バッカーノ! The Rolling Bootlegs | 今日もだらだら、読書日記。

バッカーノ! The Rolling Bootlegs

[著]成田 良悟 [絵]エナミ カツミ

あるとき、錬金術師達が悪魔を召喚し、それに与えられた「不死の酒」を飲んで不老不死となった。それから200年…不老不死となった錬金術師のうちの一人が禁酒法時代のアメリカで「不死の酒」を蘇らせる。それが様々な人を巻き込み、螺旋のような運命を作り出すとも知らずに…。
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禁酒法時代のアメリカの裏社会を舞台にカモッラだのマフィアだの泥棒コンビのバカップルだの錬金術師だのが繰り広げる、タイトルとおり「バッカーノ(バカ騒ぎ)」という言葉が非常に良く似合う群像劇。アニメ化…が決定した直後に購入し、そのまま長いこと積んでましたが「電撃文庫と堕落生活」さんの所で公開されていたバッカーノのMADがかっこよすぎて、思わず新刊消化の合間に無理やりねじ込んで積み崩しました。そういえば「魔女式アポカリプス」に手を出したのもこちらのMADが原因だったような……。

シリーズ1作目だというのに登場人物が猛烈に多くて、序盤は正直相当きついものがあったのですが、物語が動き出す中盤以降は一気に物語に引き込まれていきました。基本的に横文字のキャラは見慣れない所為でなかなか覚えられないし、見分けがつくまでに時間がかかるのよね…。メインキャラはとにかく、フィーロ&マイザー以外のマルティージョファミリーとガンドールファミリーの構成員については最後までいっぱいいっぱい。

とにかくバカップルな泥棒コンビ・アイザックとミリアが素敵過ぎました。陽気でおバカな会話や、突拍子もないコスチュームや行動の数々に始終ニヤニヤしっぱなし。初登場の時はクールビューティさんだったエニスが二人に振り回されるくだりなんか最高でした。

物語自体は本当に後半に来るまでピンとこないものがあったのですが、ラストに凄い勢いで今までの伏線がハマっていく姿は爽快。語り部の「彼」の正体は完全にだまされてましたし、後日談でのもう1組のバカップル(笑)の奥手っぷりにはうっかり緑茶噴出すところでした。そして、この巻だけで綺麗に終わっているのに「もっと彼らの物語を読みたい!」と思わせられてしまう何かがありました。

積読本がもう少し落ち着いたら、続きにも手を出してみようっと。(なんか最近こればっかりだ…)