「ラノベの定義」について14年ぶりに考えたよ | 今日もだらだら、読書日記。

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「ラノベの定義」について14年ぶりに考えたよ

昨晩Twitterで「ラノベの定議論スペース」というものがあり、そこでラノベの定義論について色々話されているのを聞いているうちに自分の考えをまとめたくなったのでつらつらと書きます。議論の内容はこちらの動画から聞くことができますので興味のある方は聞いてみると良いと思います。あくまで個人の認識の話をしているので、異論反論あると思いますがスルーしてほしいです。

最初に前置きしておくのですがラノベ定議論スペース自体は楽しく聞いておりましたし人の話を聞いて自分の考えをまとめ直すという意味ですごく有意義な時間だったと思います。私のラノベ定義論スペースに対する感想の総括は一言でいうとコレですよろしくお願いします。


私が考える「ラノベの定義」はこれです

個人的には定義って万人がぱっとみて共通の認識を共有出来るものじゃないと行けないと思っているので私はずっと基本的に「ライトノベルの定義はレーベル毎でやるべき」っていう考えです。こういう話をするとおおむねレーベル論者は思考停止している!!とかいわれるんですけど思考停止した状態でもラノベかそうじゃないか判断できるのが究極のゴールだと思っているので……フィーリングで十人十色の回答が出てきちゃうような定義は論外だと思っているので……。

まあそういう意味では究極的には「BOOK☆WALKERのラノベ・新文芸ジャンル基準でいいんじゃないの?」と思ってますし、今回この図を作る上でもめちゃくちゃ参考にしました。電子書籍サイトの区分はおそらく概ね出版社側の意向が強めに反映されてるであろうという目算もあります。



※便宜上「少年向け」「少女向け」というラベルを採用していますが、これは読者の性別を示すものではありません。ラベルだと思ってください。

少年向けラノベ

おそらく「ライトノベル」と言われて万人がまっさきに浮かべるの、電撃や富士見ファンタジア文庫、スニーカー文庫あたりの少年向けレーベルだとおもうので赤枠で囲いました。TRPGリプレイが大半を占めるの富士見ドラゴンブックのみ赤枠からは外しました。

黄緑色の所

ビズログ文庫アリスとオーバーラップはWEB小説に力を入れてるみたいなことを創刊時にいってませんでしたっけと思ったけどオーバーラップはソースが見当たらなかったから勘違いかもしれない。ビズログアリスは確か言ってたけどそのうちビズログ本家の方にWEB小説原作モノが大量に流れ込んでしまった。

定議論スペースでも言及されてたけど、やっぱ一番狭い「ライトノベル」の定義は文庫サイズじゃないかなと個人的に思っているので新文芸とラノベの間に分けました。

新文芸

ラノベを読んでる人からすると「ラノベの判型でかいやつ」、ラノベという枠に特にとらわれてない人だと「特にラノベだとは思ってない」みたいな印象。私事なんですが去年ラノベの二次創作系WEBオンリーを主催した時に転スラや盾の勇者はラノベですか?みたいな質問が結構多かったの興味深かった。私の中ではラノベだったので言うまでもないと思ってた……。

ひょっとして新文芸をめちゃくちゃ遡ると「ケータイ小説」文明にたどり着くのだろうか…と考えるのですがケータイ小説文化には無知なので詳しくはわからない。

少女小説・少女向けラノベ

私は少なくてもビーンズとビズログとアイリスはラノベだと思うんですけどコバルトとホワイトハートは人によって判定が違うなって印象。あとスペースでも言われてたけど「少女小説」という単語でのラノベとの差別化も若干感じますよね。うちのブログの感想記事のカテゴリは、できるだけ広めの言葉を使いたいという意味で「少女小説」を採用しています。感覚的には「少年漫画」「少女漫画」に近い。

よく話題にされるコバルト文庫はなんか良くも悪くもかつての「ヤングアダルト」って言われてた頃の生き方のまま存在しているみたいな……ホワイトハートは現在概ねBLレーベルって感じなんですけど昔はティーンズハートの少し大人向けの内容みたいな感じの少女小説も出ていたので完全なBLレーベルとは言えなくてこういう感じ。

ジャンルは初出レーベルに依存するよ派なので「赤川次郎・氷室冴子・新井素子・小野不由美あたりがラノベっぽくないからコバルトとホワイトハートはラノベじゃないみたい」なのは個人的には支持してないです。ただ、「昔のコバルト文庫」がラノベかどうかっていわれるとラノベではないかもなあ……って思う。昔のスニーカー文庫はだいたいラノベだと思ってる。

ライト文芸

殆ど読まないので言及できないんだけど多分こんな感じかなと思っている。表紙がイラスト主体で文庫サイズで挿絵がほぼないラノベと一般小説の間くらいにいそうなジャンル。

余談ですが定議論スペースで「ミミズクと夜の王」が売れなくてこっち(メディアワークス文庫)に切り離されたみたいな話に対して「ミミズク〜」は普通に売れてたと思うって話はスペース内で指摘されてましたが、なんなら直接の続編である「毒吐姫と星の石」、キャラは繋がってないけど流れを同じくする「MAMA」「雪蟷螂」という実質的な続編もありますって言う話も言及しておきたいです。

ノベルズ

西尾維新とか私は個人的にめちゃくちゃラノベだとおもってるんですが「講談社ノベルス」がラノベかといわれるとそれは絶対に違うよねと思うのでレーベル論の限界を感じた。

BL・TL・男性向けエロノベル(ジュブナイルポルノ)

BLはラノベじゃないと思うんだけどX文庫・コバルト文庫がBLを出してる関係でレーベル論者としては判定が悩ましくなる。TLはTLだとおもうんですがたまにマカロン文庫とか電子書籍ショップによってはラノベの所に並んでるときがあるような記憶。(eロマンスは記憶違いでした)

エロラノベ、オシリス文庫は一応自称は「官能小説」なんですけどレーベル公認のカレー沢薫先生のレビュー連載ではアダルトライトノベルって言ってるのでちょっとラノベにまざりたいみたいな色目を感じており。余談ですが私は「ちょっとエッチなライトノベル」っていいながら二次元ドリームノベルズばりの濃厚なエロ小説を出してたキルタイムさんの「あとみっく文庫」さんのこといまだに忘れられません。

美少女文庫さんはなんていうか「ジャンル:美少女文庫」さんだと思うんですが、最近はめちゃくちゃラノベ読者を引っ張りたいという強い意思を感じる。近辺のラインナップを見ると「さかきいちろう」先生をはじめ見たことあるお名前がいっぱいならんでるけど、どのくらいラノベ読みが手を出したのかは正直きになりなる。

ノベライズについて

ラノベスペースの中でノベライズの定義論がありましたが私はレーベル帰属派なので各作品自体は各レーベルの居住地で判断したい。ただ、コミケジャンルコードに魂を惹かれた人間でもあるので作品そのものは原作本体に依存するとも思っています。たとえば「閃光のハサウェイ」だと、「宇宙世紀ガンダムの1作品としての閃光のハサウェイはアニメジャンル」「それはそれとして閃光のハサウェイ単体はスニーカー文庫だからライトノベル」みたいな……。

あと、コミケジャンルコード論でいくと「京アニエスマ文庫のアニメ化作品」なんかはアニメと認識してる人が多い印象。エスマ文庫割と特殊な立ち位置だと思うので詳しい人の見解をいつかきいてみたい。

ノベライズ主体のレーベル、集英社少女漫画作品のノベライズをやってた「コバルト文庫ピンキー」とか乙女ゲーム・女子受けの良いボカロ曲のノベライズが多めの「ビーズログ文庫アリス」とかオリジナル作品と並行してなのはさんのノベライズとかをやってた「メガミ文庫」とか全年齢向け美少女ゲームノベライズをやってた「なごみ文庫」とかいろいろありましたが概ね今息してないので難しいんだろうなあと思っている。

14年前に書いた定議論の記事↓
これを機会にラノベ読みの人達の「ここまでがラノベ」って話を沢山聞けたら嬉しいですねえ・・・。 この辺りまでライトノベル(いつも感想中さん) とのことなので、面白そうなので便乗します...
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