“木村” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:木村 (22 件 / 3 ページ)

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?2?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


エリア11の総督として日本に戻ったナナリーは失敗に終わった「特区・日本」の再建を宣言し、黒の騎士団にも参加を呼び掛ける。しかし、あまりにも前回とは状況が違い、人々は見向きもしない。そんな中、特区日本に参加すると表明したゼロは100万人の“日本人”を引き連れて……
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ナナリーの視点を中心にコードギアスR2の物語を補完するノベライズ第二弾。「特区・日本」の再建騒動の辺りから、シャーリーのあの事件までの物語の裏側を描きます。相変わらずアニメ未視聴者立入禁止な雰囲気がとても素敵です。

エリア11に赴任してすぐ、特区日本の再建をやろうとして大コケしてしまったナナリーが、「ユフィのやろうとしたことを継ぐ」のではなく、様々な人から自分なりのやり方で“優しい世界”を作るということを教えられ、エリア11総督としての信頼を勝ち得ていくまでがかなり丁寧に描かれているのがとても良かった。アニメ本編を見ていないと楽しめない物語ではありますが、本編のノベライズというよりナナリーという一人の少女の成長物語として普通に面白かった。

ナナリーの精神的な成長も注目なのですが、やはり今回の話で光輝いていたのはルルーシュの妹LOVEっぷり。あんた中華連邦と黒の騎士団がドンパチやってる合間にそんなことしてたのかよ!!100万人の“ゼロ”を国外追放にさせた件の真意と言い、とにかく要所要所でナナリーへの愛が滲み出るバカ兄貴っぷりに爆笑させてもらいました。ナナリーを身の危険に曝したスザクの騎士としての不手際をC.C.に愚痴るシーンなんか、完全に嫁をいびる姑の域。やってることはものすごいかっこいいのにな!

未熟ながらも少しずつ自らのやり方で柔軟な思考を持って政治に臨んでいく健気なナナリーの姿がとても魅力的に映るがゆえに、そのあとの展開を考えると胸が痛くなる……。

それにしても、この一連のエピソードがアニメで放映されないのは惜しい。アニメのコードギアス本編を3クールか4クールにして、小説版のエピソードを盛り込んでほしかった。確かに小説版で語られるエピソードは「静」のエピソードが多くてこれをアニメに追加したら毎週クライマックスのようなスピード感は薄くなると思うけど、それでもキャラクターの理解の為に盛り込むべきだったと思う。

アニメ本編はこの直後から急転直下、毎週クライマックスの如くな展開に突入していきます。今後どういう風にこの物語が描かれていくのか、とても楽しみです。

 

機動戦士ガンダム00(2) ガンダム鹵獲作戦

[著]木村 暢 [原作]矢立 肇 [原作]富野 由悠季
[絵]柳瀬 敬之 [絵]羽音 たらく


ソレスタルビーイングに対抗する為、ユニオン・AEU・人革はそれぞれがガンダムを鹵獲しようと動き出す。ヴェーダの予想よりも遙かに早く結託した三勢力は圧倒的な物量作戦を展開し、ガンダムマイスター達を追い詰めていく。絶体絶命の彼らの前に現れたのは、3機の新しいガンダムだった…!
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コーラサワーが私の癒し……
あんただけは最後までバカのままでいておくれ……アニメ「機動戦士ガンダムOO」のノベライズ第二段です。

この辺りの展開は、アニメ側は全く見てなくてなんとなく人づてで何が起こったか軽く聞いたくらいなんですけど(だれそれが死んだとか、ケガした程度の知識)、人づてに聞いた話から予想していた展開よりもずっと重かったんですね。特にルイスがネーナの起した事件によって負傷する場面が想像以上に……この作品には不釣合いなくらいに明るい彼女の姿が印象に残っているだけに衝撃も大きかったです。ソレスタルビーイングとしても、敵側に本気出されてことごとく予想を上回られた上、トリニティの3人によってまた別の意味での危機に…と、まさに綱渡りの連続だなあ。

まだ2巻だというのにとことん重い展開の連続で、前回あれだけはっちゃけぶりを見せてくれたグラハムまでシリアスキャラになってしまったのがとても哀しいです。ガンダム鹵獲作戦のときはちょっと色々とアレでしたけど。天然皇女・マリナさんの出番も殆どなくて、もうこの作品の希望はコーラサワーだけですよっ!もう彼には最後までスペシャル的にとかなんとか言っててほしい。撃墜されても無傷な辺り、既に製作側も彼はギャグキャラ扱いなんだなあと感慨深く思いました。

しかし、うーん、悪くないんだけど、物語的にもキャラクター的にもやはり一押し突き抜け方が足りないみたいな印象が否めない…単純に好み的な問題で。コーラサワーのバカっぷりを拝む目的の為だけに読むには、本編が重過ぎる……しかし、次はいよいよロックオン兄さんがアレなことになってしまう話だと思われるので、なんだかんだと買ってしまいそうですが。

 

コードギアス反逆のルルーシュR2 TURN?1?

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8


「ブラックレベリオン」の際、謎の少年に連れ去られたナナリーは皇族としてブリタニアに戻る。最愛の兄・ルルーシュの行方を案じながらも兄の重荷となっていた事を自覚した彼女はかつての姉・ユーフェミアの遺志を継ごうと決意するが…
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「コードギアスR2」のノベライズ第一弾。ナナリーの視点を中心に、前シリーズ最終話後からナナリーのエリア11総督就任までを描きます。

ブリタニアに居るナナリーからの視点ということで例によってアニメ序盤で語られる物語はほぼ全部スルー。完全にアニメを見た人向けの内容となっているけど、今なら丁度本編の無料配信もあるし、販促小説としては丁度良いのかも。イマイチ本編では影の薄いスザク以外のナイトオブラウンズの、特にアーニャがとても良い味出してました。腹に一物もってそうなシュナイゼル兄様も影で大活躍。

一方、すっかりルルーシュへの復讐を心に決めたスザクさん。時折覗かせる冷たい表情がとても怖いです。復讐の為ならなんでもやっちゃいそうなスザクさんがとても恐ろしいです。というか、ナナリーに地味に死亡フラグ立ってる気がするのは気のせいか…。そして初登場からヤンデレ全開なロロさんにも注目。こええよ…ルルーシュの周りに居る男性キャラ皆こええよ…。

また、前シリーズ終了直後にあれだけの衝撃を受けていたカレンがどうして再びゼロの下に居るのかの理由が明かされたのは興味深かった。C.C.とのやりとりが何気にすきなのですが、この二人もっと絡まないかな。以前のような盲目的な依存をするのではなく、等身大の少年として「ゼロ」を見るようになって、その一方でナナリーと同じ“兄を持つ妹”としての立場からゼロの行動に疑問を抱き、見極めるために再びその傍に居る事を決意するという姿がとてもかっこよかったです。カレンはアニメ版でもなかなか良い味を出してるので今後の活躍が楽しみ。

アニメ本編の補完として読む分には文句なしの出来でした。今後もアニメはしっかり追いかけていく予定なので、今後の小説版の展開にも期待してます。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-4-ZERO

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8

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行政特区日本を巡る一連の事件から本編最終話までを描いた、ノベライズ第四弾(過去話を含めると第五弾)。

ああ、ほんと前回での展開が楽しかっただけに、富士での特区日本の事件以降の展開が辛かったです。あのタイミングでギアスが暴走するとかルルーシュの間の悪さは異常。特に小説版を読むと、これまでルルーシュがどれだけ自分のギアスに頼りっきりだったのかがモロに浮き彫りにされてきてもうなんというか…他の人間を根本的に信用できなかった結果ではあるのだろうけど、もう少し自分の作った「黒の騎士団」を信用して、作戦を任せても良かったんじゃないかなあ。

自分がユフィにやらせてしまった行動とそれによって引き起こされた惨劇に打ちのめされながらもその犠牲を少しでも無駄にするまいと行動しながらも、動揺を隠せないルルーシュ。一方で頑なな心を漸くユフィによって救済されかけ、再び地獄に叩き落されるスザク。なんかどっちの考えにも同情できる部分があって、ほんとなんともいえない……。ユフィがああなってしまった直後のゼロのセリフに違和感を覚えるカレンという構図も面白かったです。本当に最期まで何もわからないままだったユフィの想いも、凄く痛かったです。これで少しでも状況を理解していたのならまだ少しは救いがあった気がするんだけど。各キャラの心理状態が描かれることによって、絶望に彩られたラストの展開がますます救いがない展開に見えました。続編で補完されると信じてるけど、ほんと容赦ない…。

基本的には今回もアニメのエピソードを忠実になぞっていているのですが、ルルーシュがユフィの「行政特区日本」の構想に賛成できなかった理由とか、ブリタニアの皇族が地位を返上する意味、アニメ版でイマイチ腑に落ちなかった部分がちゃんと補完されてるのがすごく良い感じです。個人的に唯一残念だったのは、最終決戦前のスザクが『ルルーシュ』に電話をかけるシーンがまるまるカットされていたこと。おそらくこの時点では既にスザクはゼロの正体に気付いているわけで、どんな気持ちでルルーシュとあの会話をしたのかは物凄く興味があったので…というか、スザクに焦点を当てるというのを公言してるノベ来図なのに、このシーン抜いたらだいぶ片手落ちだと思うんだけどなあ。

全体で見るとツッコミどころも多々あったノベライズでしたが、結構楽しんで読めました。R2のノベライズも来月から発行されるようなので、そちらも楽しみ。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-3-SWORD

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8
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スザクがユフィの騎士に任命されるあたりから、キュウシュウ戦役のあたりまでを描いた、ノベライズ第三弾。STAGE2までに散々感じた、物語の不恰好なつぎはぎ感が綺麗に無くなって、普通にアニメのノベライズとして楽しめました。まあSTAGE2の後書きにあるスザクに焦点を絞って云々が本当なら、もうこの先は基本的に重要エピソードには全てスザクとルルーシュが二人でかかわっていく事になるわけだけど。

アニメでもそうだったのですが、この辺からユフィがどんどん可愛くなっていくのでとても萌えてしまいます。更に、神根島でユフィにいいとこ見せようとして滑りまくるルルーシュが可愛くて仕方ありません。落とし穴の配置と脳内シミュレートは完璧なのに、功を焦って自分の体力を計算に入れてない辺りがルルーシュの駄目なところですよね(でもそこが好き!!

一方で、今回は完全にスザクの心理状態にスポットの当たった巻となってます。ぶっちゃけスザク祭です。過去の事件によって人間としてどこか欠けてしまったスザクが様々な人々に心配されつつ、ユフィと出会うことで少しずつ人間らしさを取り戻していく物語であると言い換えても良いのではないかと。

アニメ版を見た際、ある意味目的も考えもはっきりしていて理解しやすいルルーシュに対してスザクはどこかちぐはぐした印象(行動・発言はとても正義感溢れる偽善者なのに、一方でルルーシュ以上に冷酷で独善的な印象があった)を受けて、その辺が引っかかっていたのですが、その辺がようやく納得できました。7年前の事件でルルーシュ以上に傷つき、大事なものを亡くしてしまったのはスザクだったんだなあと。ユフィの騎士を辞退した真相なんかも、ただ自責の念に駆られただけではなくて、彼の根幹に関わる予想以上に深い問題だったわけですね。

そんなスザクが自らの傷に折り合いをつけ、そして作中でも髄一ゼロと共同戦線を張るキュウシュウでのくだりはこの作品とは思えないほどに熱くて、アニメでも大好きな場面でした。というか、ここぞとばかりにゼロがいいとこ持っていきすぎなんだよ!!澤崎の問いに対する対照的な二人の回答が、とても印象的でした。こんな二人を目の辺りにしてしまったら、ルルーシュやユーフェミアが全く違う立場から「二人が手を取り合う未来」を夢見てしまった気持ちも判る気がする。

しかし、ここで一瞬だけでも「人間らしさを取り戻したスザク」と「スザクとルルーシュが手を取り合った未来」が垣間見えてしまっただけに、次の巻でやってくる、最悪の顛末を恨まずにはいられない…。

 

コードギアス反逆のルルーシュSTAGE-2-KNIGHT

[著]岩佐 まもる
[原案]大河内 一楼/谷口 悟朗
[絵]木村貴宏/toi8


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ナリタ攻防戦から藤堂の救出戦前後にわたる物語を別の視点から語るノベライズ第三弾。ナリタ攻防戦の後のユフィとスザク、ルルーシュが居ない間のC.C.とナナリーの一幕、C.C.とマオの馴れ初め話、ミレイとロイドのお見合い話……など、アニメの裏側で語られなかった裏側を中心に描きます。

過去話として独立していた0巻はとにかく、1巻「SHADOW」はアニメ本編を見ていないと全く理解できない内容だったのでアニメ本編視聴するまで読むのをストップしてました。漸くR2最新話まで把握できたので、ノベライズ版に手を出すのを再開してみたり。

内容としては一部本編エピソードもありますが、基本的には各キャラに焦点を当てたスピンアウト短編集といったノリで、それを強引に時系列に繋いで繋ぎ合わせて無理やり1つの物語扱いしている印象を受けました。そのため、R2等をきっかけにギアスに興味を持って、小説版で本編補完を……と思って手を出す人には絶対にオススメできません。本編補完は動画配信かDVDかマンガ版でNE!!!ということらしいです。1巻では黒の騎士団結成エピソードが丸々省かれていて、当時アニメを見ていなかった私には何がなにやら状態でしたが、2巻ではルルーシュとシャーリーの恋の顛末とか、ルルーシュとマオの対決が思いっきりスルーされているので(というかそのエピソードを知っていること前提に物語が進むので)アニメ見て無いとすごい勢いで置いてきぼりくらいます……。

なんかこういうつくりにするなら、ナリタ攻防戦や藤堂救出のエピソードも省いてしまって、外伝的な短編集として売り出したほうが良かった気がします。半端に本編に忠実なエピソード挟むから他のエピソードが歯抜けになるのが気になるんだよね…。ついでに、裏表紙のあらすじだけ見るとどうみても本編の忠実再現っぽいので、本来この小説がターゲットにしているであろうアニメ視聴者はあまり買ってないんじゃないかと思うんだ…。

エピソード的には、ルルーシュ不在のC.C.&ナナリーのやりとりと、ミレイさんのお見合い話が面白かったです。小説版はナナリーに結構焦点が当たるのでとてもよいと思う。ナナリー可愛いよナナリー。ミレイさんのお見合い話は、チャランポランで破天荒なミレイ会長の知られざる、『アッシュフォード家の長女』としての姿が見れたのが興味深かったですね。個人的にはロイドと上手く行ってほしいな?と思ってたり。あと、なんといっても一番最初のナリタ攻防戦直後のルルーシュとC.C.のやりとりが凄く好きです。一生懸命遠まわしな婉曲表現を考えるルルーシュさんが非常に可愛らしい一幕なのですがルルーシュさん、間が悪い自分をちゃんと認識してたんですね!ってあたりが。

あと、後書きでも描かれている通りルルーシュよりもスザクに焦点を当てているのが面白かった。原作アニメを見ていた際、スザク側立ち居地が殆ど読み取れなくてその辺がちょっと引っかかってたので、ノベライズで上手いこと補完してもらったカンジでした。特に、ルルーシュがナナリーの次くらいにスザクを大事に思っている一方で、幼い頃とは変わってしまったスザクの笑顔に一抹の不安覚える描写とか、凄く興味深かった。ストーリー終盤やR2に続くことになる二人の関係を予感させて背筋が寒くなる一瞬なのですが、それ以上に……ぶっちゃけルルーシュは自分の身内だと認定した人間は結構無条件に信頼しちゃうイメージがあったので(笑)

よし、とりあえず歯抜けエピソードについての不満はここで一気に吐き出したので、STAGE3以降は純粋に短編集として楽しむぞー。

 

機動戦士ガンダム00(1) ソレスタルビーイング

   
原作
矢立 肇、富野 由悠季

西暦2307年―人類は枯渇した化石燃料に代わる新たなエネルギー・太陽光発電システムを手に入れたものの、その恩恵をめぐって各国は未だ終わりなき争いを続けていた。そんな世界に「武力による戦争の根絶」を掲げる私設武装組織が現れた!あらゆる現行モビルスーツを凌駕する4機の“ガンダム”を所有する彼らの名はソレスタルビーイング―いま、ガンダムによる全戦争行為への武力介入が始まる!!大人気アニメを完全小説化。 (「BOOK」データベースより)

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アニメ「機動戦士ガンダム00」のノベライズ。アニメ本編は5話くらいで視聴をやめちゃったのですが、アニメではなかなか見えてこない各キャラクターの心の動きや、わかりづらい部分がちゃんと基本に忠実に補完していってくれる内容なので、普通に楽しんで読むことが出来ました。というかガンダムのノベライズを見ると、既に見たはずのアニメの内容を半分も理解できていなかったことが非常に多いんだけど…それだけ適当にしかアニメ見てないって事なのかしら。

ガンダムアニメ共通の特徴なのか、とにかくアニメ版では伝わって来ない各キャラの心情がストレートに読めるのがやっぱり面白いですね。刹那の迷セリフ「俺がガンダムだ」もこうやって心象描写が入るとそれなりに不自然ではなくなってしまうのが不思議です。

あと、私はマリナ皇女が出てくる前で視聴をやめてしまったので、彼女が刹那達とは無関係な所で彼らに無意識のうちに影響を受け、自国を良くする為に一生懸命奔走し始める姿が印象的でした。刹那との微妙な関係も良かった。

しかし、ある種不自然なまでにガンダムマイスター4人同士が絡んでこなくて、その辺がちょっと不思議だったりします。プライベートで話してる姿とかが全然無いからかな。別に腐狙った展開にしろとは全く思わないし、話の作り自体は非常に硬くてこれはこれで面白いと思うんだけど、よくも悪くもパンチが足りないと言うか、地味。まあでも、仲間同士が馴れ合って友情だのなんだの言い出して熱血展開とかになったら、それこそ世間的には「ガンダムじゃない」になるのかもしれないなぁ…

まあそれはとにかく、そんな弾け飛び展開を所望する私としましては、
キモは出番は少ないですがコーラサワーグラハムに決定。
この小説の地味で堅実な雰囲気を一生懸命ぶち壊そうとする二人は間違いなく輝いています。

イナクトの性能証明もあるが、ちょっと見かっこいい目の前のモビルスーツがムカつく。だから倒す。スペシャルな感じで。

グラハム機はその“ありえないこと”をあっさりとやってのけた。
それこそが、グラハムを若くしてトップファイターに押し上げた理由。
フラッグファイター唯一の空中変形の使い手。空戦の貴公子。
その技、人呼んで“グラハム・スペシャル”!


あーもう、お前ら光り輝きすぎだ!!

おそらくシリアスのやり方しか知らないキャラクターたちに囲まれて、二人で息を巻く姿が素敵すぎ。特にコーラサワーの「スペシャルな感じ」は電車の中で噴出しました。
嗚呼、後光が見えるよ…次はもっと活躍してください特にコーラサワー。

あとグラハム氏は、アニメ見たときはグラ刹でガチホモ!とか思ったのですが小説版を読むとホモというよりはどうみてもガンオタです本当にありがとうございました。

 

勇者王ガオガイガー2005 獅子の女王?リオン・レーヌ?

[著]竹田 裕一郎 [原作]矢立 肇
[絵]木村貴宏 [絵]高倉武史 [絵]歩き目です


Gストーンのサイボーグであるルネ・カーディフは対特殊犯罪組織シャッセールの捜査官として活動していた。彼女は父の姓である「獅子王」の名を憎み、母の仇を討つため国際的犯罪結社バイオネットを追う。ところがバイオネットが物質瞬間創生艦フツヌシと新型勇者ロボ・光竜を強奪し…!?
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「原種大戦」下のヨーロッパでバイオネットを追うルネの姿を描いた、アニメ本編とOVAを繋ぐ外伝小説。OVAではサラっとしか語られていない、ルネがサイボーグになった理由や実父である獅子王雷牙博士との不仲の話が詳細に描かれるのでルネ好きにはかなり必見な内容となってます。

原種大戦は主に宇宙で繰り広げられていたのでその頃地球はどうなっていたかとか、そういう部分が描かれていたのが個人的にはかなり面白かったかも。何気にTV本編の内容とクロスオーバーしたり、救援に駆けつけた凱とGストーンのサイボーグである事に誇りをもてないルネのぎくしゃくした関係なんかもかなり新鮮でしたね。ていうか凱兄ちゃんは、結構他人に遠慮しないタイプという印象があったので、ルネとギクシャクしてる姿はなんだか微笑ましかったかも(笑)

なんといってもこの話で必見なのはルネの相棒であるエリックやポルコートの存在。紳士っぷりが空回りしている彼らと容赦ないルネのやりとりが凄くツボでした。ポルコートなんかは是非FINAL本編に出して欲しかったなあ。Jとルネをくっつけるために邪魔な伏線としてカットされたんだとしたら惜しい。第三次αではこの外伝の話、確かポルコートが行動不能になった後か何かの話って設定で、助けに来るのもJになってたし…orz(←というか、これが正史なんだと思ってました)

ちょっと(というかかなり)現在入手が難しくなっている本なので手に入れるのにかなり値が張ってしまいましたが、凄く面白かったし3000円くらいならまだ惜しくないかなあという感じの内容でした。文句なしに面白かったです!

ただぶっちゃけ、1話掛けてベター○ンの販促するくらいなら、この外伝映像化してくれよとか思ったけどね。<FINALGGGの方


ちなみに、以前こちらも原価以上の価格でゲットした「ガオガイガーFINAL」の小説版ですが、先日地元の○ックオフで100円で売ってるのを偶然みかけてちょっと哀しくなりました。100円て…。

 

コードギアス反逆のルルーシュ STAGE-1-SHADOW

[著]岩佐 まもる [原案]大河内 一楼/谷口 悟朗 [絵]木村貴宏/toi8

大国ブリタニアにより征服され、“エリア11”と呼ばれるかつての日本。ブリタニアの皇子であったルルーシュは無残に殺された母の復讐と、光を喪った妹・ナナリーの幸せを護る為に父王への反逆を決意する。謎の少女・C.C.により“ギアス”という能力を手に入れた彼は仮面を被り、黒の騎士団という組織を率いて義姉であるエリア11総督・コーネリアに戦いを挑むのだが…
 

人気アニメ「コードギアス」のノベライズ第二弾。「STAGE-0-ENTRANCE」ではメインキャラクターの過去が描かれましたが、2巻となる「STAGE‐1-SHADOW」ではアニメ本編の9話くらいの内容をノベライズしているようです。

うーん、ストーリー自体は面白いし、ノベライズ自体としての出来具合はかなり成功だと思うんだけどなんでこれ、放映中に出さなかったんですかね。たしか「STAGE-0-」が発売された時点でアニメが既に終了しており、ノベライズにより興味を惹かれることは惹かれたのですがDVDをレンタルするほどじゃないなあ…と放置してたんですよ。特に前巻は過去編であるため、そこまでアニメへの興味には至らないのですが、この巻ではアニメの内容を、結構重要な部分を飛ばしていきなりノベライズしているので、アニメを知らない人は置いてきぼりな部分が結構…。

というか「STAGE0」の前に「STAGE1」を出してしまってでもこちらを早めに読みたかったです。以前酷評した「銀色のなんとか」ってアニメがノベライズされたのと同じくらいの時期にこれが出てくれたら、確実にその後アニメ見たと思いますよ。

なんかどうしてもノベライズ→原作へ手を出す事の多い自分としては、読む際に「どれだけ原作ファン以外の人間を原作へ引き込めるか」という部分を重要視してしまうのですが、それを考えるとこの本は内容的には合格なのですがどうしても時期が悪いです。今月末放送のSTAGE24&25が発売されるからそれに合わせてるんだろうけど…それまでに地上波でもスカパーでもいいから再放送してくれないものでしょうかね。やっぱDVD借りて見ようかなあ…。

ノベライズ…というか、やはりこの本の発売時期については色々ツッコミたい部分が多いですが、ストーリー的にはいい具合に原作を知らない人間に興味を持たせる程度に色々と匂わせながら、原作アニメファンを主眼にすえた、面白い作品に仕上がっていると思います(アニメファン的にどうなのかは、自分では原作見てないので他所様の感想から推測)。

特にれっきとした「ロボットアニメ」でありながら、主人公であるルルーシュの持つ能力が“相手の目を見る事で一度だけどんな命令でも絶対服従させる”という、ロボットを介さない能力である(ルルーシュ自身もロボットには乗るものの、お世辞にも優秀なパイロットではない)というのが斬新で面白かったです。なんか個人的には、戦略シミュレーション的な、デスノのような頭脳ゲーム的外伝小説が出たら是非読みたいかも。冷酷を装っているけどスザクやナナリー等自分の大切な仲間は失いたくないと思っているところも非常に好感触。

また、C.C.はDVDのジャケットとかを見る限りクールな不思議少女という印象だったのですが(そしてそのイメージはあながち間違ってないんですが)、その反面ピザが大好きでルルーシュの家計を圧迫しているなんてエピソードが入ってたりして、予想以上に漢らしい女の子でした。彼女とルルーシュのやりとりは結構コミカルで面白かったです。

結局読んでるうちにどんどん原作アニメへの興味がわいてきてしまったんですが、やっぱ次巻を買うかどうかはそれまでにアニメを見ているかどうかに掛かってしまいそうです。秋からアニメの第二期も始まると言う事だし、それまでに一回通しで見たいです。

 

勇者王ガオガイガーFINAL 2 大いなる遺産

[著]竹田 裕一郎 [原作]矢立 肇 [絵]木村貴宏、中谷誠一

原種大戦も終わり、普通の小学生としての毎日に追われる護の前に再びギャレオンが現れた。ギャレオンに残された意識は、護の実父であるカインはまだ生きているといい、護を三重連太陽系に誘う。様々な決意の末、再び星の海に旅立った護だったが…
 

護の視点を中心にOVA「ガオガイガーFINAL」の後半部分をノベライズ。割と説明が大目で冗長気味だった点も解消され、今回は戦闘は非常にあっさり風味です。

良くも悪くも、原作アニメを見ている(もしくはこれから見る)事を前提として作られているので、そういうものだと割り切って見てしまえばかなり面白いですね。というか、今回は前巻以上にアニメでじっくりやった部分は控えめに、原作アニメで描き足りない部分をじっくり描写されている印象で、アニメを楽しんだ人間としてはかなり良かったです。やはりこうやって読むとラストバトルの辺りなんかは勢い重視で設定おざなりで進んでいた部分が多く、「ああ?、ここは実はこういう状況になってたんだね!」ってポイントも多かったです。

さりげなく追加されたシーンも非常に良い味出してます。猿頭寺とパピヨンのやり取りとか、護が宇宙に旅立つ事になった理由や普段は見せない実父・カインへの思いなどなど…原作で挟んだら熱血な雰囲気ぶち壊しになりそうなシーンがあますことなく挿入されてて、そういったシーンを読むだけでもわざわざamazonで定価以上の価格で購入した価値はあったかなと(笑)

特に、エピローグの追加シーンは、あとがきで「公式設定ではない」と断言されていてもあまりにもGGGらしくて良かったと思います。アニメ版のエピローグはやはりどうにも、これまでとんでもない苦難を乗り越えまくってきた面子にしてはどうしてもあっさり諦め過ぎな気がして…諦めたわけではないという事実を確認出来ただけでもうれしかった。

それにしても、最後に一言。



超竜神達を毎回真ん中で真っ二つにする敵の皆様はどれだけ学習能力が無いんですか?
…いや、確かに真ん中でぶっちぎられた方がインパクトはあるっていうのは分かるんだけどさ!!