アストロ!乙女塾! 星のプリンキピア 上 | 今日もだらだら、読書日記。

アストロ!乙女塾! 星のプリンキピア 上

 

難事件を努力と根性と幸運で切り抜けてきたヒカルと乙女塾の面々。ようやく平穏な日々が…と思っていたらさにあらず、またまた難事件が勃発! 月面に浮かぶ謎の人面、吸血鬼の跳梁など様々な怪異が学園を襲う。しかも、事件の黒幕は乙女塾の人間牧場化を狙っているらしい。大豪印円生徒会長の号令一喝、解決に乗り出すヒカルたち。しかし、吸血鬼はあまりに手強く、晶の一刀流や茜の忍術も太刀打ちが出来ない。そして、茜をかばい吸血鬼に血を吸われた晶は生き人形になってしまった。人知を超えた怪事件の源流は遥か17世紀のトランシルバニアにあったのだ。孤独な魂が求めた救済とその悲劇の連鎖とは? ヒカルは果たして歴史に隠された謎を解き、大いなる悲劇に終止符を打つことができるのだろうか!?

ちょ、何この普通すぎる展開!

作風が変わりすぎて最早別物なんですが。
正統派の近未来学園SF化しちゃってますよ?!
いや、別に普通に楽しめたけど。

話自体つまらなくはないんですが。
むしろ個人的には結構好きな展開なんだけど2巻までの作風にすっかり慣れてしまって、
同じものを求めて読んでしまったため今回のあまりの「普通さ」に愕然とするというか…。
過去編がメインとなっている所為もあるだろうけど、2巻までの色々な意味での飛びぬけた莫迦さ加減が見られないのが残念。本当に色々な意味で「普通のライトノベル」。

1巻であれだけケチつけておいて、正統派な方向に方向転換されると納得がいかないって自分のことながらどうなのよと思うんですけど、2巻でせっかくこの作品の味みたいなモノを純粋に楽しめるようになってきたのに3巻で作品の方が方向転換されてしまうと、こう、拍子抜けっていうか…

ラブコメで破天荒な転校生のヒロインに振りまわされ、
迷惑しながらも少しずつ彼女に振り回されることに慣れていったのに
急にそんな彼女がまた転向しちゃって急にその大切さに気づいちゃった
主人公の気分って言うんでしょうか。
この作品にはもっと振り回されるくらいじゃないと、物足りないんです(笑)

ここから後半でいきなり2巻までのテンションに戻ったら意外性ありすぎで面白いんとおもうんで、そんな展開に期待(待て)
あと新キャラのいいんちょの活躍に人知れず期待。
いいんちょ可愛いよいいんちょ。

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