シリーズ第二弾。ゲルマニアの侵攻を食い止めた小樽とセイバーマリオネット達に、復讐に燃えるセクサドールズとファウストが生み出した新型マリオネットの魔手が迫る、というお話。
色々違いはあるけどアニメとの最大の違いは、ここでティーゲル達が仲間になるということ。アニメ版でどんなに虐げられてもボロボロになってもファウストの事を愛し続けて最終的にはその凍りついた心を溶かしてしまったティーゲルの母性愛には感動しましたが、今思うとここから先、小樽とファウスト二人の間で延々と鬩ぎ合い続ける3人の事を考えるとどちらも同じくらいに厳しい道だなあとか。アニメよりも原作の方が若干大人向けの題材を選んでいるような気がしますね。エピローグで、長屋に戻ったらしれっと花形をこきつかって居座ってる3人がとても素敵。
あと、「ジャポネスガー」の燃えっぷりはいろいろな意味でアニメの方が圧倒的だと思うのですが、こちらのジャポネスガーは二段変形時の展開がヤバイ。ある意味、あのジャポネス城の復活シーンは是非動かしてほしかったような!今読むと必殺技の元ネタとかうっかり理解できちゃって爆笑してしまいました。そして玉三郎と梅幸はのかっこよさは異常。脳内で川村万梨阿&折笠愛ボイスがよみがえってとてもニヤニヤしますよ!!
3巻は各キャラクターに的を絞った短編集。この辺りから大分ストーリーうろ覚えなので、読むのが楽しみです。一度手放してしまったのでまず古本屋で持ってないところ漁らないと読めないんだけどねえ!!