剣の名門リオンハート家に生まれた天才少女・フェイ。武者修行から帰還した彼女は──なぜか古代技術にドハマりし、魔導機銃のトリコになっていた!!父親に銃を向けて発砲し当然のごとく実家を勘当された彼女は憧れた魔工士になるため、知識欲を満たすため、そして日銭を稼ぐため!?SSS級の古代遺跡が眠る街・アーカムへとやってきて……。
超強い女の子が我が道を突っ走る姿がとにかく楽しい!
はちゃめちゃに強い女の子の主人公がこれからは剣じゃなくて銃だ!!と思い立ち、古代技術を求めて古代遺跡探索に挑む物語。色んな意味で常識にとらわれず我が道を突っ走る主人公・フェイが大暴走する姿がとにかく爽快で気持ちよかった!ちょっと方向性違いますが、少し(?)昔の女性主人公が一人旅する系のファンタジーラノベを思い出しつつも、イマドキな要素も詰め込んで古臭くなってない感じの物語。冒険者ライセンスが発行されないからって他のパーティーについて無理やりダンジョン内に侵入しようとしたり、遺跡で発見した古代遺産の少女を報告せずに研究しようとしたり……と時には無茶な行動も色々とあったのですが、基本的に道理に合わないことはしないし、性根が善良なことが伝わってくるのでニクめない主人公・フェイのキャラクターがとにかく良かった。彼女を騙そうとした冒険者をそうと気づかないままこてんぱんにやっつけてしまい、それでもなお「ダンジョン内に入るのに協力してくれた親切な人」扱いなのとか笑ってしまう。世間知らずで常識がなくてクソ強いだけで、いい娘なんだよなあ。
何より魔物に襲われていた冒険者を助けて面倒を見てあげたり、研究対象だといいながらも古代遺産の少女を助けるために奮闘したり……とその強さを善いことのために使っているのに好感持てる。自然にノブレス・オブリージュを理解していると言うか……色々と無茶苦茶なんだけどいい娘なんだよなあ……色々と無茶苦茶なんだけど……(2回目)
そして実力不足を魔工技術で補うのではなくて、むしろ最強な女の子が古代の魔工技術によって普通の人間では突破できないようなさらなる高みまでをも切り開いてしまう展開。別に銃なんか使わなくても主人公のフェイが笑えるくらいに強いんですが、冒険者ライセンスが発行されなかったり悪者に騙されそうになったりめちゃくちゃに強い敵がでてきたり……と彼女がちゃんと苦手とするような展開もあって、絶妙に主人公が無双するような展開にはなりきらないのも楽しいですね。強い女の子が大暴れする姿を何も難しいこと考えずに楽しめる物語でした。
ストーリー的には1巻でそれなりに綺麗にまとまってはいるもののいろんな匂わせを含めつつまだまだこれからだぞ!と思うような引きで。というかこれ絶対続巻で巨大ロボットバトル展開ご用意されてますよね……!?2巻の発売も決定したとのことで、楽しみだなぁ……!!
