開に見えました。続編で補完されると信じてるけど、ほんと容赦ない…。

基本的には今回もアニメのエピソードを忠実になぞっていているのですが、ルルーシュがユフィの「行政特区日本」の構想に賛成できなかった理由とか、ブリタニアの皇族が地位を返上する意味、アニメ版でイマイチ腑に落ちなかった部分がちゃんと補完されてるのがすごく良い感じです。個人的に唯一残念だったのは、最終決戦前のスザクが『ルルーシュ』に電話をかけるシーンがまるまるカットされていたこと。おそらくこの時点では既にスザクはゼロの正体に気付いているわけで、どんな気持ちでルルーシュとあの会話をしたのかは物凄く興味があったので…というか、スザクに焦点を当てるというのを公言してるノベ来図なのに、このシーン抜いたらだいぶ片手落ちだと思うんだけどなあ。

全体で見るとツッコミどころも多々あったノベライズでしたが、結構楽しんで読めました。R2のノベライズも来月から発行されるようなので、そちらも楽しみ。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-3-SWORD

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8
   個人的お気に入り度数
スザクがユフィの騎士に任命されるあたりから、キュウシュウ戦役のあたりまでを描いた、ノベライズ第三弾。STAGE2までに散々感じた、物語の不恰好なつぎはぎ感が綺麗に無くなって、普通にアニメのノベライズとして楽しめました。まあSTAGE2の後書きにあるスザクに焦点を絞って云々が本当なら、もうこの先は基本的に重要エピソードには全てスザクとルルーシュが二人でかかわっていく事になるわけだけど。

アニメでもそうだったのですが、この辺からユフィがどんどん可愛くなっていくのでとても萌えてしまいます。更に、神根島でユフィにいいとこ見せようとして滑りまくるルルーシュが可愛くて仕方ありません。落とし穴の配置と脳内シミュレートは完璧なのに、功を焦って自分の体力を計算に入れてない辺りがルルーシュの駄目なところですよね(でもそこが好き!!

一方で、今回は完全にスザクの心理状態にスポットの当たった巻となってます。ぶっちゃけスザク祭です。過去の事件によって人間としてどこか欠けてしまったスザクが様々な人々に心配されつつ、ユフィと出会うことで少しずつ人間らしさを取り戻していく物語であると言い換えても良いのではないかと。

アニメ版を見た際、ある意味目的も考えもはっきりしていて理解しやすいルルーシュに対してスザクはどこかちぐはぐした印象(行動・発言はとても正義感溢れる偽善者なのに、一方でルルーシュ以上に冷酷で独善的な印象があった)を受けて、その辺が引っかかっていたのですが、その辺がようやく納得できました。7年前の事件でルルーシュ以上に傷つき、大事なものを亡くしてしまったのはスザクだったんだなあと。ユフィの騎士を辞退した真相なんかも、ただ自責の念に駆られただけではなくて、彼の根幹に関わる予想以上に深い問題だったわけですね。

そんなスザクが自らの傷に折り合いをつけ、そして作中でも髄一ゼロと共同戦線を張るキュウシュウでのくだりはこの作品とは思えないほどに熱くて、アニメでも大好きな場面でした。というか、ここぞとばかりにゼロがいいとこ持っていきすぎなんだよ!!澤崎の問いに対する対照的な二人の回答が、とても印象的でした。こんな二人を目の辺りにしてしまったら、ルルーシュやユーフェミアが全く違う立場から「二人が手を取り合う未来」を夢見てしまった気持ちも判る気がする。

しかし、ここで一瞬だけでも「人間らしさを取り戻したスザク」と「スザクとルルーシュが手を取り合った未来」が垣間見えてしまっただけに、次の巻でやってくる、最悪の顛末を恨まずにはいられない…。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-2-KNIGHT

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8


   個人的お気に入り度数
ナリタ攻防戦から藤堂の救出戦前後にわたる物語を別の視点から語るノベライズ第三弾。ナリタ攻防戦の後のユフィとスザク、ルルーシュが居ない間のC.C.とナナリーの一幕、C.C.とマオの馴れ初め話、ミレイとロイドのお見合い話……など、アニメの裏側で語られなかった裏側を中心に描きます。

過去話として独立していた0巻はとにかく、1巻「SHADOW」はアニメ本編を見ていないと全く理解できない内容だったのでアニメ本編視聴するまで読むのをストップしてました。漸くR2最新話まで把握できたので、ノベライズ版に手を出すのを再開してみたり。

内容としては一部本編エピソードもありますが、基本的には各キャラに焦点を当てたスピンアウト短編集といったノリで、それを強引に時系列に繋いで繋ぎ合わせて無理やり1つの物語扱いしている印象を受けました。そのため、R2等をきっかけにギアスに興味を持って、小説版で本編補完を……と思って手を出す人には絶対にオススメできません。本編補完は動画配信かDVDかマンガ版でNE!!!ということらしいです。1巻では黒の騎士団結成エピソードが丸々省かれていて、当時アニメを見ていなかった私には何がなにやら状態でしたが、2巻ではルルーシュとシャーリーの恋の顛末とか、ルルーシュとマオの対決が思いっきりスルーされているので(というかそのエピソードを知っていること前提に物語が進むので)アニメ見て無いとすごい勢いで置いてきぼりくらいます……。

なんかこういうつくりにするなら、ナリタ攻防戦や藤堂救出のエピソードも省いてしまって、外伝的な短編集として売り出したほうが良かった気がします。半端に本編に忠実なエピソード挟むから他のエピソードが歯抜けになるのが気になるんだよね…。ついでに、裏表紙のあらすじだけ見るとどうみても本編の忠実再現っぽいので、本来この小説がターゲットにしているであろうアニメ視聴者はあまり買ってないんじゃないかと思うんだ…。

エピソード的には、ルルーシュ不在のC.C.&ナナリーのやりとりと、ミレイさんのお見合い話が面白かったです。小説版はナナリーに結構焦点が当たるのでとてもよいと思う。ナナリー可愛いよナナリー。ミレイさんのお見合い話は、チャランポランで破天荒なミレイ会長の知られざる、『アッシュフォード家の長女』としての姿が見れたのが興味深かったですね。個人的にはロイドと上手く行ってほしいな?と思ってたり。あと、なんといっても一番最初のナリタ攻防戦直後のルルーシュとC.C.のやりとりが凄く好きです。一生懸命遠まわしな婉曲表現を考えるルルーシュさんが非常に可愛らしい一幕なのですがルルーシュさん、間が悪い自分をちゃんと認識してたんですね!ってあたりが。

あと、後書きでも描かれている通りルルーシュよりもスザクに焦点を当てているのが面白かった。原作アニメを見ていた際、スザク側立ち居地が殆ど読み取れなくてその辺がちょっと引っかかってたので、ノベライズで上手いこと補完してもらったカンジでした。特に、ルルーシュがナナリーの次くらいにスザクを大事に思っている一方で、幼い頃とは変わってしまったスザクの笑顔に一抹の不安覚える描写とか、凄く興味深かった。ストーリー終盤やR2に続くことになる二人の関係を予感させて背筋が寒くなる一瞬なのですが、それ以上に……ぶっちゃけルルーシュは自分の身内だと認定した人間は結構無条件に信頼しちゃうイメージがあったので(笑)

よし、とりあえず歯抜けエピソードについての不満はここで一気に吐き出したので、STAGE3以降は純粋に短編集として楽しむぞー。

 

機動戦士ガンダム00(1) ソレスタルビーイング

   
原作
矢立 肇、富野 由悠季

西暦2307年―人類は枯渇した化石燃料に代わる新たなエネルギー・太陽光発電システムを手に入れたものの、その恩恵をめぐって各国は未だ終わりなき争いを続けていた。そんな世界に「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れた!あらゆる現行モビルスーツを凌駕する4機の“ガンダム”を所有する彼らの名はソレスタルビーイング―いま、ガンダムによる全戦争行為への武力介入が始まる!!大人気アニメを完全小説化。 (「BOOK」データベースより)

hontoで探す Amazonで探す  個人的お気に入り度数

アニメ「機動戦士ガンダム00」のノベライズ。アニメ本編は5話くらいで視聴をやめちゃったのですが、アニメではなかなか見えてこない各キャラクターの心の動きや、わかりづらい部分がちゃんと基本に忠実に補完していってくれる内容なので、普通に楽しんで読むことが出来ました。というかガンダムのノベライズを見ると、既に見たはずのアニメの内容を半分も理解できていなかったことが非常に多いんだけど…それだけ適当にしかアニメ見てないって事なのかしら。

ガンダムアニメ共通の特徴なのか、とにかくアニメ版では伝わって来ない各キャラの心情がストレートに読めるのがやっぱり面白いですね。刹那の迷セリフ「俺がガンダムだ」もこうやって心象描写が入るとそれなりに不自然ではなくなってしまうのが不思議です。

あと、私はマリナ皇女が出てくる前で視聴をやめてしまったので、彼女が刹那達とは無関係な所で彼らに無意識のうちに影響を受け、自国を良くする為に一生懸命奔走し始める姿が印象的でした。刹那との微妙な関係も良かった。

しかし、ある種不自然なまでにガンダムマイスター4人同士が絡んでこなくて、その辺がちょっと不思議だったりします。プライベートで話してる姿とかが全然無いからかな。別に腐狙った展開にしろとは全く思わないし、話の作り自体は非常に硬くてこれはこれで面白いと思うんだけど、よくも悪くもパンチが足りないと言うか、地味。まあでも、仲間同士が馴れ合って友情だのなんだの言い出して熱血展開とかになったら、それこそ世間的には「ガンダムじゃない」になるのかもしれないなぁ…

まあそれはとにかく、そんな弾け飛び展開を所望する私としましては、
キモは出番は少ないですがコーラサワーグラハムに決定。
この小説の地味で堅実な雰囲気を一生懸命ぶち壊そうとする二人は間違いなく輝いています。

イナクトの性能証明もあるが、ちょっと見かっこいい目の前のモビルスーツがムカつく。だから倒す。スペシャルな感じで。

グラハム機はその“ありえないこと”をあっさりとやってのけた。
それこそが、グラハムを若くしてトップファイターに押し上げた理由。
フラッグファイター唯一の空中変形の使い手。空戦の貴公子。
その技、人呼んで“グラハム・スペシャル”!


あーもう、お前ら光り輝きすぎだ!!

おそらくシリアスのやり方しか知らないキャラクターたちに囲まれて、二人で息を巻く姿が素敵すぎ。特にコーラサワーの「スペシャルな感じ」は電車の中で噴出しました。
嗚呼、後光が見えるよ…次はもっと活躍してください特にコーラサワー。

あとグラハム氏は、アニメ見たときはグラ刹でガチホモ!とか思ったのですが小説版を読むとホモというよりはどうみてもガンオタです本当にありがとうございました。

 

勇者王ガオガイガー2005 獅子の女王?リオン・レーヌ?

[著]竹田 裕一郎 [原作]矢立 肇
[絵]木村貴宏 [絵]高倉武史 [絵]歩き目です


Gストーンのサイボーグであるルネ・カーディフは対特殊犯罪組織シャッセールの捜査官として活動していた。彼女は父の姓である「獅子王」の名を憎み、母の仇を討つため国際的犯罪結社バイオネットを追う。ところがバイオネットが物質瞬間創生艦フツヌシと新型勇者ロボ・光竜を強奪し…!?
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「原種大戦」下のヨーロッパでバイオネットを追うルネの姿を描いた、アニメ本編とOVAを繋ぐ外伝小説。OVAではサラっとしか語られていない、ルネがサイボーグになった理由や実父である獅子王雷牙博士との不仲の話が詳細に描かれるのでルネ好きにはかなり必見な内容となってます。

原種大戦は主に宇宙で繰り広げられていたのでその頃地球はどうなっていたかとか、そういう部分が描かれていたのが個人的にはかなり面白かったかも。何気にTV本編の内容とクロスオーバーしたり、救援に駆けつけた凱とGストーンのサイボーグである事に誇りをもてないルネのぎくしゃくした関係なんかもかなり新鮮でしたね。ていうか凱兄ちゃんは、結構他人に遠慮しないタイプという印象があったので、ルネとギクシャクしてる姿はなんだか微笑ましかったかも(笑)

なんといってもこの話で必見なのはルネの相棒であるエリックやポルコートの存在。紳士っぷりが空回りしている彼らと容赦ないルネのやりとりが凄くツボでした。ポルコートなんかは是非FINAL本編に出して欲しかったなあ。Jとルネをくっつけるために邪魔な伏線としてカットされたんだとしたら惜しい。第三次αではこの外伝の話、確かポルコートが行動不能になった後か何かの話って設定で、助けに来るのもJになってたし…orz(←というか、これが正史なんだと思ってました)

ちょっと(というかかなり)現在入手が難しくなっている本なので手に入れるのにかなり値が張ってしまいましたが、凄く面白かったし3000円くらいならまだ惜しくないかなあという感じの内容でした。文句なしに面白かったです!

ただぶっちゃけ、1話掛けてベター○ンの販促するくらいなら、この外伝映像化してくれよとか思ったけどね。<FINALGGGの方


ちなみに、以前こちらも原価以上の価格でゲットした「ガオガイガーFINAL」の小説版ですが、先日地元の○ックオフで100円で売ってるのを偶然みかけてちょっと哀しくなりました。100円て…。