ヒドラ 1 発売:2006.7 発行:富士見書房 [著]吉田 茄矢 [絵]武若丸 |
なんか謎が1つも解けないまま次巻に続いてしまっているので、なんと言うか話が全く解決してないまま終わってるというか感想が書き辛い…。全体的に何も解決しないまま終わるというか、起承転結の承の中盤くらいで終わってしまった印象を受けるのですが、ミステリーの上下巻話ってこんなもん?
確かにこのくらい謎だらけのところで終わった方が次巻を買おうという気になるのかもしれないけどぶっちゃけ上下巻を1冊で出しても問題なかったんじゃあとか思ってしまう辺り、川上さんのシリーズ読みすぎで自分の厚さに対する感覚がおかしくなってるとかそういう方向なんでしょうか。
挿絵の人が正直あまり文庫の挿絵には向いていないのではないかなあというか、一枚絵では映えるんだけど「挿絵」という観点で見るとちょっと雰囲気が理解し辛いというか、顔漫画ならぬ顔挿絵だなあという感じでうーん、微妙。あと、これはモロに私だけの私見だと思うんですけどこの人が書いてる18禁女性向同人誌をつい最近友人宅で読んだ記憶があるので、なんかもうあの挿絵見ただけでそっちの印象になっちゃうっていうか…アラタとエイトがいつくっついちゃうのかヒヤヒヤだったとかそんなこと言えない。もろに女性向でカワイイ男の子受っぽい絵柄というのもあるんだろうけど…(S音さんの亜流的っぽい絵柄というか、ア●キラで恐ろしく良く見かける絵柄ですよn(強制終了))
ストーリーに関してはとりあえず次回待ちというか、もう少しストーリーが進んでくれないとなんともいえない感じ。雰囲気的には嫌いな方向ではないので、次巻も読んでみます。そして主人公よりもヒロイン二人よりも、ナカミチのキャラがインパクト強かった罠。ああいう壊れすぎなキャラは良い(笑)