[著]支倉 凍砂 [絵]文倉 十
クメルスンは冬の大市と祭で賑わっていた。商売と、ホロの故郷であるヨイツの情報を求めて町に行く途中で二人は魚商人・アマーティと出会う。どうやら彼はホロに気があるらしく、最初は色々世話を焼いてくれたのだが、二人の関係を誤解したアマーティは自分とホロとの結婚を認めさせようと勝負を挑んで来る。ホロがアマーティとの結婚にに首を振るわけが無い…と最初は取り合わなかったロレンスだが、ホロとのすれ違いがとんでもない事態を生んで…?!
コメント欄でお勧めしていただいたので予定を繰り上げて読んでみました。確かに3巻でますます面白くなってる。今まで個人的に唯一のネックになっていた前半のグダグダ感も殆ど感じませんでした。クメルスンは冬の大市と祭で賑わっていた。商売と、ホロの故郷であるヨイツの情報を求めて町に行く途中で二人は魚商人・アマーティと出会う。どうやら彼はホロに気があるらしく、最初は色々世話を焼いてくれたのだが、二人の関係を誤解したアマーティは自分とホロとの結婚を認めさせようと勝負を挑んで来る。ホロがアマーティとの結婚にに首を振るわけが無い…と最初は取り合わなかったロレンスだが、ホロとのすれ違いがとんでもない事態を生んで…?!
なんか二人の関係が今まで以上に凄く良いですね?。ホロが疑うたびに何かと「嘘をついてないの、判るだろ?」と切り返してくるロレンスにニヤニヤします。そしてアマーティという“恋仇”の存在によって浮き彫りにされる、お互いの存在の大きさ。後半のいつになく弱気なホロが可愛くて仕方ありません。
それにしても、アマーティのかませ犬っぷりは最後の方になるとちょっと可哀想になっちゃいますね。せっかくの美少年キャラなのに扱いがよろしくないよ!!!あ、でもどちらかというと私はラント君も実に好みなのでオールオッケー。(ああっ、なんだか今凄く名作を台無しにした気がする!!)
今までのような命の危険や商人生命の危機は全く無いんだけど、「ホロがいない」というだけで緊迫感はシリーズ最高級。殆ど無理であろうというところから必死に一人で巻き返そうとするロレンスの姿には手に汗握るものがありました。そして、ダメかと思ったその時…!という巻き返しの過程が凄く良かったです。しかし今回は「信用売り」が理解しきれてなくて、イマイチ途中でなにやってるか良くわかんなかったんですがorz
ホロの故郷にして旅の最終目的地となる筈のヨイツの場所もわかった事だし、二人の旅が今後どうなるのか、楽しみです。
コメント
3巻まさに手に汗握るですよね。緊張感とかもすごかったです。
ラント君の行動力にはビックリでしたがwww
落ちは最初、こんな終わりかた?っと思ったんですが、そこは読み進めていくうちにホロを信じられなかったロレンスに問題があったという事で一応は納得も出来ましたし。
前に一方的に進めちゃったので、変に期待持たせてガッカリされちゃうとかそこだけ心配だったんでが、自分がシャシャって出る必要もなかったみたいですね。
いや良かった。
コメントありがとうございますー!
てっきり端役で終わると思っていたラント君の思わぬ活躍には、心ときめかせつつ非常にびっくりでしたwエピローグで明かされるホロの動いた理由も凄く素敵でしたねー。
いえいえ、まことさんのオススメがなければまた他の積読本に手を出して暫く手を出さない可能性も強かったので、後押ししていただけて有難かったです。ありがとうございました!
狼と香辛料(3)
序盤のやりとりからやっぱりこの作品はいいなぁ、と思わされるわけですよ。 安心するというか、ホロとロレンスのやりとりは見ていてやっぱり楽しい。 なんだかんだで信頼しているホロの心情が感じ取れるわけですよ。 だからその分、中盤からのロレンスに対して情けなさという..