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クトゥルフ神話TRPG リプレイ 御津門学園ゲーム部の冒涜的な活動

[著]内山 靖二郎,アーカム・メンバーズ  [絵]生煮え

ネット上でカルトな人気を誇ったゲーム『飢神』。その制作者は、高校のゲーム部に所属する少年たちだった。だが彼らが喧嘩別れし、一人が卒業した数ヶ月後―突然、中断したはずのゲームが更新を再開した。しかもそのゲームをプレイすると、奇妙な出来事が身の回りで起こるようになるという。部長の薫、その妹あいり、新人部員の正宗は、謎を解こうと行動を開始するが―!?人気作家陣をプレイヤーに迎えた個性派『クトゥルフ神話TRPG』リプレイ登場!! (「BOOK」データベースより)

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 プレイヤーに艦これ陽炎ノベライズの築地先生、バカテスの井上先生、ガーゴイルの田口先生と聞いてカッとなりました(正直)ゲーム部長の薫とOBの先輩が制作したスマホゲームがおかしくなり、共同制作者の先輩とも連絡がつかなくなってしまう。不審に思った薫は妹のあいり、新入部員であいりのストーカーの正宗と共に調査を開始するが……というお話。

 正攻法なんぞなんのそのと蹴飛ばして、力押しとボケと煽りでシナリオを強引に読み解いていく展開が破天荒過ぎてめちゃくちゃおもしろい!行方不明の先輩の家に乗り込む際、正面から乗り込むだけの理由は揃えているのに全力で不法侵入の方法ばかり考えているのには思わず笑った。クトゥルフ神話を題材にしているだけあって不気味な怪物が出てきたりかなりグロい展開がいくつもあるんだけど、そんな怪異も力押しでねじ伏せる流れが楽しかったです。あと部長の薫が「とりあえず煽っていかないと気がすまない」とか言ってたら残りの2人も基本的に交渉は煽っていくスタイルで腹筋辛かった。

 TRPGリプレイは初心者向けとオススメしてもらったものを幾つか読んだきりであまり感覚がわからないのですが、最低限ゲームのシステムやクトゥルフ神話の雰囲気を知っている人向けの物語かなあ。なんとなくで読めてしまう部分が多くはあるのですが、「正気度」辺りのロールがイマイチぴんとこなかった。正気度ががっつり減るシーンが無い(あっても微変動)ので緊迫感が伝わらないまま終わった。

 あと、キャラ相関図とPLの名前に目を奪われて入ってしまうと、どうしても物語的なストーリー展開を期待してしまうので、若干肉付けされただけのプロット会議を読んでいるような、そんな不完全燃焼感がありました。これはもうTRPGリプレイの宿命だから仕方ないのかもしれないけど。キャラクターの関係がほんと好みなので是非続編を出してキャラクターを掘り下げていって欲しいです。正気度ロールのシステム上、巻重ねないと面白くないシステムなんだと思うしな!

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