ついったーの少女小説読みの間で何故か「見守る部」が出来るほどの再読ブームな「運命のタロット」シリーズ。実は中学生時代に自分内少女小説全盛期が来てた際にずっと気になってて、結局ご縁がなくて手を出せなかったシリーズだったことを思い出して今更集め始めてみました。…んで、古本屋に行く度にこそこそと運タロを探す日々が続いたのですが、むしろ「ティーンズハート」そのものがめったにないよ!!昔投売りされてた小林深雪とか折原みととか花井愛子すらないよ!!!キャンパス文庫やスーパーファンタジーはちょろちょろあるのに!マジでびっくりしました!!
まあそれはとにかく、ひょんなことから魔法のタロットカード?らしきものの封印を解いてしまった女子高生・ライコのお話。ぶっちゃけ物語は導入というか「さあこれからだぞ!」ってところで終わってしまうので評価不能な感じなのですが……もうちょっと物語の全体像が明かされてもよかったんじゃないかなあ、とか思わなくもなかったり。「その後面白くなる!」って聞いてなかったら色々とキツイものがあったかも……
ていうか何より、ハートマークとか()表現によるセルフツッコミとか状況解説とか、先ほど読んだ「セイバーマリオネットJ」の擬音表現改行連発とは別の意味でいろいろ、なつかしかった。自分がハマった当初の正しい「ライト」少女小説臭がプンプンした。“(しくしく)”とか、昔良く使ったなあ!フォントサイズ弄りはないけど極太ゴシック体による強調表現懐かしいなあ!!とか。
とりあえずラストで敵っぽいキャラクターが現れて、2巻からようやく物語が本格始動しそうな予感なので、続きを楽しみにしたいと思います。