恵美がエンテ・イスラに帰郷するといったまま、帰宅予定の日を大幅に過ぎたのに帰らない。なんだかんだいいつつも落ち着かない真奥達だが、原付免許を取りに行った真奥は途中で謎のおっさんと女の子の2人組みになつかれて……。表紙見てアラス・ラムス急成長!?とかおもったらそうじゃなかった…!!
ここのところの展開を受けて、過去のわだかまりはあれど、お互い素直になりきれない部分は有るけれどもすっかり恵美や鈴乃を守るべき「同志」として認識している真奥が恵美の不在を受けて分かりやすく動揺する姿にとてもにやにやする。案外いろいろなところで管理職体質というか気の行き届く真奥が恵美を1人でエンテ・イスラに帰らせたのは仇敵関係であるからこそのお互いへの実力に強い信頼感を抱いているからだよなあ。
これまで不気味に燻っていたエンテ・イスラや天界側の動きが一気に活発化する急展開の巻で、いざピンチの時に外さない活躍をしてくれる真奥のヒーロー力ときたら大変なものでしたが、正直芦屋のポジションがヒロインすぎてそれどころじゃない。アニメ化狙ったんじゃないのってくらいの素晴らしいタイミングで芦屋が圧倒的ヒロイン力を発揮していて動揺しました。じょ、女子もいるのに……恵美とか囚われのヒロインポジションなのに!!同じくらいに恵美父まじヒロイン。
個人的にはこれに加えて漆原の滅多にみれない働きっぷりと挿絵に転がるしかなかったわけですが、次巻からはいよいよ笹塚からエンテ・イスラに舞台を移す…のかな?正直、労働ネタが拝めないのは凄く残念ではあるんだけど、様々な謎を含めて一気に盛り上がってきてここからどういった形で物語が展開していくのかとても楽しみです。
しかし、芦屋ほんとヒロイン……