文句なしに面白かっただけに発売月遅らせても構わないからちゃんと1冊まるまる本編にしてよー!!今回も酷いところで続いたなあ。同じ角川で「まるマ」シリーズとかも似たような本編短編抱き合わせ商法やってたけど、OVAつき限定版とかあったから仕方ないんだろうけど、レビューでみたOVA版の内容が色々な意味でアレだったので、色々こう何か、納得のいかないものが…!!!(OVAどうしてああなった)
悪い意味で「前巻からの続き」で、かつ「次巻に続く」だから書く事がない。飛鳥・耀の戦闘メンバーとしての成長がめざましかったのと、十六夜の過去がまた少し明らかになったくらいかなあ?金糸雀との「作られた」親子関係が凄く良かった。とりあえず次巻を楽しみにしたいです。
短編の方はリリとコッペリアがメインの謎解き短編も面白かったけど、問題児達3人がそれぞれの時代についてぶっちゃけトークをする「異邦人のお茶会」が面白かった。飛鳥と十六夜の時代が若干繋がってそうで繋がってなさそうな部分とかは以前からそれとなく言われていたけど、予想していたより十六夜と耀の世代差あるっぽい?ヘッドホンの問題があるので親と子供くらいの世代差しかないと思ってたんだけど……
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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 落陽、そして墜月
前巻の引きからの「魔王連盟」との戦い。味方の新しい能力やら隠された能力出し惜しみ無く出て来る総力戦からの……またなんという凶悪な引き!!!
前巻あとがきでも予告されていたとおり、はじめて(一応過去話とかはあったけど)十六夜にスポットが当たる回。「ノーネーム」の中でも特出した能力を持つ十六夜が、強すぎるが故に周囲を頼る事が出来ないという「弱さ」。他の面々が全体的に他者を頼ることで強くなるような能力ばかりなだけに、その弱点が引き立きたたせていたように感じます。そんな十六夜の「弱さ」がはっきりと露呈してからの、十六夜の圧倒的な「強さ」では御しきれないほどの強敵の登場、という展開が容赦なくてアツい。
能力を失ってしまった黒ウサギといい、最後の凶悪な引きといい、意味ありげなジンとリンのやりとりといい本当に続きが気になりすぎる。次巻が待ち遠しくてたまりません。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗
「ノーネーム」の連盟交渉も大詰めを迎える中、いよいよ彼らから旗印を奪った「魔王連盟」が動き出すシリーズ第6巻。
ウィル・オ・ウィスプがつれて来た連盟最後のコミュニティのメンバーが予想外すぎる。しかし、再登場したあのひとなかなかいいキャラですよね。是非ともここは、元敵にありがちなツンデレキャラで頑張って欲しいです。
前の巻も凄かったけど、今回もジンの活躍が凄かった…!!一切そぶりを見せないまま正確に現在自分達の巻き込まれた事態を把握し分析し、タイミングを見計らって対峙する手腕には本当に驚きを隠せない。いやなんかちょっと、十六夜という師匠の存在がなければここまでの急激な才能の開花はしなかったでしょうが、あくまで将来性を見込まれた実力不足のコミュニティリーダーではなく、実力共にキワモノ揃いの「ノーネーム」を御するに相応しい知識と統率力を兼ねそろえてきた感じなのが本当に感慨深い。
メインの物語はジンとペストの主従関係に主眼を置きつつ、飛鳥の新しいギフトと、そして連盟最後のコミュニティまで登場して次巻への布石は十分、という感じ。物語の決着は次巻にもちこされた感じなので盛り上がりには欠けるけど、とにかくもう次がどうなるのか楽しみで仕方ない引き方でした。
なにより、7巻目にして初めての十六夜・黒ウサギメイン回っていわれたらもう期待するしかないじゃないですか!次の巻が本当に楽しみです。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者
数ヶ月遅れで開催されることになったアンダーウッドの収穫祭を舞台に、様々な思惑が絡み合うシリーズ第5巻。
水着!とか縁日!!とか食べ放題!!!とか全体的に箸休め巻なイメージだけど、その裏で各面々の成長や、信頼、今後への伏線張りを着々と行ってる感があってとてもたのしかった!飛鳥や耀の成長も勿論だけど、例え大きな手札を持っていたとはいえ大手商業コミュニティの長と互角に渡り合うジンの成長が本当に凄かった。
自分が育てたといってもいいジンの、そして同じ問題児仲間である飛鳥や耀へ向ける十六夜の考えが少しずつ変わってきているのも感慨深かった。今アニメでやっている原作序盤の展開を見ているとけっこう十六夜って彼女達を自分よりも下というか、仲間となってからは庇護すべき対象としてとらえていた感じが強かった気がするんだけど、そんな十六夜が3人を同志として信頼して大事な局面を譲る場面が多かったように感じられて。
各々の様々な成長を描く一方で、やっぱり爽快な俺TUEEE要素も忘れちゃいないのがこのシリーズの楽しいところ。前回の戦いを経て今まで以上に成長した問題児達3人が力を合わせて戦う“ヒッポカンプの騎手”は本当に楽しかった!大きな実力を持つけど過去のとある出来事がきっかけで何事にも本気を出せなかった蛟劉が十六夜との戦いでその熱さを取り戻す展開はアツい。
昇格にむけての連盟の準備も着々と整い、色々なことが明かされて、今後の展開がますます楽しみになりました。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て
「悲劇になりきれねえのなら、俺がこの手で喜劇に変えてやる。––だから覚悟しろ。俺達は巨龍(オマエ)を倒して––完膚なきまでに救ってやるからな」
前巻から続いて、南の「収穫祭」編。連れ去られたレティシアによって開催され、そしてとある条件により中止封印状態になったギフトゲームが再開されて??というお話。
レティシアの封印解除のドサクサで敵の城に運ばれてしまった耀・彼女を助けゲームをクリアすべく城へと乗り込む十六夜、そして地上でアンダーウッドを護る飛鳥。ばらばらになってしまった彼らがそれぞれの場所から力をあわせて戦う姿がとにかくアツかった!飛鳥と耀の成長にも胸を躍らせつつも、やっぱり無理も道理も蹴飛ばして一人で背負い戦おうとする十六夜が本当にどうしようもなくかっこいい。
今回は耀とレティシア、二人の過去が明らかになったけどどちらも色々な意味でヤバイ。レティシアの悲しい過去には思わず涙が出そうになるし、耀と父親の絆にもじんわり。特に耀にとっては、今のように自らの足で跳んだり走ったりできるのはどれだけの感動か、と思うともう……
なにより、1巻では完全無能ポジションだったジンの活躍にニヤニヤが止まりませんでした。ギフトを得た事もあるけれど、同時に十六夜の目論み通り組織のブレーンとして十分な知識を身につけてきて。水面下での活躍がとても美味しかったです。彼が自らの手で切り開いた「新展開」が果たしてどうなってしまうのか、とても楽しみです。
しかしヘッドホンはどこまで引っ張るつもりなのか…
問題児たちが異世界から来るそうですよ? そう……巨龍召喚
表紙や順番を考えて耀回かとおもってたら三大問題児の中でも最強のチート・十六夜の過去が明かされる回でした。
チートだらけのこの作品の中でも飛びぬけた実力を持つ十六夜だけど、それは以前から「力」の使い方・御しかたを学んでいたせいなのかと納得。ありあまる能力とそれを持つが故の空虚さや退屈を御しきれず、迷走する十六夜が金糸雀と出会い、共に行動する内に諦観と共に得た大切な感情。強大な力を持つ彼が、腐り諦観しながらも『壊さないように』と思う程度に矮小な世界をかけがえのない大切なものだと語る様は本当に胸が熱くなった。色々な意味でフリーダムで自分勝手な行動が目立つ十六夜だけど、同時に人一倍仲間思いで、不器用な優しさを持ったキャラだというのがたまらなくいとおしい。
同時に、一見何のつながりもないと思われてきたキャラクター達に色々な繋がりがあることがわかって、ますますこの世界の謎が深まった感じ。十六夜の育ての親である金糸雀の正体を考慮しても、他にも色々繋がりがありそう。個人的には1巻のプロローグで語られた3人の召喚シーンと矛盾する場面が2巻からちょくちょく挿入されるのがとても気になるんだけど、これもなにかの伏線なのかなあ。
物語自体は南の「収穫祭」を舞台にした大規模なギフトゲームを巡る前哨戦というかんじで、完全に次巻に続く引き。最後に降りかかってきたギフトゲームの決着を含め、どうなってしまうのか本当に楽しみです。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? あら、魔王襲来のお知らせ?
チートな異能を持つ3人の少年少女が、『ギフトゲーム』と呼ばれるゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚されて大暴れするシリーズ第2巻。今回は、北で開催される“火龍誕生祭”の話を聞いて飛び出していったらそこに魔王が現れて!?というお話。
相変わらずチートだらけで楽しいお話。十六夜の圧倒的なチートぶりもそうだけど、前巻で仲間になった元魔王・レティシアや普段は審判役を勤める関係で能力を発揮できない黒ウサギまでがバトルに参戦してチート具合がはんぱない。読んでいてこれほどスカッとするお話も珍しい。
襲来した魔王から提示された『ギフトゲーム』を巡る謎解きも面白かったです。「ハーメルンの笛吹き」の寓話を巡る解釈は普通になるほどと思いながら読んでた。
色々な意味で突き抜けたチート達の中では体力面で一歩劣る感のある飛鳥、チートだらけだけど問題児ばかりの面々を背負う立場になったジンの成長にもニヤニヤ。強力なスキルを持つけどそれを戦闘で上手く生かせず葛藤する飛鳥が新たな力を手に入れる展開も美味しかったけど、表ではまんまと十六夜の手のひらで踊らされ、その裏で十六夜に尻叩かれながら懸命に努力する御チビ様がマジ可愛いです。
問題児たちが異世界から来るそうですよ? YES!ウサギが呼びました!
人間離れした異能を持つ子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。ところが彼ら、召喚した本人が持て余すほどの超・問題児で……!?というお話。
これは良いチート。以前から物凄く俺TUEEEEEなラノベだと聞いていたけどしょっぱなから不良達を潰すために川辺を吹っ飛ばす十六夜のトンデモっぷりでふきだす。色々と滅茶苦茶な能力をもった3人が異世界を所狭しと暴れまわる姿にニヤニヤが止まらない。ただ主人公TUEEEEEというわけでもなく、ちゃんと主人公達の敵わない相手が設定されてたり、各々の能力の得手不得手があったり、参加するコミュニティがほぼ底辺に近い弱小からの下克上展開だったり……でただのワンサイドゲームになってないのも良かった。
“ギフトゲーム”の勝ち負けで全てが決まる異世界の世界観も面白かったけど、キャラクターがまたイチイチ美味しい。女の子達も可愛いんですが個人的には主人公3人の中でも一番のチート存在である十六夜がただのパワーバカかと思ったら予想外に頭脳派だったりとか、コミュニティリーダーのジンとの関係とか大変美味しいと思いました。ジンきゅんが成長して十六夜も一目置くコミュニティリーダーになる展開が今から楽しみです!楽しみです!!
しかし、挿絵がやや本文と食い違ってるのはもう新人さんのデビュー作系ではある程度仕方ないと諦めるべきなんでしょうか。いや、これは普通に挿絵に恵まれてる方のラノベだと思うんだけど、レティシアの「拘束具を彷彿させるロングスカート」という文章描写に超ときめいてカラー挿絵確認したら膝丈タイトスカートだったときの私のガッカリ感ときたら……いえ、横縞タイツも可愛かったですけど……ですけど……。
読了記録まとめ[2013年2月分]
2月の読了冊数は13冊でした。
2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:34冊 / 読んだページ数:6796ページリバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)の感想
ツバキちゃんが男子姿で男前っぷりを見せ付ける展開はいつですか!男子制服姿がカバー裏しかないなんて…orz 見た目も行動もどうみても美少女なのに心はしっかり男の子なツバキちゃんとてもおいしい。一人称使い分けるの美味しい。主人公が女装させられながら段々色々揺らいでる感じの心の動きとか、それぞれみんな「心は男の子」な上で女装してるのが楽しかった。
俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)の感想
この終わりかたは終わり方で好きなんだけどこのもだもだのままあと何冊か続いて誉様に落とされるところまで見たかった気がするこのもどかしさ…!!新連載があの人メインなので、そっちで補完されたりするかしら。
ROBOTICS;NOTES 2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)の感想
原作で言うと個別ルート入る直前くらいまで。原作では殆ど見えなかった淳和ルート間のこなちゃんの動きが見れたのが面白い。ゲームからは見えてないところで彼女自身がひどく衝撃を受け、揺らいでいたんだなあと、胸が痛くなる。あと、ちょくちょく挟まれるフラウ母の視点が…黒幕さんほんとゆがみねえ。
リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)の感想
8話で男前すぎるツバキちゃん大活躍にひゃっはあした後9話の葵ちゃんにごっろごろさせられたやばい……このもどかし友情倒錯系ほもがやばい……!!!書き下ろしの恥じらいに関する話も大変ニヤニヤしました。そして公式アンソロがとても薄い本だった。まさかの男同士のキスシーン…
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)の感想
本人無意識のうちに何本のフラグ乱立させてるんだ!なんというフラグ建築士…。周囲が勝手に色々超解釈して、正体バレないまま噂と誤解が一人歩きしていく展開が楽しい。
妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)の感想
な、なんだろうこのなんともいえないいたたまれなさ……。
わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)の感想
えーどうみても時雨に未練たらったらなのに、そっちいっちゃうの…両想いエンド持っていくためには現在の関係を一端白紙にして正常化させないといけない流れなのはわかるんだけど、他の面子が結構しっかり自分の気持ちを見つめているだけに、雪菜のどっちつかずな(というかどっちも手放したくないとしか思えない)態度には若干イライラさせられる。漸く雪菜が恋愛と自分の小説を切り離して考え始めたので今後の展開に期待だけど、色々と迷走してる感否めないのがなあ。
会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)の感想
妙に碓氷がデレまくるとおもったらフラグだったかー……!まさかのあの人たちとの共闘展開美味しすぎるんだけど、割と何でもソツなくこなすイメージあった会長が慣れないあれやこれやで七転八倒する姿がかわいい。両想いになって以降、ひとさじの甘さを含んだ2人のやりとりと、碓氷との「身分」の違いに悩む会長の姿が本当にたまりません。
お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
狩野さん驚きすぎワロタしかしそのリアクションはあぶない。
監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)の感想
ちょっと追加シーンとかはあるけどだいたいアニメ忠実なかんじのコミカライズ。割と序盤はよくわからないで見てたから振り返り的な意味で新たな気持ちで読めた。
めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)の感想
手ブラジーンズ先輩が全開パーカー先輩に…。安心院さんのスキル連発が完全にスキル芸になってる感とかおもってたら色々と凄い展開だった。
校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)の感想
先生の狂気がこわい…色々な意味で、生徒に操作されやすいチョロい先生なんだろうけどそれにしてもこれは。ついでに隼人君がもれなくヤンデレ化しそうでうわあ…。いよいよ苛めに対抗する側のななめちゃんが出てきたけど、ほんとこれどうなるのか。しかしななめちゃんの登場シーンかっこいい。
校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)の感想
虐めどころかこいつら全力で殺す気まんまんじゃないですかやだー!ソラが好きだった××君って多分アレだよなあ…。
はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)の感想
改めてちーちゃんいい娘…真奥を意識し始めた頃のわたわたしたちーちゃんが本当にかわいい。そしていい年して訪問販売に押しきられる漆原がマジニート駄天使……
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)の感想
前巻までの展開を考えると箸休め的なお話だったけど、「ノーネーム」のメンバーたちの間での信頼や成長を確かに感じ取れる一冊。飛鳥や耀の成長も勿論だけど、ジンきゅんの組織の長としての成長っぷりにときめいた。
GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)の感想
いやおもしろいんだけど、先生揃えられてないのに専用コース作って毎日自習とか生徒来なくても放置とかちょっと高校教育それでいいんかすぎてこれどうなの。「明日になったら本気出す」を地でいくマンガ描く気ないイケメンどもの発言にはへんな笑い出た。
GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))の感想
「教えて羅★仏」はなんかこう、ラブコメ装ったギャグなんですよね…!?(震え声) コミケの話わらたっていうかこいつら1学期のあいだマジで遊んでいただけと言う説が
屍姫(17) (ガンガンコミックス)の感想
大群編長かったなあ……神佳さんお疲れ様でした。
屍姫(18) (ガンガンコミックス)の感想
猟奇的な百合だった。そして嵩柾ェ……
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)の感想
独占欲丸出しな旦那様と少しずつ自分の気持ちを自覚しはじめたフェルが可愛すぎてもう。安定のドS×男前具合だった。次回いよいよあの姫様が来るのかな。カバー裏で腹抱えて笑う。
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)の感想
表紙の美少女……一体何ry カオルの短編がとてもよかった。もうここまできたら最後まで性別不明瞭を貫いて欲しい。どっちだかわかんない背徳感があってこその、ラストのミステリアスな魅力が最高でした。//次はるるル!!
マギ 16 (少年サンデーコミックス)の感想
オマケ漫画の紅玉ちゃんがチョロすぎて萌えしんだ…
死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)の感想
カシュヴァーンの過去話で、父親への屈折した想いや唯一の理解者となっていったトレイスへの依存に近い気持ちと徐々にすれ違っていく様子がとても良かった。そして「成長痛」から「王子様総選挙」の落差がやばい。アリシアといちゃつきたくて完全にオアズケ喰らった犬状態なのがどうしてこの人こうなっちゃったのすぎてカシュヴァーン様まじ残念…!!
STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)の感想
1巻で原作の内容を殆どやってしまい、どうするのかとおもってたら世界線移動後のオリジナル展開が楽しかった!ラボメンが次々変な能力に目覚めたりとめちゃくちゃやりながら、しっかり原作の意味不明な世界観を補完していく展開が楽しい。ルカ子さん抱いて!(オカリンを)そしてナイトハルトと鳳凰院凶真の中二病全開なやりとりはよいものだ…
桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)の感想
職業病でなにかと日常生活中に脳内でエロ変換はじめちゃう桃子が微笑ましいww
問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)の感想
ジンくんがちょっとかっこよすぎてもだえる。いよいよ敵の姿が見えてきて次が楽しみになる引きだった。はじめての十六夜メイン回ということで、そっちの意味でもとても楽しみ!
蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)の感想
1巻とくらべるとはっちゃけぶりが落ち着いたなあ…という感じだったけどあいかわらず駆真さん歪みないシスコンだった。
一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
「親友だった頃のほうがずっとベタベタしてた」できゅんときた!!独占欲の強い男前受おいしい。2個目の話の、表情からはじまる恋な展開もとてもすきだったー。
変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
本田さんが男前すぎてかっこいいんだけど行動がいちいち斜め上すぎて腹筋辛いwwwww染谷さんの意外な素顔にもときめいた。おもしろかったー!
甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)の感想
魔法も希望もあるんだよ(でも夢と奇跡はありません)。 異世界ファンタジー要素もあるけどその能力には頼らず、あくまで人間の力で事態を解決していく姿がよかった。しかし、なかじまゆか先生の可愛いイラストにつられると割りと痛い目をみるラノベですよね…おにゃのことのキャッキャウフフとか名ばかりでおっさんの愚痴がメインです(真顔)あと、西也の「友達いない残念ナルシスト」設定は面白いのでもっと強調してほしかったなあ。
勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)の感想
個性豊か(オブラート)な仲間達が集まってあらぬ方向に向かって暴走するバカ小説…とおもってたら最後でなんか綺麗に落としてきたなぁ。仲間が増えたあたりから一気に面白くなってきて、キャラクター同士の掛け合いをニヤニヤしながら楽しめました。
好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)の感想
早川ちゃんと補完話あったんだ…!!水着回でのめいの父親の話しとか、結構アニメでとばしたエピソード多いんだなあ。愛子さんの話がなまなましい。
STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】の感想
このヒキはひどい!!なんという生殺し!!助手の記憶を移植した人工知能とか第三次世界大戦に向けた動きとか様々な意味で騒がしくなってきたけど、色々な意味で今回は橋田親子が美味しいところを全部もっていった感。「だーりん」の出会いとは一味違った、ぎこちないもどかしい関係にニヤニヤする。
生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』の感想
残念系ラノベ主人公界隈でもハブにされる小鷹さんマジパネエ!!しかも難聴が完全に芸と化している……。碧陽学園生徒会と聖クロニカ学園隣人部の残念な人たちが、いろんな意味でギリギリのところで和やかにコミュニケーションとってるようにみせかけて互いにダメージしか与えない不毛なやりとり繰り広げてるのに笑った。最後の杉崎と小鷹には理科ちゃん真冬ちゃんじゃなくても転がらざるをえません。
読書メーター
2012年に面白かったライトノベル10選
あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。
新年の恒例行事ですが2012年に読んだライトノベルから面白かったものをカテゴリごとに10作品にまとめてみました。腐女子に特にオススメしたい編と2作に分けた時期もありましたが、なんか実際まとめようとしたところ普通に全作品女子にお勧めしたかったという現実が発覚してしまったのでやめました。全部女子にも読んで欲しいです読 ん で く だ さ い。
件数を絞った関係で毎年しつこく推してる感のあるシリーズは除外しましたがそちらは年度関わらず常にお勧め&読んでくれるかたを随時募集しておりますので宜しくお願いします。バカテスとか生徒会の一存とか死神姫の求婚は流石にしつこいとおもったので!でも好きなので!!!よろしくおねがいします!!
なお、書影は私が読んだところまでなので実際はもっと先まで巻数が出ている可能性があります。
この友情に萌えた!編
最初は片田舎の男子高校生2人の『ごっこ遊び』でしかなかった特撮映画制作。それは都会からやってきた少女の加入により現実味を帯びたものとなっていく。完成に近づいていく映画とともに、主人公は掛け替えのない相棒との『友情』と恋した少女への『恋慕』の間で揺れ動くことになる。
ゆっくりとした時の流れる田舎での文化系部活動を中心に据えた主人公達3人の青春具合も大変良かったのですが、やはり友情と恋愛の間で揺れ動く主人公の葛藤が大変たまりませんでした。
「もし、ぼくが殺されたって言ったら、きみはぼくを殺した犯人をつかまえてくれる?」
見た目の怖さから周囲に敬遠されている是光に声をかけてきた学園一のモテ男・ヒカル。「頼みごとがある」という彼は、肝心の頼みごとを口にする事なく事故で亡くなった。彼の葬式に出向いた是光の元にヒカルの幽霊が現れて……。
殆ど他人といってもいいヒカルからの『たのみごと』を、取り憑かれているとはいえ親身になって解決しようとする是光の不器用な優しさと、是光をヒーローと仰ぎ、自分にはないなにかを見出して憧憬するヒカルの関係性がたまらない。ツンデレヒロインの式部さんもめちゃくちゃ可愛いのですが、生前は全く別の人生を歩みながらそれぞれの理由で友達というものがまるで出来なかった二人の友人関係にときめきがとまりません。ヒカルの死に関する謎も提示され、今後が楽しみなシリーズ。
……今年こそ最新刊までおいつきたいです。
「バカ野郎。カッコつけんじゃねえよ」「いいじゃないか。これが俺の愛さ」
とある理由から戦う事を避けている主人公・レンヤが、幼馴染を追いかけてやってきたミカホシ学園。そこは個性が生み出す異能力を持って戦う“ミカホシランキング”で全てが決まる学校だった。“御三家”のみそっかす娘・すまるになつかれ、彼女の師匠となったレンヤだが……?
個人的には「俺修羅」よりはこっちのほうが好きだ…。典型的な現代を舞台にした異能バトルモノなんだけど、ひきこもりでも極めれば強い!みたいなバラエティ豊かな異能力と、割と王道ド真ん中なアツい展開が楽しくてたまらない。レンヤを巡る三角関係+αなドタバタも楽しい。そして“愛”することで異能を発揮する(=自らの愛情が能力に起因するものか本当のものかが分からない)、すまるの幼馴染で主人公の友人の乾闇鳴の設定が美味しくてたまりませんでした。4巻は大変良い親友回でありました……裕時先生、俺修羅もいいけどこっちの5巻も早めにお願いします(切実)
この関係性に萌えた!編
「みなさま、ご機嫌麗しゅう。……夫を返してもらいにまいりましたわ」
顔がそっくりな自国の王女・シレイネの身代わりとして隣国の「毒龍公クロウ」に嫁いだ庶民の娘・フェル。上手い事仲をこじらせて離婚してしまえば一攫千金!と美味しいバイトだと思っていたのに事態は思わぬ方向にばかり転がっていく。フェルは無事に期間内に離婚できるのか!?
悪い噂ばかりが先にたつ王族の元に政略結婚で嫁いで云々というある意味少女小説では王道な展開なんだけど、どう考えてもお互いに悪くは思ってないはずなのに、素直に好意を表現出来ず独占欲ばかりが先走るクロウの不器用なドSっぷりと、恋愛感情に疎くてクロウの行動に振り回されながら時折ぽろっとむきだしの好意がぽろっと顔をだすフェルの関係がおいしすぎてもうわたしは。そしてフェルがいちいち男前すぎていくら床ローリングしてもたりない。フェルの母国にも色々と裏がありそうでそちらの展開も楽しみなんだけど、とりあえず壁ドンは正義。
「だから俺は、『人類』を信じない」「だがその『可能性』を信じる」
2人で1人の無敵の凄腕ゲーマー兄妹“空白”。天才故に人間社会に馴染めず、引きこもりになっていた2人はある日、ゲームの勝敗で全てが決まる異世界に召喚される。16種族で国取りゲームをするその世界で、ゲームから脱落寸前の“最弱”人類種の王となった2人は異種族達への侵略を開始する。
人の機微と人心を掴む事に長けた兄の空と、幼くして過ぎるほどの豊富な知識を持ち冷静な判断力で物事を見据える妹の白。紛うことなく“天才”であるがゆえに2人揃えば最強であり、同時に2人でなくては何も出来ない(まともな生活すら送れない)という共依存具合が大変美味しい。……のですが、2人にゲームでまけて“空に恋する”という命令を強制させられてしまった不遇の元人類種王女・ステファニーの弄られっぷりが正直たまりませんもっとあの娘辱めて!!ください!!!ただし健全の範囲で!(※ただしボーダーラインはToLOVEるやチャンピオンREDいちごである)
人間の存亡を賭けた国取りゲームですら碁盤の事のように弄ぶ2人の無茶苦茶さと、それとは対象的に報われない天才を捨て置けない真摯な想いがたまりません。
恋人と引き裂かれ、皇帝エドリックの元に嫁ぐ事を強いられたアイリス。『氷雪王』との異名を持つエドリックは色々と曰くつきの人だった。妻を妻とも思わない態度に憤っていたアイリスが、少しずつ2人は夫婦らしくなっていく。その先にまつ、悲しい運命も知らずに。
仲良くなってからはただの夫婦でなく、后妃として時には夫の力となり、2人で新しい国づくりをしようと邁進する2人の姿にときめきがとまらないんだけど、並行して語られる物語のはるか先、未来からの視点が指し示す二人の悲しい結末にゾクゾクさせられる。可愛らしい表紙からは想像も出来ないようなかっちりした中世ファンタジーロマンスで、男性女性問わずにオススメしたい一冊でした。
「さあ、いつも生意気なその口から、今日は違う声色を聞かせてもらおうかな」
魔王ディンゴを倒しに行ったら魔法で性転換させられ、魔王直属のメイドにされてしまった勇者レイモンド(メイドとしての名前はレモンちゃん)。世の全ての女性を愛し、メイド全員を平等に愛すると豪語する稀代の女好きっぷりとセクハラだらけの行動に最初は反感ばかり覚えていたが、女としての生活に慣れてくるにつれ案外仲間想いで為政者としても優秀なディンゴに悪い気はしなくなってきて……。
レーベルごとお亡くなりになって未完のまま終わると思っていたらなんとか3巻が出ました(ただし電子書籍オンリーだ)。メインとしてはディンゴとレモンの関係性を主軸に据えたハーレム内エロコメなんだけど、主人公のレモン(レイモンド)が男としていつか越えるべき相手としてディンゴの背中を追いかけながらも、同時に1人の女としてディンゴに惹かれていくという相反する感情の間で揺れ動く姿が溜まりません。続きが書けなくも無い終わり方だったので、別レーベルに拾い上げとかでもなんでも続きが出てくれないかなあ……
このキャラクターが美味しい!編
「君は、この世界が好きなのか?」「ああ、大好きだぜ。一生涯を腐りながら過ごしてやれる程度にはな」
子供達3人は異世界からの「世界の全てを捨てて“箱庭”にこられたし」という招待状を受け、異世界へと召喚される。たどり着いたのは“ギフトゲーム”と呼ばれるゲームの勝敗が全てを決める世界。異世界にあっても特出した能力を持つ“問題児”達は様々な理由から、弱小ギルド“ノーネーム”に力を貸し、魔王を倒す事を決意する。
チート能力を持った主人公3人が異世界の世界を舞台に所狭しと暴れまわる爽快感がたまらない!3人とも、ただ“問題児”なのではなく、様々な理由から元の世界で本気を出しきれなかったり不幸な境遇にあったり鬱屈を感じたりしており、過去の体験を引き金にした彼ら自身の信念に正直な姿が好感持てる。特に、3人の中でも更に特出した能力を持つ少年・逆廻十六夜の過去から現在に至るまでの物語が最高でした。常に「本気」を出す事を制限され、世界を愛した故に自ら腐って生きる事を決意した少年が自分の本気を存分に出せる世界にやってきて、暴れまわる姿には色々な意味でニヤニヤがとまりません。
「玉藻、私と二人で、幸福になろう」
狐憑きの少年“玉藻”は超絶美女でちょっと不思議な引きこもり探偵の“ねえさん”に愛されつつ(こきつかわれつつ?)、オカルト探偵の助手をやっている。ある事件をきっかけに、女子力高いテンション高い系メンヘラ・イソラと出会う。3人がそれぞれの愛と幸福を捜し求める物語。
自ら消えたいと願った少年と、その少年を護ろうと必死になった“狐”の奇妙な物語。過去話から透けて見える玉藻とねえさんの共依存関係がおいしすぎる。あと玉藻の非処女主人公という設定はもうちょっと売り出してもいいとおもいます!!読み終わってみれば愛と幸福を追い求める登場人物たちの熾烈な生き方が焼きつくかのような、不思議な読み味の物語でした。しかし、色々な意味で物語内のインパクト大賞を選ぶなら最強メンヘラ・イソラたん以外になにもない感。
妹こそが、文学だ。
萌えで支配された23世紀。漢字は退廃し、文字はひらがなだけになり、文学界では実妹派か義妹派かがアツく議論される未来の日本に住んでいるイモセ・ギンは憧れの作家オオダイラ・ガイの家を訪問する。その先で21世紀の日本に飛ばされてしまって!?義妹に実妹、年の離れたロリ妹にロリジジイにおっぱい担当の21世紀ヒロインに囲まれて、23世紀で作家を志す少年が少しずつ成長していく物語。
1巻の頃は主人公の空気読めない発言にイライラしたこともありましたが、そんなギンが過去の人類や未来の人類をはじめとした様々な思想を持つ人間と出会い、ゆっくりと成長していく課程が大変美味しかった。文字文化が未来に向かうにつれ少しずつ簡略・退化していくさまは微妙にないようにみえてありそうな気もして、SF小説としても大変面白かった。
しかし、正直一番のみどころはそんなことよりクロハのフトモモだとおもうわけです。私はこれで黒ストに目覚めました!!