[著]後藤 リウ [絵]伊藤 ベン
500人以上の人口密集を感知すると天から熾光(シアノライト)という破壊の光が降り注ぐという現象によって文明が壊滅した世界。人々は500人以下の小さな集落を作り、そこで生活することを余儀なくされていた。とある事情で帝国から逃亡し、廃墟に残された資材を売りさばく「索資者」をしながら
旅を続けているカイタとヴィンデは、ひょんな事から小国の危機を助けることに…。
文明の滅んだ世界で、文明を復活させようとする「帝国」に抗う人々の物語…500人以上の人口密集を感知すると天から熾光(シアノライト)という破壊の光が降り注ぐという現象によって文明が壊滅した世界。人々は500人以下の小さな集落を作り、そこで生活することを余儀なくされていた。とある事情で帝国から逃亡し、廃墟に残された資材を売りさばく「索資者」をしながら
旅を続けているカイタとヴィンデは、ひょんな事から小国の危機を助けることに…。
という骨組みから見ると割合オーソドックスな物語ですが、
500人以上の人口密集に反応して破壊が起きる、という設定がツボでした。
一つのところに500人以上集まってはいけないという事は
逆にまともに戦争しようとしたら相手勢力の人数を踏まえて
こちらの人数も検討しなきゃいけないということで、その辺の駆け引きが凄く面白い。
ロボットのデザインや表現もかっこよくて惚れ惚れします。
ヴィンデのキャラが非常に好きです。
カイタはどちらかというと表面的には戯言系の低体温主人公なのですが、
彼とは正反対で人がよく割合熱血漢なヴィンデとはお互いをフォローしあう
良いコンビになってます。
暗い過去を背負っているのにそれを気にもかけない豪快さに燃え。
スレイヤーズ!のガウリィを思い出す良いキャラですね。
また、二人を追い掛け回すオェインも良い味出してます。
まだまだ沢山の謎がありそうなので、続編が楽しみです?。