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とらドラ10!

[著]竹宮 ゆゆこ  [絵]ヤス

雪が舞い落ちるバレンタイン。母親の前から、手を取りあって逃げ出した竜児と大河。二人の前に立ちふさがるのは、お互いの母親とままならない現実。大河の、友人達の気持ちに触れた竜児はひとつの決意を固める……

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シリーズ完結編。アニメとほぼ同時ゴールのようなのでアニメ最終回を見てから読むのも一興かともおもったけどやっぱり我慢できなかったよ!ていうかアニメが丁度9巻の内容に差し掛かったところで、丁度いい軽い復習になりました。

大河に竜児、実乃梨に亜美に北村といったメインの5人だけじゃなくてメインキャラ皆に見せ場があるのが嬉しかった。特に出番は少なめで不幸属性全開だけど独身(30)は最後まで良い教師で、ギャグでもシリアスでも活躍できる万能キャラだったよなあとか。そして「春田劇場」に噴きました。

そしてメイン5人の中では、亜美の葛藤がなんとも可愛かったです。大ピンチの竜児と大河をなんだかんだと捨て置けず、竜児が大河に対してかけた言葉にさりげなく傷ついてる姿がまた意地らしくて。そしてどこまでも素直に慣れなかった亜美が、最後の最後でぶちまけた本音には思わず貰い泣きした。北村の親友っぷりも、大河の親友としての実乃梨の本音と竜児のことが好きだった実乃梨が最後に呟いた本音も最高に良かったけど。

竜児と大河はお互いの気持ちを伝え合ってからのやりとりがなんとも甘酸っぱくて、その二人の間で繰り広げられる物語はとても重く厳しいものなんだけど、そんなのそっちのけでひたすら二人のやりとりに悶絶してしまいました。特に竜児の実家で過ごした一晩の、部屋でのやりとりといったらもう最高!!ほんとにもう、二人のつたない愛情表現がどこかもどかしくも甘酸っぱくて、大河にどぎまぎする竜児が可愛くて、不器用ながらも竜児に正直な気持ちを伝えていく大河が可愛くて可愛くて。

どうしようもなく綺麗に終わっていて、もう何も言うことありません。7巻くらいからずっとハラハラさせられ通しだっただけに、円満解決して本当に、本当によかった。願わくば作中で竜児が思い浮かべたような、幸せ一杯の未来予想図が現実のものとなりますように。道のりは険しいだろうけど竜児と大河ならいつか実現してしまうんじゃないかとおもうような、そんなパワフルさを根底に感じるエピローグでした。

この後もうちょっと短編が出る予定とのことですが、そちらも物凄く楽しみ。
何はともあれ最高の物語をありがとうございました!

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