異能の少女・繭墨ととある事件をきっかけにして異能を孕み彼女の「助手」となった普通の青年・小田桐が様々な怪奇事件と遭遇して解決……したりまぜっかえしたりするお話第二巻。
1巻に引き続き、悪趣味で醜悪な物語……なのは変わらないんだけど、全体的には1巻よりもややマイルド、のように思えてしまったのは新キャラ・白雪のお陰か。異能の一族の若き長でありながら、この面子に混ざると全然普通の女の子に見えてしまうから恐ろしい。あとカラーページのふくれっつらが可愛すぎて困りました。あと可愛いといえば幸仁の書いた「神」のカサカサッぷりがたまらなく可愛いんですがどうしたらいいですか。
もちろん、今回もなんともいえない醜悪さ・悪趣味さは健在。細かい所からチクチクくるようないやらしさを各所で感じました。「金魚」マニアのあの人のお話とかはある意味テンプレ的なんだけど、それ以上に七海と繭墨のやりとりにゾクっとくるものが……ちらっとしか出てきませんでしたがあれって明らかに……ですよね。
そして最後の最後で3巻への特大の爆弾が落ちてきたわけですが、あの人復活とか3巻に期待せざるをえません。あとラストの展開はエグいと思う。さりげなくとてもエグいと思う。3巻楽しみです。
……余談ですが雄介が小田桐のストーカーにしか見えなくなってきました。
コメント
はじめまして。
雄介がストーカーに見える、ですか。
たしかに言われてみればストーカーに見えなくもないですね。
FBオンラインに掲載されていた短編でも雄介は、よく小田切さんに絡んでましたし…。
小田切さんてきには、雄介に絡まれて災難でしょうね。
3巻は、もう読まれましたか?