あらすじがいまだかつてなく酷い!今までも結構酷かったけど!!ほか3つも大概に酷いけど「ドエスノホマレ」噴いた。
そんなわけで生徒会室で残念な人たちがだらだら駄弁ってるだけの「生徒会の一存」シリーズもいよいよ本編完結に向けてラストスパート。いつも通りの会話劇の一方で卒業という二文字が目と鼻の先に迫ってきて、笑う間にややしんみりする。
ようやく明かされた会長の過去やばい。快活だが極度の人見知りだった彼女が「はじめての親友」と出会い、別れ、迷走し、そして「高校初めての親友」である知弦の言葉によって今の彼女になった。今の彼女が在るのは家族や親友をはじめ、たくさんの人の愛情のおかげなんだなあ、と思うと胸が熱くなりました。まさか生徒会シリーズで泣かされるとは思わなかったんだ……そしてオチでしっかり落としてくる(しかも二段落ち)ところが非常にこのシリーズらしくて素晴らしいwww
そしてバレンタイン話でのヒロイン4人のデレ具合とリリシアの話での鍵のかっこよさがヤバイ。普段は余裕たっぷり大人の貫禄な知弦さんがあわてふためく姿にもニヤニヤしたし、真冬ちゃんのほのかな嫉妬にもニヤニヤしました。そして深夏のデレが不可解すぎて一周回って可愛いw
いよいよ差し迫った「卒業式」という別れの時を控え、最終巻ではどんな物語が待っているのか。最後の舞台で鍵とくりむがどんな言葉で「送辞」「答辞」をかわすのか。あと最終巻での鍵のエロい表紙にも期待せざるをえません(最後超重要)
生徒会の九重 碧陽学園生徒会議事録9
著
葵 せきな絵
狗神 煌ようこそ、私立碧陽学園生徒会室へ!美少女役員四人+おまけ一人、生徒諸君のため―突然ですが、ここで中継を繋ぎます!第801回ヘキヨウカップ、各馬一斉にスタート。先頭はヒンニューステータスとネッケツタロー。ヒンニューは常に本命視されながらやる気に欠ける状態、ネッケツはここに来て急躍進、新たな本命馬と名高いです!様子を窺うように二頭の後に続くのはドエスノホマレ。実力はNo.1と言われながらここ一番に弱い!最後に大きく遅れてビーエルラバー。以前他を圧倒する力を見せて以降、不振が続いています!最後まで目が離せない展開になってきました!おっと、ここで飛び出したのは―中を読んでご確認ください。(「BOOK」データベースより)