バイトでウィザード 滅せよこの想い、と彼女は哭いた | 今日もだらだら、読書日記。

バイトでウィザード 滅せよこの想い、と彼女は哭いた

オンライン書店ビーケーワン:バイトでウィザード
オンライン書店ビーケーワン:バイトでウィザード
バイトでウィザード

発売:2004.1
発行:角川書店
椎野 美由貴〔著〕
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5.26
原田たけひとさん好きです。
ディスガイアで有名になるよりもずっと前から、ダブルブリッドシリーズの時から好きです。

この作品、タイトルのとおりバイトで魔法使い(光流脈使い)をしている兄妹が主人公です。
はちゃめちゃで金遣いの荒い妹・豊花と正反対に生きているか死んでいるかもわからないといわれる兄・京介。
作品として、全体的にはコミカルな部分が多いんですが、光流脈使いってのが上手い具合に万能ではなく、
その辺のリアリティがちゃんと生きてる作品だと思います。

たとえば身体の傷は治癒術で直せるんだけど、あんまり使うと効かなくなっちゃうのです。
なんとなく高校時代に居眠り防止にエスタロンモカ飲みまくって効かない身体になってしまった自分を思い出しましたが(笑)
シリーズ中を通して京介は怪我を負うことが多く、治癒術自体はかなり効かなくなってます。
あと、光流脈使いの組織にもいろいろお偉いさんとかがいて、派閥争いとかがあったりして。
この辺、リアリティあって好きだなあ。

さて今回は豊花の中学時代の旧友が失踪してしまい、中学時代の友達と捜査に乗り出すという話。
ストーリーとしては非常にありが・・・げふんげふんな感じなのですが
解決するキャラが・・・無気力症の京介のため(笑)
凄いこの作品独特の味が出てます。

「現実は思ってるより楽しいなんていわないで」っていうキャラに向かって
「現実は思ってるよりも楽しくない」なんて普通言わないでしょう。

このシーンだけじゃなく全体的にこの作品、人生に対して投げやりな印象を受けます。
どこが、と言われると非常に難しいのですが。
文体とかが投げやりっぽいような(笑)