« 5月 2017 6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室1

[著]鏡 貴也  [絵]榎宮 祐

恋だ青春だと楽しいハズの高校に、俺様生徒会長・紅月光が降臨!「よし、今日からお前らは俺の奴隷だ」彼の前ではクラスメイト、教師、校長ですら雑魚あつかい。14歳の悪魔娘と同棲し、ミスコン優勝の女子校生の告白をシカトして呪われ、校内に出る化け物たちの弱味を握ってタコ殴り、とやりたい放題の俺様ぶりが大炸裂!!宮阪高校の生徒たちは叫ぶ。同居中の悪魔娘も、主人公のはずの不死者も、美少女“最古の魔術師”さえも絶叫する。『会長、うぜぇえええええっ!』学園リバース・ファンタジー、書き下ろし満載の高校編、登場。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

するとその言葉に、月光がこちらを見る。大兎のひどく疲れた顔を見る。そしてなぜか、今日初めての微笑を彼は浮かべると、言った。
この、悪魔やら魔物やら妖魔やらがはびこる宮阪高校の生徒会室を統べる男がこちらを見て、ほんの少しだけ楽しげに、

「……地獄へようこそ、鉄大兎君」


もう月光の俺様歪曲ツンデレ具合と、大兎&月光の軽口の応酬でご飯10杯イケる。

「いつか天魔の黒ウサギ」シリーズの番外編で、普段の学園でのドタバタ騒ぎをメインにした短編集。とりあえず本編を読んで2巻以降ひたすら「月光のツンデレが足りない」「月光のデレが足りない」「月光が足りない」と叫び続けてきた私にとってはニヤニヤの止まらない一冊でした。

とにかく最初から最後までひたすら俺様生徒会長メイン!本編のシリアス時に時折垣間見せる彼特有の歪曲したデレは影を潜めてしまうのが残念ですが、ソレを補って余りある大兎との軽口の応酬!!他生徒に対しても発揮される、歪曲全開なツンデレぶり!!そしてこっちでも軽くウザイバカップル(大兎×ヒメアの意)

……しかし、後書きを読んでいて本編を読んでずっと感じていた違和感に漸く納得が行った。最初は月光が主人公だったのね……通りで大兎が主人公っぽくないわけだよ。いや、性格とかは間違いなく主人公なんだけど、どうも立ち位置が脇役っぽいというか、大兎よりも月光の方が素直に主人公として感情移入できるキャラなんだよなあ…

キャラクターには惹かれるのにイマイチ本編のドシリアス具合についていけてなかった私には、これ以上になく美味しかったです。非日常に身を浸すうち、普通の学生だった大兎の視点が少しずつ変わっていくのも興味深かった。とりあえず月光のツンデレ具合が気になる腐女子の皆さんは本編1巻読んだらこっち読めばいいと思います!!

こちらの記事もオススメ

※ 90日以上前に投稿された記事へのコメント・トラックバックは受け付けておりません