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仮面のメイドガイ メイド革命Ver.

[著]花凰 神也 [原作]赤衣丸 歩郎 [絵]いちば 仔牛

メイドさんたちが理不尽なご主人様に反旗を翻し、“メイド革命”によってメイドのメイドによるメイドのための政府を作り上げた。行方不明の両親の帰りを待ちながら暮らす大富豪の孫・富士原なえかは「巨乳狩り」に遭い、裸のファイヤーダンスを強要されるのだが…!?
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世の中には、どうしようもなくノベライズに向いてない原作ってものがあってだな……。

色々ツッコミどころはありますが、作品そのものは精一杯頑張ってると思います。
そもそもこの原作をそのまま文字化したところで面白くないであろうことは確実で、敢えて世界観をパラレルにして、短いとはいえ単行本1冊分の長さのストーリーに仕立て上げたのは上手かったと思う。敢えて例えるなら「劇場版・仮面のメイドガイ」といったノリ。登場するキャラクターも全く違和感が無くて、原作の雰囲気再現度も凄い。特にコガラシとホムラの超人ご奉仕対決はまさに原作まんまのノリで、素直に凄いな?と思った。

……それでもですね。

どんなに文字を持ってしても表現できないものというのはあると思うんです。
「メイドガイ」の最大の魅力である「コガラシさんの存在の凄まじさ」は間違いなくそれだとおもうんです。たとえ何P使ってコガラシの持つ巨大な存在感や筋骨隆々とした肉体にメイド服、更に仮面という壮絶なミスマッチぶりを文字で表現したとしても、赤衣丸さんが描いた、たった1枚のメイドガイのイラストには勝てないんです。

それなのに本文中に、挿絵が1枚もないってどういうことよ。

その他にも、全くイラスト化されていないゲストキャラクター達とか。
パラレル設定なのに全くいつも通りのキャラクター達が描かれてるカラーピンナップとか。
何故かあらすじがノベライズではなく、原作「仮面のメイドガイ」のあらすじだったりとか。

作者or編集部サイドでギリギリになって方向の転換でもあったんじゃないでしょうか。それで赤衣丸さんのイラストそのほかもろもろが間に合わず、間に合わせで表紙だけなんとかしてもらったと。そんな感じがする。


だとしたら、なんていうか悪いのはノベライズ作者じゃない。
悪はおそらく準備も出来てないのにムリヤリ刊行してしまったファンタジア編集部だ。

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