ページ 120 | 今日もだらだら、読書日記。

▼ 最近の記事

遊び心溢れるラノベの装丁をまとめてみた。

という訳で漫画でやっててラノベが未到達or定着してないデザイン上の遊び心を幾つか挙げてみます。


じゃあその「未到達」なラノベにはどんな遊び心あふれる装丁があるのか!ということで、カっとなってまとめてみました。
いえ、単純に、「マンガの面白い装丁」を「ラノベの面白い装丁」と比較するなら、どうせなら記事を読む側の人も両方ともの情報をもった上で比較してほしいなあ、と思っただけなんです。もちろん記事を書いた人は「ラノベの面白い装丁」についての知識はあるんだろうけど、そういうのを知らない人にラノベにも面白い装丁はあるよ!って言いたかっただけなんです…。さすがに他社を跨いで連結表紙とかないけど!(いやでもこれは単に他社を跨いで同じ作者×イラストレーターのコンビが活躍するという事例が殆ど無いからじゃね…?って思うんですけど…少なくても、私はそんな事例知らない。)

自分が読んだ範囲でのまとめなので、大量に抜けはあると思いますが、その辺はご容赦ください。
※書影をクリックするとamazonのページに、その他の画像をクリックすると拡大されます。
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ナイトウィザードThe 2nd Edition リプレイ 愛はさだめ さだめは死

 

魔王モッガディートに挑み、命を落としたウィザードの少年・夜見トオルは敵であるはずの“侵魔”と契約し、“落とし子”として現世へ舞い戻る。ところが、現世では1年の月日が流れており、かつての自分の姿をも失ってしまう。そして、幼馴染である少女の元には、かつての自分と瓜二つの外見をした少年の姿が…

友人に「TRPGだったら学園異能スキーとしてはナイトウィザードが気になる!」と呟いたら貸してくれた、ナイトウィザード2ndのリプレイ。現代を舞台にした学園異能バトルもの。

完全に既に「ナイトウィザード」というシステムにある程度慣れ親しんだ人向けの本なのでほとんど全く基本ルールの説明とかはないのですが、プレイヤーさんたちのロールがいちいち細かくて趣味はしってて、その言葉の意味はわからなくてもやってることはだいたい判るのがうれしかったです。いつもはTRPGリプレイについては高確率で戦闘でシーンで躓くんですけど、今回はびっくりするほどそれがなかった。

1話はモッガディートと夜見トオルの関係を中心にかなりシリアスに物語が進行するのですが、さらなる事実と巨大な敵が立ちふさがる2話のテンションの高さが凄い。ていうか、明らかにあれは「ビッグ・ザ・陳老師」のネーミングセンスがいけないんだと思う!!やってることはシリアスなはずなのに、もう笑いが止まりませんでした。

そして物語以上にツボにハマったのがキャラでした。
うわあああリンカイザー超かっこいい!!正義の変身系熱血ヒーロー!乗り物バイク!!そして特徴「脳みそスライム」。攻撃を捨ててすべてを防御につぎ込む、ある種仲間がいるの前提じゃないと戦えない系の素敵ステータス。そしてバカで正義のヒーローという設定だけでももう十分に限界突破の萌え属性なのに、リプレイ中でも美味しい所を持っていきまくりの大活躍に超惚れた。夜見トオル→リンカイザーの「先輩」呼びにも激しく萌える。

めちゃくちゃ面白かったです。個人的には、シリーズ化じゃないっぽいのが残念。
むしろリンカイザーが再登場するならマジで他のシリーズでも買うのに。

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まりあ・ほりっくアンソロジー

   
原作
遠藤 海成

『まりあ・ほりっく』の世界を、五人の作家が独自の切り口で描き出します!かなこがデジカメを手に入れたら、心霊写真が写っちゃった!?(『加虐的除霊のおはなし』)ある雨の日、穂佳さんは可哀想な毛ガニを拾ってしまい…(『ツンデレ少女と脱走したカニのおはなし』)くまたん先生に頼まれた桐さんは、放課後の学校でかなこを捜すが…(『かなこさんをさがせ!』)隆顕さまがほんとにジゴロになっちゃった!?(『悪魔に憑かれた女の子のおはなし』)壊れてしまったかなこを茉莉花が一刀両断!(『ISLAM DUNK』)お馴染みのキャラが繰り広げる、ひと味違ったまりほりワールド。 (「BOOK」データベースより)

百合娘で美少女に目がない主人公・宮前かなこが女装してお嬢様女子校に通う少年・鞠也の正体を偶然知ってしまって…というドタバタラブコメ「まりあ・ほりっく」を題材に、MF文庫Jの人気シリーズを手掛ける作家&絵師達のコンビで書きおろした短編をまとめたアンソロジー。

参加されてるコンビの作品で読んだことあるのは「えむえむっ!」と「ラノベ部」、作者単体だと日日日作品は既読、というくらいでしたが、「まりほり」をやりながら各作者の作風が押し出されたお話になっていて、原作をある程度知ってないと楽しめない部分はあるもののまりほりファンとしても各シリーズのファンとしても楽しめる印象でした。

個人的にはやはりえむえむっ!コンビの「加虐的除霊のおはなし」が一番好きだったかな。違和感なさすぎ…

「加虐的除霊のおはなし」 松野秋鳴&QP:Flapper(「えむえむっ!」)
幽霊に取り憑かれた(?)かなこを、鞠也と茉莉香が徐霊しようとするお話。
さすが「えむえむっ!」の松野さんと言うべきか、鞠也と茉莉香のドSっぷりに全く違和感がありません。かなこさんの一人称で進行する物語も全く違和感がなく、普通に原作の一編を読むような気持で楽しめたかも。

しかし、これの違和感のなさが半端なかったため、後に続く短編がかすんで見えてしまった気が…これは大トリにもってくるべきだったと思うんだけどなあ。

「ツンデレ少女と脱走したカニのお話」 志瑞 祐&絶叫(「やってきたよ!ドルイドさん」)
穂佳さんが何故か雨の中、カニを拾ってドタバタするお話。
普通にほのかさんって誰とかいって、人物紹介ページを確認したりなんかシテナイヨ!

なぜかカニに情が移ってしまった穂佳&かなこが寮長先生ことGODの目から蟹を隠そうとするのですが、「なんでカニ?」というツッコミを始めとして、不条理すぎる様々な展開を勢いで押し切る感じの一編。オバカで笑える。

「かなこさんをさがせ!」 平坂 読&よう太(「ラノベ部」)
行方不明になったかなこさんを探す桐さんの話。なんか綺麗に落としてたけど、なんだかんだとこの3人、かなこのことあんまり「友達」だって思ってないよね!?知り合いという部分に強調表現がされてたり、色々3人の中でのかなこの(いろいろとあんまりな)位置が伝わってくるお話でした。

平坂先生はバー●ャルボーイと触手に愛を注ぎ過ぎです。

「悪魔に憑かれた女の子のおはなし」 志茂 文彦&緋賀ゆかり(「乙女革命アヤメの!」)
お堅い先輩・石馬隆顕様が突然プレイボーイ(プレイガール?)になる話。
とりあえず最初から最後まで百合全開。オチもきちんと百合で締める徹底ぶり。女子校ならではの歪んだ恋愛関係に満ち溢れてます。そういうのが好きな人は読めばいいよ!

「ISLAM DUNK」 日日日&鈴見敦(「魔女の生徒会長」)
かなこさんが突然萌えキャラ化して、鞠也たちがなんとか戻そうとするお話。
茉莉香さんの一人称で物語が進むのですが、なんか色々とカオス。

何はともあれそのオチはないわーって思った。

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いつか天魔の黒ウサギ3 神隠しの通学路

[著]鏡 貴也 [絵]榎宮 祐

圧倒的な力を持つ“天魔”に襲われ、絶対絶命の大ピンチな大兎とヒメア。しかし、彼らは意外にあっさりと姿を消す。一方、紅月光は“天魔”から《最古の魔女》を殺すための力を与えると持ちかけられて…
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今回は次の戦いへの序章というイメージが強いお話。というかおそらく次巻から始まるであろう、いうなれば「遥編」への序章なのかな。本来エピローグとなるはずの位置の章が2回目の「プロローグ」として銘打たれているのが印象深い。内容もシリーズそのものとしての動きは殆ど無くて、大兎が自分の無力さを補うために修行しようとしたり、また今後の伏線になりそうな設定が出てきたり。

正直、紅月光のツンデレぶりが最高すぎてメインのストーリーとかどうでもよくなってきた私が居るよ!大兎&ヒメアの二人の前ではヒールぶってるのに、美雷に本音をバラされてキレる姿には思わずニヤニヤが止まりません。なんだかんだといいつつしっかり二人のことを「仲間」と扱っている姿が微笑ましいというか……マジでもういっそ、主人公を月光にすればいいよ!!

ストーリーがガンガン進んだ2巻よりも、月光パートが多い3巻のほうが素直に楽しめた気がします。ううむ、次からはまた2巻のようなノンストップでハードなバトル展開なのだろうか。正直ついていけるか不安だなあ…

そしてあとがきの必死ぶりに噴いた。確かに14Pはハードル高そうだけど、必死具合が半端じゃなくて笑いが止まらないよ!

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SH@PPLE?しゃっぷる? 5

[著]竹岡 葉月 [絵]よう太

雪国の双子の姉・舞姫は妙に女の子にモテる。そんなわけで入れ替わりをはじめてから、雪国はすっかり空舟五中でモテモテに。今日も舞姫の格好で青美女学院から帰ってきた雪国を待っていたのは、雪国に扮した舞姫が同学年の女の子から告白されているシーンで!?
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ドラマガに掲載されていた、淡谷姉弟がそれぞれの学園で繰り広げるドタバタした“入れ替わり”の日々を描く「しゃっぷる」シリーズ短編集。相変わらず帯で隠したニセ粗筋と、カラーページのマンガの弾けっぷりも全開です。

ちょっとした騒動が中心になっていて、何も考えずに雪国・舞姫と周囲の人々のドタバタ騒ぎを見てニヤニヤできる軽さが素敵。特にSEC関連の短編が好きだな。自前の「美少女数値化プログラム」で女の子たちの点数付けをして盛り上がったり、部室に隠されていたお宝の地図を巡って小さな冒険を繰り広げたり…と、そんな男の子達(女性が混ざってるけど)のバカ騒ぎっぷりがたまりません。

青美女子での話は、どうしようもなく肖像画の話のオチが好き。あの「これがせいいっぱい」の文字と、そこに飾られたものから彼女たちが楽しくドタバタやってる姿があふれてくるようで。というか全体的にどのお話も、「その後の話」で綺麗にオチがつくのがたまりませんでした!SECが始めた「ホスト雪国」に興味シンシンで扉の前をうろうろしてる鳥子さんとか、測定結果を元に学園内の●●●の写真を数値化しまくる舞姫とか!

書きおろしは蜜が蝶子さんと出会い、ローズロワイヤルに入ることになったきっけかのお話。これも本編以上にその後のお話が……蝶子さんがあの話の裏で「計画通り」とほくそえむ姿が頭に浮かぶようです…。

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なんて素敵にジャパネスク8 炎上編

[著]氷室 冴子 [絵]後藤 星

帥の宮の企てた陰謀は秘密裏に暴かれた。全て一件落着…したかと思ったが、どこかスッキリしない、ちぐはぐな何かを感じるものの、自分では動きが取れない瑠璃姫。この事件の真相を読み誤っているのではないか…そんな不安を感じていた矢先に、藤宮から思わぬ事実を聞かされて…「帥の宮」編完結!
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決着がついたと思われた帥の宮との最終決戦編。

うわああああ最後の最後で、久しぶりに高彬が有能っぷりを全開にしてるよ!!一連の帥の宮編では瑠璃姫に嫉妬の炎を燃やすばかりでぶっちゃけろくな出番なかったから、余計にその活躍が輝いて見えます。瑠璃姫も違和感程度にしか思っていなかった帥の宮の思惑を見事に見抜き、「畏れ多くも」が口癖の頑固な忠義者が女達の行動に突き動かされて帝の思惑とは違うところで動くという一連の活躍っぷりがもう本当にたまりません。

そして、帥の宮を巡る女達の想いと行動に胸を抉られる。泣いてばかりのなよなよ女房だと思ってた大弐の思わぬ活躍とか、桐壺女御や由良姫の想いとか、本当に意外な人の意外な面ばかりを見せ付けられるお話だったかと思います。特に大弐と由良姫が高彬を動かすためにとった行動する場面はなんとも衝撃的でした。

最後までドキドキハラハラが止まらなかった物語も大団円で完結。
個人的には由良姫や守弥&煌姫のその後、融の恋のゆくえが語られなかったのがちょっと残念…中学時代、夢中になって読んだ物語だったので、作者さんがすでに亡くなられていて、永遠に続きが出ることが無いと考えるとちょっと寂しいものが…。

あらためて、楽しい物語をありがとうございました。

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なんて素敵にジャパネスク7 逆襲編

[著]氷室 冴子 [絵]後藤 星

帥の宮の手によって殺されかけ、川に落ちた瑠璃姫は煌姫の手によって救出された。命からがら生き延びた瑠璃姫は右大臣家ゆかりの別荘に身を隠し、逆襲に転じようとする。ところが同じ別荘に高彬の妹の由良姫に、高彬の兄の春日大納言までがやってきて…!?
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瑠璃姫vs帥の宮、決着編。命からがら助け出された瑠璃姫の前ですでにそれぞれの欲望むき出しな守弥と煌姫が素敵すぎます!病人へのいたわりの気持ちとか、そんなレベルじゃない、もっと壮絶な何かをあじわったぜ……。本当にこの二人は良いキャラ過ぎます。そして更に、死に掛けてる姉姫をほっぽって新しい恋に目覚める融……ほんと、このシリーズで一番の常識人は瑠璃姫なんじゃないかと思えてなりません。皆自分の気持ちに正直すぎる!!

煌姫に救出されてから後は、一気に帥の宮への猛反撃。高彬の兄・春日大納言をやりこめて、高彬をなんとか説得して帥の宮との直接対決に。帥の宮との対決中、部屋の外からそれとなく帥の宮をけん制する高彬がかっこいい。久しぶりに高彬の「有能官吏」っぷりを見たような気がします。

物語は次で完結。どのような終わりを見せてくれるのか、楽しみです。

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なんて素敵にジャパネスク6 後宮編

[著]氷室 冴子 [絵]後藤 星

なんとしても、帥の宮の目論見を暴いてやる!と行動を開始した瑠璃姫は煌姫を帥の宮の元に送り込み、自らも後宮に乗り込む。その頃、後宮では物の怪騒ぎが発生していた。東宮生母である桐壺女御の不遇な扱いに同情する瑠璃姫だが、それが元で思わぬ事を口走ってしまって…
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帥の宮を巡る陰謀劇、急展開!の「後宮編」。ようやく帥の宮の目論見が見えてきた……と思えたのもつかの間、急展開につぐ急展開。特に、瑠璃姫が後宮に上がってからの展開は猛烈に速かった。8巻で終わりなのでそろそろ物語が結末に向けて動き出す頃だろうとは思ってたけど。

瑠璃姫が一人で無茶をするのは1巻・2巻の頃と変わらないのですが、基本的に鷹男の「おてつだい」の域を出なかった1巻、ある意味事件の構造自体は単純だった2巻の事件と比べてかなり複雑な事件になっていて、事件の謎解き自体が非常に面白かった。次期東宮の擁立とか由良姫の入内とか、平安時代ならではの要素がかかわってくるのが楽しい。平安モノスキーとしてはたまらない展開です。

そんな帥の宮の陰謀にたどり着く瑠璃姫なのですが…この辺にたどり着いたのはやはり常識にとらわれない、自由な姫だから?普通のお姫様だったらこんなに頭が回らないんじゃないかという気がしてならないのですが、宮仕えもしておらず、宮廷の情勢も高彬から伝え聞くだけのはずの彼女がここまで頭が回るのがちょっと不自然に感じなくもなかったり…まあそのへんは、少女小説だし深く気にする部分ではないのですが(それ以上に、急展開する物語が面白いので)

しかし、ようやく帥の宮の陰謀が見えてきたとおもったら…まさかまさかの急展開!そしてそのまま次巻へ続く!!これリアルタイムで見てたらさぞかしヤキモキしただろうなあ。

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おと×まほ7

[著]白瀬 修 [絵]ヤス

彼方の前から姿を消したモエル。探しに行こうとする彼方だが、思わぬ人物からそれをモエル自身が望んでいないと告げられ、思い悩む。一方、事態を知った留真、依、いいんちょ、エフェクトはそれぞれの思いを抱き、行動を開始する…
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かなたん、ついにレベルアップ!のシリーズ第七弾。やっぱり魔法少女はレベルアップしたらコスチュームチェンジが基本だよね!というか王道まっただ中の魔法少女モノになってて、凄く面白かった!!このシリーズ、やっぱり変に萌えを狙うより王道一直線な熱血バトルやってくれたほうが全然楽しい。

とにかく、お約束全開な展開が楽しい。仲間の一人が主人公の安全と引き換えに逃げ出してきた相手の所に自ら戻るとか、日常パートでラスボスとニアミスとか、戦うことに迷った主人公を見た仲間達が主人公抜きで敵の本拠地に乗り込んで窮地に陥るとか。敵の本拠地戦では主人公を前に進ませる為に仲間が一人ずつ途中に現れた敵とタイマン張っていく、というのが基本だよね!!モエルとエフェクトと魔法少女達がどれだけ彼方を仲間として信頼しているかも凄く伝わってきて、本当に読んでいて楽しかった。

そしてこれまでずっと彼方の弱点として言われてきた「性別が女でない故に魔力の制御ができない」という部分を、こういう風に補うとは!もう女体化しか打開策がないのかとヒヤヒヤしていたので、本当に安心したよ。ただ、個人的にはちょっと新しくなったコスチュームの変更点が分かりづらかったかなあと。杖以外の描写を完全にヤスさんの挿絵に頼ってしまっているのは流石にズルいかと(「え?これってどこが変わったの?」って地の文を2回くらい読み返しちゃったよ!地文の描写的には何も変わってないじゃん!)。そしてその挿絵もちょっとどこが変わったのかわかり辛い…

とりあえず今回のお話でモエルの秘密と留真達が所属する(していた?)組織に関する謎とかはひと段落ついた訳ですが、ここにきて白姫一家に関する謎が深まった感じ。何か秘密がありそうな此方母さんが今後どのように動くのか、今後の展開がとても楽しみです。




余談ですが、同時発売されたすえみつぢっかさんによる漫画版がものすごく面白いです。基本的には原作の内容をそのままなぞっているだけなのですが、バトルシーンも気合入ってるし、個人的には彼方がちゃんと可愛いけど「少年」として描かれていることがすごくポイント高い。

言葉にするのは難しいのですが細かい表情とか体つきとかが、ちゃんと「男の子」なんだよなー。原作の彼方も好きなんだけど、全体的に「男の子である必要性」が低いことが最大の不満点だったので。

特に変身シーンの変態的なアングルには本気で感動した!
これは良い変態マンガ!!(※褒めてます)

4797353562おと×まほ 1 (Flex Comix)白瀬 修(原作)
ソフトバンククリエイティブ 2009-03-11

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「2008年下半期ライトノベル萌杯」投票します(※パッション増量当社比150%)

ラノサイ杯のシステム流用して、キャラ萌え投票ってどうよ?
メインとなるのはキャラ萌えであるため、作品自体の出来は全く問題ではありません。この方式なら投票自体が目的にはならず、思う存分自分のサイトで萌え心を発揮していただけます。メカ萌え? 動物萌え? ご自由にどうぞ!
ていうか、投票するのはただのおまけで、好きなキャラについて語ることこそが真の目的であるとあえて断言しましょう!

というわけで投票します。というかなんかもう、投票せざるをえないと思った。パッション全開の萌え語りに加え、個人的にツボに入った場面の引用等もございますのでネタバレとかを細かく気にする方はご注意ください。心の準備が出来たら「続きを読む」をクリックするんだ!

なお、書影は該当キャラが映っているものを率先して表示させているので期間内・期間外・関連メディアなどぐちゃぐちゃですがその辺はご容赦ください。本当はもういっそ、自分で絵描くしかないんじゃないかと思ったんですが語りに時間掛けすぎてそんな暇なかったっていう!!っていうか男子キャラも表紙に出してください!!

…とりあえず最初に一言。長いよ?
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