[著]支倉 凍砂 [絵]文倉 十
港町パッツィオで儲けた香辛料でを売りに行ったロレンスとホロ。仕掛けられた罠を見抜き、その弱みで武器の信用買いを行った二人は意気揚々と教会都市リュビンハイゲンへ向かったが、罠に嵌められて大損を出してしまう。一転して破産の危機に襲われたロレンスは危険な賭けに打って出るのだが…
なんか面白くなってくる…というか尻に火が付くまでが長いシリーズだなあ…“経済”という特殊なテーマを使ったライトノベルなので仕方ないのですが、ちと経済関係の薀蓄がまどろっこしく感じて、そこでいつも詰まる。二人が窮地に陥ってからの展開はめちゃくちゃ面白く、一気に読めてしまうのですがそこに至る道のりがちょっと長い。ホロとロレンスの掛け合いは凄く微笑ましくて面白いのですが…。港町パッツィオで儲けた香辛料でを売りに行ったロレンスとホロ。仕掛けられた罠を見抜き、その弱みで武器の信用買いを行った二人は意気揚々と教会都市リュビンハイゲンへ向かったが、罠に嵌められて大損を出してしまう。一転して破産の危機に襲われたロレンスは危険な賭けに打って出るのだが…
ほのぼのとした前半から打って変わって、後半の展開は非常にハード。少しだけの援助を求めた際に“そんな非常時に女(ホロ)を連れ歩くとは何事だ”といわれて援助を断られてしまった場面では思わず読んでいて背筋が凍りました。そして裏切りに次ぐ裏切り…とにかく一度エンジンに火が付けば最後まで気が抜けません。文句なしに面白かったです!
…ただ、やっぱ前半がちょっとダルい。私自身があまりただほのぼの?としているだけの小説が得意ではないというのが大きくあるんだけど、ちょっとホロとロレンスの微笑ましい掛け合いに萌えるだけで読み進むにはキツイものがあった。二人の掛け合い以外の部分が良くも悪くも硬いからかな。でも「Missing」みたいに薀蓄が多くても楽しめた作品は私にも結構あるわけで…。
「物凄く面白い」「ホロとロレンスの掛け合い超サイコー」という点においては否定しないんだけど、去年の今頃の「狼と香辛料」フィーバー思い出すと、やっぱりちょっと「想像してたよりは」面白くないなあとか思っちゃって残念な感じ。我ながらどんだけ面白い作品を期待していたのかという感じなんですけど(笑)
何の前情報も無しに読めばもっと素直に楽しめたのかなあ?
コメント
期待しすぎたとの事で自分も周りの評価をみて期待しすぎた感がありました。
ですが、3巻目を読んでみてください。
今出てる全4巻中3巻目が一番熱くて面白いと思います。
何処がどう熱いのかは、その目で是非すぐに見てもらいたいです。
っとここでまた前情報を与えちゃうのは最後駄目でえしょうか?
www
いらっしゃいませ&コメントありがとうございます?。
おお、3巻が一番オススメなのですね!丁度3巻まで買ってあるし、新刊も消化したところだし、せっかくなのでこのまま3巻も読んでみようかと思います。
前情報は大歓迎ですよ?。
このままだとまた3巻に入るまで数ヶ月放置とかありえたので…。
ただ、ちょっと2巻までは色々な意味で過剰すぎるほどの期待をかけてしまっていたので、適度に期待しつつ読むことにします(笑)
狼と香辛料(2)
前作の出来があまりにもよろしかったので、 当然続編に対しては期待九割不安一割となるのは仕方ないこと。 んが。 信じててよかった…… 期待を裏切らない必要十二分な良作でした。
狼と香辛料〈2〉
続けて狼と香辛料〈2〉の感想。前回のオチを書いてしまいそうになりましたが、別にい...
狼と香辛料はテンポではなく内容で読ませる本なので前半をめんどくさく思ってしまうのはしょうがないのかもしれませんね。
それにしても近所の本屋はラノベが少ない;;
狼と香辛料も6巻だけどこにもない状態が続いてます。
いらっしゃいませ、コメントありがとうございます!
確かに、テンポが悪くても内容で勝負!みたいなところがありますね。ホロとロレンスの掛け合いがツボに入ればテンポよく最初から最後まで一気読みできそうな気がするのですが、自分のツボとは微妙に合わなかったようでその辺がちょっと残念でした^^;
ラノベは普通の本屋よりも漫画に気合を入れているところのほうが品揃えが良かったりしますよ?。amazonを初めとしたオンライン書店には在庫があるようなので、そちらを利用するというのもアリかと思います。