生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2 | 今日もだらだら、読書日記。

生徒会の月末 碧陽学園生徒会黙示録2

 

私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、楽園のご主人様(妄想)である杉崎鍵は今、美少女達を裏切り、オトナの世界へ旅立とうとしていた。いや、杉崎だけではない。いたいけな腐…じゃなくて婦女子の椎名真冬も、また。人は皆、様々な経験を経てオトナになる。生徒会のメンバーだって、例外ではないということだ。さあ、オトナの世界へ向かって飛びだそう!碧陽学園生徒会と一緒に!―ってことで、久しぶりにやってきました「黙示録」。今回も、どこに行こうとしているのか分からない少年少女達の書き下ろしが満載だ。いやー、ガッカリだよ。ガッカリオブザイヤーだよ。 (「BOOK」データベースより)

ドラマガなどに掲載された特別短編と、2年B組ネタ中心の書きおろしを収録した「黙示録」シリーズ第二段。実は「のっとる」?「2年B組の姫君」までの短編は全てドラマガのほうで読了済みだったのですが、改めて読んでも笑いが衰えないのが凄いなあ。個人的にドラマが掲載分では「アニメ化する生徒会」が一番好きです。皆自分の欲望に正直すぎる…。

「六花」ではイマイチ杉崎成分が足りなくて面白いながらも物足りないモノを感じていたのですが、今回は「二年B組の下心」「杉崎鍵の放課後」「椎名真冬の月末」「椎名深夏の月末」と書きおろし4編が杉崎祭状態だったのでとてもうはうはしました。

特に鍵・中目黒・宇宙守の3人が合コンする「二年B組の下心」が良かった。
相変わらず、天然でギリギリ(アウト)な中目黒くんの暴走っぷりも楽しいのですが、宇宙巡のことをボロクソに言われた時の3人の言葉がかっこよかった。その前に「二年B組の姫君」を見ていたからこその、相乗効果もあった気がします。散々嫌がりながら、真冬ちゃんを喜ばせるような行動(笑)をガチで取ってしまう鍵は本当にいいひとだ…。そして中目黒の天然子悪魔ぶりに萌え死んだ。あと、

163Pの中目黒、ほんとグッジョブ!!!!!!

雄二に続いて杉崎の女装まで拝めるとは思ってませんでした!!ありがとうありがとう!
っていうかなんですか最近のラノベ界隈は女装祭りですかなにこれふざけてるの萌え。
うおおおお女装杉崎、美女系だよ美女系。これは正直萌えざるをえない!!!

そして、もうひとつ好きだったのは鍵の早朝バイトに欲望塗れた真冬ちゃんが乱入する「椎名真冬の月末」。鍵のいい人っぷりが炸裂な展開と、そんな鍵の優しさにさりげなく応える真冬ちゃん、というコンボにニヤニヤが止まらない。別にその前の中目黒家前でのやりとりに萌えてなんかいません。

しかし、その前の「下心」によると鍵の自室はエロゲやら漫画やらに占領されてるあげくアニメ録画用HDDまで完備されているらしいのに『生活が苦しい』なのか……ひょっとして、どこかの観察処分者のごとく、趣味に金取られて生活狂わされてるタイプなの…か?とてもそうは見えないけど……

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