[著]あざの 耕平 [絵]村崎 久都
クリスマス・イヴの夜に明かされた真実に打ちのめされた梓は、千絵達の前から姿を消した。カプセルを口にして行き倒れた彼女は、家出中の少女達と出会う。その一方で、「無慈悲な女王」の復活と引き換えに壊滅的な打撃を受けた<セルネット>は執行細胞である「B」が組織の権力を握り、無慈悲な女王の下で無料で大量のカプセルを配布するという方針を打ち出して…
2巻の終わりで様々な真実が明かされ、傷ついて姿を消した梓と事件以来行方不明になってしまった景を巡って千絵達が奮闘するお話。今回は千絵が美味しいところもってきまくりでした。特に家出少女達を厳しく叱りながらもちゃんと助けてあげるという場面は、凄くかっこよかったです。梓の心情をそれとなく察して姿は見ないけど、ちゃんと自分の思いは伝えていく姿勢がめちゃくちゃかっこいい!クリスマス・イヴの夜に明かされた真実に打ちのめされた梓は、千絵達の前から姿を消した。カプセルを口にして行き倒れた彼女は、家出中の少女達と出会う。その一方で、「無慈悲な女王」の復活と引き換えに壊滅的な打撃を受けた<セルネット>は執行細胞である「B」が組織の権力を握り、無慈悲な女王の下で無料で大量のカプセルを配布するという方針を打ち出して…
そして事件の解決には全く役に立ってないけど(笑)見逃せないのが茜ちゃん。すっかり恋するオンナになっちゃって、甲斐の事を心配して自分らしくもない無茶な行動に出ちゃうところが可愛い。甲斐が復活したときのさりげない喜びっぷりがまた可愛いですね。この子は是非とも、もっと目立って欲しいな?。
そしてなんといってもラストの梓&景の復活が!再会して以来、殆ど明かされることの無かった景の本音が、あの絵本に挟まれていたメモから止め処なく伝わってきます。なんかもう、この二人には紆余曲折あった分、なんとしても幸せになって欲しいと思います。次巻が楽しみです!