6巻ラストの桐乃の「爆弾発言」から続く、シリーズ第7巻。
あの発言はやっぱこういうオチか!ひょんなことから恋人同士を偽装する羽目になり、関係改善はされているものの普段は決して「ラブラブ」とはいえない二人が一生懸命ラブラブなカップルを装おうとする姿が可愛い。
その一件を切っ掛けに再び兄妹の関係はぎくしゃく。桐乃と京介はなんだかんだかんだといいながらすっかり仲良し兄妹ですよね。麻奈美や黒猫をさりげなく牽制する桐乃は以前からちょくちょく描かれてきたけど、桐乃の彼氏発言を受けてあたふたと身辺調査する兄貴可愛いなぁ。
夏コミの話は気持ちが大きすぎる桐乃に自分のイベント初参加の事を思い出したり(1万冊ありえないけど同人活動の最初って、「このくらいは売れる」って明らかに実売より上の冊数を夢想しますよね!?で、予想以上に売れなくて泣くよね!?私だけじゃないよね!?)はじめて本を買ってくれたお客さんのエピソードや、黒猫の前回のコミケ参加の話に「あるある…」ってなったりしつつとりあえず京介のナルシス具合に爆笑。6巻のコスプレの話ですっかりツボに嵌ってしまったのか兄貴!!とりあえずそのナルシスっぷりがイタ可愛いです兄貴!!でもすいません正直同人誌の後ろにコスプレ写真集が載ってたら私はヒくと思います兄貴!!
しかし、桐乃「彼氏騒動」の最大の萌えポイントは桐乃でも京介でもなく、親父さんの取り乱しっぷりだと思う。桐乃の彼氏とかいわれて衝撃受けて自室に引きこもっていぢいぢしちゃうツンデレ親父マジ可愛い。今回は本当に親父に萌えるための巻だったと主張したい。
…それにしても、6巻以上に爆弾投下な7巻ラスト。
6巻の時みたいな、なんらかのオチがつくんじゃないかなあ、と思いつつ、マジでそういう展開になるんだったらフクザツすぎるような……しかし割としっかり黒猫との間にはフラグ立てが行われていたような気がしてうーん……
個人的な見解ですが、京介は明らかに麻奈美に気があると思うんだけどなあ。
黒猫は個人的に日陰の女のほうが絶対萌えると思うので、次の巻の展開が楽しみなような不安なような
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 7
著
伏見 つかさ絵
かんざき ひろ「お、おまたせっ」顔を上げると、照れくさそうな微笑みを浮かべている…俺の彼女がそこにいた。俺の愛しい恋人である彼女の名前は、高坂桐乃。「あんたのこと…“京介”って、呼ぶから」「だって、その方が…恋人っぽいじゃん?」めちゃくちゃ仲の悪い兄妹だったはずの俺たちが、こんなただならぬ関係になっちまうなんて…まるで悪夢だ。夏休みに入ってからというもの、俺の周りでは恋の話題が尽きやしない。「待て…殺さないでくれ…」あやせの家にお呼ばれして、楽しい一時を過ごしたり。「―妹に彼氏がてきたかもしれない」「責任を取ってもらいますわ、京介さん」友達から人生相談(?)をされたり。そして一年ぶりの『あのイベント』も―。人気シリーズ第7弾。(「BOOK」データベースより)
コメント
俺の妹がこんなに可愛いわけがない7巻の感想レビュー(ライトノベル)
電撃文庫のラノベ、『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(伏見つかさ先生原作、かんざきひろ先生イラスト)の7巻が発売中です。
いよいよ本放送が始まったアニメ化に続いて、今度...